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ギスギスした関係を使い捨てにしない思考法


人間関係が悪化した状態を表すオノマトペとして、
「ギスギス(する)」という擬音語がある。

なんだかこの人とはソリが合わないな、
話が嚙み合わないな、
なんでそんなこと言うの???

こんな疑問符で頭がいっぱいになり、自分の価値観・
意見と、他人のそれとの違いが楽しめなくなる。
あるいは、解り合えないことへの苛立ちや
悲しみに囚われてコミュニケーションに不協和音が
生じる。

そんな時、人間関係はギスギスする。

そのギスギスをうまく修復できるか、それとも
破綻して終わりになるかはご縁によりけり、
という部分もある。

しかしたとえお別れし、そこで完全にご縁が切れる
ことになってもその人を恨まず、出会い自体を
後悔しないよう、心持ちを整えることは十分可能だ。

具体的には、
①少しでも相手と解り合えた部分や
お世話になった出来事があるならそこに感謝すること。


②やり取りしていて嬉しいと感じた瞬間の記憶を
大事にすること(これをポイ捨てしてはいけない)。

③別れた事実に執着しない(誤解が元で別れた場合は
のちに関係修復に至るケースもある)。

自分にとってまだご縁が切れてない相手ならいつか
またどこかで出会う、
そうでないならまた新たな出会いがある

ということを意識する(これはとても重要)。

もちろん、法に触れるような酷いことをしてきた相手を
無理に許す必要などないし、この世にはしっかり縁を
切らなくてはならない危険な相手もいることは事実だ。

しかしそれはそれとして、他者との関係がギスギスして
亀裂が入り、ご破算となった場合、単に悪い出来事として
記憶の彼方に葬ってしまうのはあまりにもったいない

と私は思う。

その相手を恨んだりせず、自分を過度に責めることもなく
一つの大事な人生経験・教訓へと昇華させる
それができた時、過去のギスギスも心の中で再生可能な
エネルギーとなり、今から未来にかけてのより良い
人間関係構築や縁結びに役立つ
、と信じているからだ。


ともあれ、これまでにお別れした人々も含め、
全ての出来事・出会いに感謝し、今後のより良い
人間関係構築に活かしていきたいものだ。

自分も含め人間は未熟な生き物だし、完熟した完璧人間
に出会いたいと考えるのは一種の「青い鳥症候群」
みたいなもの。
求めてもけして得られない。

だからこそ、自分の過ち・未熟さを認めるのと同じように、
他者の過ちや未熟さも許し、
抱擁できる自分へと成長していきたい。





最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m







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