【日本のウイスキー100周年】 『究極のコラボウイスキー』5品が爆誕!
■日本のウイスキー100周年
日本での本格的なウイスキーづくりは、1923年、サントリー(当時の社名は洋酒の寿屋)の創業者:鳥井信治郎が、山崎での蒸溜所建設を発表したことに始まりました。
その「日本のウイスキーづくり」の100周年に当たる2023年は、様々な企画が催されています。
今回、4年ぶりに開催された「Tokyo Bar Show」にて、度肝を抜くウイスキー5品が発表されました!
◇Tokyo International Bar Show
Tokyo International BarShow 2023 ~ The New Flow Begins! ~ (tokyobarshow.com)
今回は、このウイスキーについてご紹介します。
■限定ウイスキー『Fellow Distillers』5種
この「Tokyo Bar Show」で発表されたウイスキーとは、
Fellow Distillers = 蒸溜家 仲間
どういうウイスキーかというと、
の5社が、お互いの原酒を取り寄せて、
したということなのです!
すげー! マジか!?
■そもそもライバルではないの?
これについては、ウイスキーマガジンの記事が詳しいので、引用します。
日本のトップブレンダーたちが手を組んだ夢のウイスキー | WHISKY Magazine Japan
■「美味しいものをつくりたい」という志
日々、競合他社との熾烈な競争を繰り広げている酒類業界の営業現場のセールススタッフ。
もちろん、敵愾心MAXで、日々の営業を繰り広げているわけです。
多方、生産スタッフの方では、
を持って、商品をつくり上げています。
その志同士が結びつくと、化学反応を起こして、新たなモノ・コトが誕生することがあります。
まさに今回の「Fellow Distillers」というウイスキーは、この「志」が結びついたことによる化学変化から、誕生したものだと思います。
少し似た事例としては、サントリーによる「ジムビーム買収」があります。
当然、主導権を巡る思惑もあり、最初は少しゴタゴタしたようです。
その最初のゴタゴタを解消したもの、それが「生産現場スタッフの交流」だったとのこと。
サントリー新浪社長「株主資本主義への逆風、日本企業への追い風ではない」:朝日新聞GLOBE+ (asahi.com)
生産者の「美味しいものをつくりあげたい」という純粋な志は、企業や国境、世代、男女などを超えて、まさにダイバーシティを実現するのかも知れませんね。
■ウイスキーラバーズ名古屋にて
ウイスキーラバーズ名古屋2023が、2023年5月21日(日)に開催されました。
現在、名古屋在住の私もそこへウイスキーを嗜みに行ったわけですが、象徴的なシーンを見かけました。
会場の隅っこで、サントリー福與伸二氏(チーフブレンダー)と、ベンチャーウイスキー肥土伊知郎氏(マスターブレンダー)が、何やらテイスティングをしながら、楽しそうに談笑していました。
今思うと、これは今回の「Fellow Distillers」に関係する原酒のテイスティングをしていたのかな?と思います。
本来はライバル関係ともいえる別のウイスキーメーカー同士が、楽しそうに会話をしているのが印象的で記憶に残っていましたが、今回の「Fellow Distillers」の誕生からも伺えるように、普段からそのような
なのだなと、妙に納得しました。
■1話におさまり切らず・・・
次回も、この「Fellow Distillers」について、ご紹介します!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?