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地方移住した先でこんなワードが出たら要注意

地方へ移住していました。

移住前に住んでいた所は、関東地方。
そこからだれもが思う「ド田舎」に移住しました。

職場も変わりました。当然、みんな知らない人。

同じ日本でも場所が違えば、話し言葉が違ったり、
職場のルールが似ているようで違ったりします。

たとえるなら暗闇を歩いているようです。
だいたいわかっているんだけど、たまに段差につまづく。
普通はないでしょ、と思っていたところに段差があったり、壁があらわれたり。

なので仕事の進め方もわざわざ聞きます。
聞くようになりました。
確認しなくていいようなことかどうかもわからなくなって
わざわざ聞いて進めます。

ただし、知らないのは私だけ。

ですから職場では圧倒的にマイノリティです。

みんなに合わせないといけません。
いけないこともないんですけど、
たとえ私の提案が正論でも、効率的でも、合理的でもなんでも、
マイノリティーがルールやしきたり、やり方、進め方を変えていくのはかなり時間と労力がかかるんで、合わせることになります。

違うな、と思ったことを口に出したり、
おかしいことをおかしいと言ったり、
新たな提案をしたりしてみたところで、
変化には時間がかかります。
急には変わりません。

制度を設計しているのはマジョリティ側なんです。

マジョリティ側が耳をかたむけてくれない限り、
それは私の問題として流されます。
組織の問題ではありません。
個人の問題として扱われます。

多様性のある社会なんて最近よく耳にしますが、ど田舎に多様性はありません。

同質の集団です。私とそれ以外があるだけです。

みんなそれが当たり前で、そういうことでやってきたんです。

そもそもそれで回ってるんですから、問題とも思いません。

マジョリティ側は理解は示してくれても、
変わるってことはなかなかありません。

困っている自分を心配して声をかけてくれるなんてありません。

問題をキャッチするような精度の高いアンテナに期待してはいけません。
田舎は基本同質の集団です。
厳しいですがこれが現実です。

ただ、移住の受け入れに積極的な場所ならまだ違うと思います。
新しい人や情報に慣れていて、
受け入れてくれます。

大切なことは流動性だと思いました
人の動きが活発な場所では、モノや情報も移動しますので、
新しいモノや異質なものをキャッチするアンテナが立っています。
異文化に対するアレルギーは少ない。

流動性の低いど田舎では異質に対するアンテナはありません。
必要ないんです。
みんな同質ですから。

なので特段ど田舎の人が不親切というわけではないんです。
ただ、接し方が下手だったり、アンテナがないだけなんです。

個人的にはマイノリティの視座を経験することができて感謝しています。
同質の中にいてはわからない、
頭でわかったつもりできっとわかり得ないだろうものを、
経験することができました。

そんなど田舎でよく聞いたワードがこれ。

今日のテーマですね。

「チーム○○でがんばりましょ」

職場や所属先の団体などで、
「チーム○○で頑張りましょう。」
これホントによく聞きました。

個人的にはこのワードにはネガティブさしか感じません。

どういうことかというと、
チームっていうわりには情報が回ってこないんです。

先程のアンテナの話をしましたが、
前例踏襲の同質の集団の中では、
情報の共有が抜け落ちちゃっているんですね。

情報回ってこなくて、私だけ通常出勤しちゃったよ。
とか、これどういうこと?
どうやって進めていくの?
のオンパレードです。

チームになれねーよ。

チームなのに情報の共有できてないよ。

簡単に「チーム○○でがんばりましょ」が言える組織は、
異質へのアンテナが乏しい、
同質性の集まりである可能性が高い。

なので「チーム○○で」というワードが出てくる移住先には注意が必要です。

そこ、ほんとうにチームですか?


個人的には地方移住してみてよかったです。
同じ日本で違いがあるなんて、想像もしていません。

こんな貴重な経験ができて今では感謝しています。


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