婚活女子は、婚活の相談を婚活女子にしてはいけない~中編~

婚活中の女性の皆さん、お元気ですか?

昨日は、相談相手を間違えると、事態が思わぬ方向へ進んでしまう危険性について書かせて頂きました。
勉強の相談は勉強のできる人に、ダイエットの相談はダイエットが成功した人に相談します。みんな普通にしていることです。ところが、この普通通りに行動しないということが起こりえます。
昨日の例で言えば、ベテラン社員の方が投資をするかどうかの相談を、投資で成功した人にではなく自分の奥さんに相談しました。この方は会社で一番仕事ができ、私も尊敬する方でした。知性、理性共に兼ね備えた方です。投資の相談は、投資で成功した人にするということぐらい当然分かっていたと思います。しかし、自分の奥さんに相談して、投資はしないという判断をしました。その時に投資した他の社員の現在の状況を見れば、その時は投資を始めるべきだったというのが正解でした。
なぜその方は投資で成功した人ではなく、自分の奥さんに相談したのでしょうか。

投資をするには最初お金が出ていきますので、単純に奥さんの許可が必要だったということがあると思います。しかし、もっと大きな要因があると思います。
それは、「不安」です。人は不安になると、とりあえずそばにいる人に相談をするのだと思います。これは誰しもが経験があり、理解できることではないでしょうか。
そして、相談をした相手が真摯にやさしく話しを聞いてくれると安心します。不安な時に安心することができる。これほど心強いものはありません。問題なのは、不安で理性が飛んでいるのですが、安心したからといって理性が戻ってくるとはなりません。安心できた安堵感からなのか、もう不安には戻りたくないとなります。相談相手を間違えて、解決にはならない答えが出ているということは意識しない状態になってしまいます。

婚活というのは、不安になることが多いものです。結婚したいという願望があるのに、前に進まない。せっかく行動しているのに、成果が出ない。未来が見えてこなくて、自分はどうなってしまうんだろうと怖くなってくる。
これは、誰でも当然不安になります。不安になって身近な人に相談します。この場合の相談相手として適切なのは、婚活で成功した人です。しかし、婚活で成功した人が身近にいるというのは、なかなかありません。婚活をしたことがある人が少ないというのが現実です。そもそも婚活って何?という人のほうが多いです。
相談した相手が真摯にやさしく相談に乗ってくれたとしても、婚活を成功させるということに対しては要領を得ない答えが返ってくる可能性が高いです。そんな答えが返ってくれば、一時は安心できたとしてもまた不安になってしまいます。この不安から逃れるには、婚活をやめることです。婚活をやめれば不安からは逃げられます。婚活をやめて結婚の可能性がぐっと低くなるという現実があるのに。婚活をやめれば結婚の可能性が低くなることぐらい分かっているのに。しかし、そんなことより不安から逃げることができた安心のほうを選択してしまうのです。不安というのは、怖いものです。正確には不安によって判断力がなくなるということが怖いのでしょう。

婚活の相談相手として婚活女子を選んではいけないということについては、次回書かせて頂きます。

あなたに幸が訪れますように。

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