衝撃のリモート面接…?
そもそもねぇ。最初っからおかしかったのよねぇ。
5月の半ば頃。
ワタシはある求人情報を見ていた。
老人介護施設、調理業務、経験者のみ。時給1,200円。
…1200円かぁ。
前職より、200円以上時給があがるなぁ。
たかが1200円。
されど1200円。
長いこと派遣で働いていたこともあり、決してその時給が好待遇ってほどでもないことはわかってる。都内に出て、OLの真似事をしていた数年前は時給1,500円は下らなかったし。
けど年齢から言ったら、そうも言えないのかな?
そしてワタシは、OLの真似事はもうできないだろうし(笑)。すぐ飽きちゃって。
飲食業のバイトで、1200円は破格といってもいいのかも。
実はこの直前に、1300円で同じような求人に応募した。1300円はそれこそ破格中の破格だなって。
が、落ちた(笑)。もう決まったって。
やっぱ時給が高いところはさすがに応募率が高いんだろうなって。
なので、こちらもダメ元だなって応募してみた。
今時は、採用受付もどっかのバイトのお姉さんが対応してるんだろうね。
雛型の応募要項の確認の電話があって、事前に履歴書もメールで送れって。
うちの年代でも、きっとPCの扱いも苦手な人も多いだろうにね。時代がそうなったって話よね。
応募してから4日後くらいだったと思う。面接の約束したの。
面接の予約が16時。zoomでリモートだって。これまた今時だねぇ。
画面越しって、それはそれでちょっと緊張よね。
だから自宅で、約束のその時間にPCの前に座ってたさ。
…1分待ったさ。
…3分待ったさ。
5分経って、もらったアドレスが間違ってたのかと思い、採用受付に電話したよ。
そしたらお姉さんが確認して折り返し電話くれるってさ。
やばいな、相手待たしてるのかなぁって。
それからしばらくして、連絡が入りました。
メールでやりとりしてた、採用担当本人から。
「あ~、申し訳ないんだけど今他の仕事で手が離せなくて。」
はっ??????
「なので、日を改めるか、1時間ほど後からでもいいですかね?」
へ?どゆこと???
ワタシの思考回路が迷宮に入った。
採用担当が、面接時間を忘れて他に仕事してるって、なんなん???
そもそも、もしこれが対面面接だったとして、相手が待ってるのに、
「いやぁ、忙しいんで後日にしてもらえます?」
とか言えるんかい???
あほだ。こいつ。
完全にワタシはそいつに猜疑心を固めた。
もしそいつが直属だったらその時点で面接なんか断ってた。
けど。幸か不幸か、そいつは本社の人間で、直接仕事で関わることがほとんどないことがわかっていたので、とりあえず日を改めるのもメンドーなので、1時間後に面接をすることにした。
相手に対して猜疑心はあったけど、落ちてもそれこそどうでもいいやって気持ちもあったしで。
1時間後、そいつから連絡が入った。電話が繋がった瞬間に、車の中にいるだろうことが予測された。
「あ~、リモートって言ってたんですけど、このまま電話でお話させていただいてもいいですかねぇ?いただいた履歴書は今見てますんで。」
って、まさかのリモート面接もなしっ!?
社会に出てから30年が経つが、電話のみで面接ってのは初めてだよ。
もうびっくりしすぎて半笑いしちゃったし。
こんなの採用担当で大丈夫なの?という、さらなる猜疑心が膨れ上がったけど、まぁもういいよ、好きにやってくれって。
ま、実際聞かれることも聞くことも、だいたい誰もが決まってるしね。
というか、前職を辞めた理由は聞かれたけど、あとはもう向こうが条件の話のみ。そこで予想外だったのが、応募した施設はもう人員が確保されちゃったってこと。そんなに人が集まる業界ではないと思うんだけどなぁ。とは思った。ま、これも今となっては本当かね?って話なんだけど。
けど他の近隣施設もあるから、後日また連絡しますって。
話した感じで、こりゃどっかには採用なんだろうなぁとは思った。
向こうにしてみれば、バリバリ経験者だし近隣だし。
けどだいじょぶなんかなぁ。。。
とは当然思いました。
そういえば、年下の上司?社員?とかってのも初めてかも。その担当者。
メールに顔写真が載ってたからたぶん30代くらいなのかな?
それにしても、外部に当たる応募者に対してそういうことするのって、対外的な悪評価を晒すことになるってことがわからないんでしょうかねぇ。
が、まぁね。この人とは日常関わらないわけだし。
実際採用になったら事前に一緒に働く人と話してみて、それからだな。
そんなことを思ったわけでありました。
その後、いろいろすったもんだもありましたが、結局その会社に入ることにしたわけですけどね。
やっぱりね。
最初の印象って絶対大事。
自分の感は、案外正しいのであるよ。
っていう感想に尽きます。
いいも悪いも、採用担当ってその会社の「顔」なんだなって。
入った会社はその人同様、なかなかにぶらっく臭の漂う会社でございまして。。。
そんな話もまたいつか。
次回からは、いよいよ初出勤からの話を書いてみたいと思います。
では~。
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