面白いほど受注が取れる!クラウドソーシング用提案文の作り方

クラウドソーシングでライター仕事が取りやすくなるコツを発注者視点で解説していきます。今回は受注率がアップする提案文の作り方について。最後にはテンプレートとチェックリストも用意したのでご活用ください。

仕事が取れるプロフィールを作って、募集一覧から興味のある仕事を見つけたら、どんどん提案(応募)して仕事を受注していきましょう。

提案文の文字数は500文字

発注者は同時にたくさんのライターさんの提案とプロフィールを確認するため長文はあまりおすすめできません。文字数は多くても500文字。コツは募集内容への返答をメインに職務経歴や趣味趣向の説明を短くすることです。

たまにあるのが、記事作成の提案のつもりが職務経歴を書いているうちに力が入ってきたのか身の上話になってしまっている提案文。書き終えたときに文字数がオーバーしているようであれば500文字以内に調整しましょう。

相手のビジネスモデルを想定して提案する

提案は記事の内容のことばかり考えてしまいますが、相手のビジネスモデルや掲載先サイトをイメージすることはとても重要。記事の用途を想定した提案をすることで「この人は丁寧な仕事をする人だな」という信頼感が芽生えるためクラウドソーシングでは受注率が大幅に上がります

とはいえ募集の中にはビジネスモデルや掲載先サイトの詳細が明記いない場合もあるため、読みが外れても構いません。相手の背景にまで気を配って提案することに価値があるわけですね。

例1、アフィリエイトサイトっぽい場合
もし掲載先が広告収入モデルのWebサイトなら検索エンジン対策は重要かと思いますのでキーワードや共起語を意識して記事を作成させていただきます
例2、お酒に関するWebサイトの場合
サイトの記事を拝見させていただきました。読者層はお酒は好きだけども詳しくはないビギナーという印象を持ちました。専門用語を使わずわかりやすい記事作成を心がけます

もし【掲載先】が【特徴】なら【提案】のような記事を作成します」このようなifの言い回しはとても有効なので確実に使いましょう。

発注者の「恐れ」を払拭する提案を心がける

ニーズを満たす提案文も大事ですが正直なところ、それだけでは不十分。提案文には発注者の恐れを払拭できるような内容を盛り込むことも大切です。クラウドソーシングを利用するにあたって発注者が恐れていることは…

コミュニケーションコスト!

コミュニケーションコストとはメッセージなど双方で必要なやり取りの頻度。主には「指示書と異なる内容で納品されて修正が多い」「納期が遅れても連絡がこないから催促しなきゃ」「メッセージが返って来ない…」など、コミュニケーションコストが高いと発注者の手間が増えてしまいます。

発注者はライターへの依頼以外にも編集・校正、公開作業、記事の企画や指示書の作成、アクセス解析をして社内共有などやることが盛りだくさん。特に質よりも量を重視するクラウドソーシングには「あまり手間をかけたくない」というのが本音です。

そのため、提案文ではコミュニケーションコストを意識して手間がかからなそうという印象を与えることが大切です。

例えば「差し戻しのお手間をかけないように仕様をしっかりと把握してから記事を作成します」「納期は厳守しておりますが、不測の事態で納品が遅れる場合は必ず事前にご連絡させていただきます」「メッセージは確認次第すぐに返します」など、この一文だけで有利になります。

想いや実績よりもプロットでアピール

発注者とはワガママなものでニーズに沿った提案をもらい信頼感が湧いてくると「実力は大丈夫?」と別の疑いを持ちはじめます。正直なところ、サンプルをもらいたいというのが本音ですが、ランサーズもクラウドワークスも契約前業務は規約違反なのでサンプル記事のやり取りはできません。

そのため実力は過去の記事や実績で示すことになりますが、実績がない未経験者の方は示せるものがないため、立場が弱くなってしまいますね。

そこで未経験の方が提案文に盛り込みたいのがプロット。プロットとは記事の構成を短くまとめたもので簡単な内容で構いません。以下では、クレジットカードに関する記事作成を例にプロットを作ってみます。

タイトル:プラチナカードは年収いくらから?取得条件を調査!
見出し1:プラチナカードとは?
見出し2:プラチナカードの取得条件と申請方法を各社まとめてみました
見出し3:プラチナカードの嬉しい特典ベスト3
クレジットカードを社会的ステータスと考える男性社会人向けにプラチナカードの年収条件や申請方法、特典をまとめた記事を作成します

たったこれだけでもライターの趣向や実力を表現することができます。僕が発注者の時はプロットを気に入れば即発注していました。

【細かいコツ】名前と疑問符を入れると効果的

細かいですが相手の名前を提案文内に入れると読まれやすくなります。発注者の名前がわかれば冒頭の書き出しを「〇〇様 はじめまして~」でもいいですし、わからなければID名や企業名を入れても良いでしょう。僕がクラウドソーシングで仕事を取っていたときは提案文の冒頭と文中それぞれに1回以上、相手の名前を入れるようにしていました。

あとは「〇〇のような記事が合っているかと考えましたが、イメージは合っていますでしょうか?」など疑問符を入れると印象に残りやすくなります。

受注率が上がる提案文のチェックリスト

□ビジネスモデルやWebサイトの特徴を押さえた提案になっているか

□テーマに対して自分で合格点を出せるプロットを作れているか

□コミュニケーションコストのネガは払拭はできているか

□相手の名前を使い、疑問符を使えているか

□全体が500文字に収まっているか

提案文のテンプレートと例(約500文字)

▼提案文のテンプレート
【挨拶】
【応募理由】
【プロット】
【ネガティブ払拭】
【経歴もしくは実績】

【挨拶】
〇〇様
はじめまして、ライターの〇〇と申します。「クレジットカードに関する記事作成」についてご提案をさせていただきます。

【応募理由】
貴サイトを拝見したところ読者層はクレジットカードを社会的ステータスと捉える30代~のビジネスマンとお見受けしました。もしそうなら私もカードのグレードアップを行っているため、体験談を含めた良い記事が作成できると考え応募させていただきました。

【プロット】
タイトル:プラチナカードは年収いくらから?取得条件を調査
見出し1:プラチナカードとは?
見出し2:プラチナカードの取得条件と申請方法まとめ
見出し3:プラチナカードの嬉しい特典ベスト3
クレジットカードを社会的ステータスとするビジネスマン向けにプラチナカードの年収条件や申請方法、特典をまとめた記事を作成します

記事のイメージはいかがでしょうか?〇〇様の方で具体的な指示がございましたらご教示ください。

【ネガティブ】
納期厳守はもちろん、お手間をかけないよう指示書通りに記事を作成します。メッセージも確認次第すぐに返答させていただきます。

【経歴もしくはライター実績】
文章を書くことが好きでクラウドソーシングにてライター活動をはじめました。職業や趣味など知見がある分野のみ執筆を行っております。

最初は外して当たり前、受注できればラッキー

未経験者が目標にする受注率は10~15%。ただクラウドソーシングには素晴らしいスキルや実績を持つ人はいても、定型文コピペ提案で損をしている人はたくさんいるので、未経験の方でもチャンスはたくさんあるかと。

今日お伝えした提案文の作り方は僕が実践していて受注率59%という数値が出ているため悪くはない方法だと思います。プロフィールと提案文がしっかりできれば未経験者の方でもどんどん受注できるので、ぜひ実践してみてください!

【済】未経験者向け!クラウドソーシングでライターとして仕事をする方法
【済】仕事が取れるプロフィールの作り方
【済】やっていい仕事やってはいけない仕事
【済】受注率がアップする提案の作り方
【次回】最低限知っておきたいSEO記事の作り方
・発注者が求める体験談記事の作り方
・商品・サービス紹介記事の作り方
・仕事が取れないときに見直すポイント
・文章を早く、上手く書くための練習法
・先に知っておきたい書き仕事のストレス
・継続して発注したくなるライターの特徴
・知っておこう!地雷案件の傾向と対策

※順番や内容は変わる可能性があります

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