仕事が取れるプロフィールの作り方~クラウドソーシング編~

前回は未経験者向け!クラウドソーシングでライターとして仕事をする方法ということで全体像を紹介しましたが、今回は仕事をする上で欠かせないプロフィールの作り方について解説していきます。※僕が使っているのはランサーズですがクラウドワークスなど他のサービスでも応用できます

僕がクラウドソーシングで発注するとき、提案がよくてもプロフィールで疑問を抱いて依頼を見送る人が少なくないので実体験を元に解説しますね。

まずは本人確認申請から

本人確認を行わなくても仕事をすることはできますが、仕事の受注率を上げるためには必ずやっておきたいところです。

なぜなら発注者は「ちゃんと仕事ができる人か。進行中に連絡が途絶えてしまう人ではないか」という疑念を持って選別を行います。本人確認のみで信頼を証明できるわけではありませんが、印象は確実に良くなります。

発注者は仕事に応募があった人のプロフィールは必ずと言っていいほど見ます。同じようなスキルを持つ人がいた場合、確実に本人確認が行われている方を選びますのでまず最初にやっておきましょう。

プロフィール写真は顔を出すとGOOD

写真も発注者の印象に大きく影響するので大事なポイントです。プロフィール写真に顔が出ていると仕事への本気度がうかがえるため、発注者は好印象を抱きやすくなります。

あと、これは個人的な見解ですが、履歴書のようなスーツでかしこまった写真よりも、私服の朗らかな写真の方が良い印象を持ちやすいです。

クラウドソーシングは職歴よりも案件にマッチしているかが重要視されるので、ライターの場合はしっかりとした社会人というより、フリーランス風の柔軟なイメージの写真を使用した方が良いでしょう。

顔出しをしたくない場合はイラストや風景写真でも良いですが、デザイン性の高いものを使用すると印象が良くなりやすいと思います。

プロフィール文章は簡潔かつポジティブに

プロフィールは発注者へ熟読の手間を与えず簡潔にまとめていきたいところです。特に職務経歴が他業種にわたる方は要注意。

すべて細かく書いていると発注者は「この人、何が得意なんだろう」と頭の中に?が増えて読み飛ばしていきます。プロフィールは職歴簡潔、知見分野厚め。補足情報として職歴を用いるイメージです。

あと注意したいのがガード文。「初心者ですが頑張ります」「子育て中のため時間は限られますが~」など、自信がないうちはこのように書きたくなる気持ちもわかりますが、僕のような発注者だと「案件進行中にこれを言い訳に出されたら困る」という判断で依頼を見送ります。

発注者がプロフィールをみるときはネガティブな情報が目に留まりやすくなります。虚偽がはいけませんがアルバイト経歴、退職・転職理由や実績の少なさ、家庭事情など書く必要のないことは省き、出来ることをよりポジティブな表現で書いていきます。

僕のプロフィールはこんな感じです

以下は8年前なので今のプロフィールはだいぶ変わっていますが、以下3点をポイントに書いていますので参考にしてみてください。

1、冒頭に相手のメリットと引き受け可能業務を簡潔にまとめる

2、得意なこと苦手なことを明記する

3、職歴・実績などはすべて箇条書きでまとめる

-以下、プロフィールです-

メールや電話の即レス、納期、その他の約束事は必ず守ります。フリーで活動しているため取材はもちろんその他のライティング案件もフレキシブルに対応できます。

■得意な案件
・コピーライティング全般(セールス、求人広告等)
・内部SEO、コンテンツ充実を意識した記事作成
・ブログ・メルマガの執筆代行
・オウンドメディア・SNSなどのWebサイトディレクション

■苦手な案件
・デザインを伴う成果物の納品
・指定テンプレートでの記事作成
・量産型の記事作成
・写真撮影・画像加工
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■主な社会人経験

・Web広告代理業
・インターネットメディア広告業
・ライター業

■過去の取引業種

・大手〜中小企業の求人広告コピー制作
・子供服ブランド
・多店舗展開エステサロン
・まつ毛エクステ専門サロン
・アロマオイルメーカー
・カイロプラクティック
・インテリアコーディネーター資格スクール
・WebPR会社
・情報商材販社 

■上記の中でこんな仕事をしてました

・求人広告・パンフレット・特設ページ制作
・ブログのゴーストライター
・ステップメールを使ったEメールマーケティング
・HTMLメルマガやセールスページのコピーライティング
・SNSコンテンツ制作
・取材コンテンツ制作
・SEOコンテンツ制作

プロフィールのテンプレート

プロフィールのテンプレートを以下のように作ってみましたので、何を書こうか迷っているという方は参考にしてみてください。リード以外はすべて箇条書き。長文よりもテクニックが要らずまとめやすいのでおすすめです。

【リード】

リード文とは導入部分のことで全体を要約する文章を指します。ここで相手方のメリットを書くと効果的。ライターの場合は納期やレスの遅れ、業務放棄が懸念されているので、それらを払拭する文言を盛り込むと効果的です。

例)エンターテインメント分野の体験談や解説記事を得意としています。納期は厳守、レスは〇時間以内に返します。引き受けた仕事は最後まで責任を持って担当します。

【得意な案件】

【苦手な案件】

得意な案件、苦手な案件は箇条書きにします。例えば、得意な案件は体験談記事、苦手な案件はSEO記事など、募集一覧を参考に書いていきましょう。

【知見や興味のある分野※重要】

未経験者に記事を発注する場合、発注者はこの情報を求めています。アニメ、ゲーム、家事、子育て、投資などジャンルを箇条書きにまとめていきますが幅が広すぎると疑問を持たれるため「エンタメ」「ビジネス」「ライフスタイル」といった大枠のカテゴリを意識して統一感を出しましょう

【社会人経験】

業種(担当業務)のように箇条書きで書いていきます。有名企業の職歴があれば効果的ですが、そうでなければ業種と担当業務で十分です。

【実績や資格※ある方のみ】

職歴やプライベートで記事制作に関連する実績や資格、クラウドソーシングの実績がある方は箇条書きで記載しましょう。ない場合は不要です。

その他の項目も可能なら埋める

ランサーズの場合ですがプロフィールのほかにも「ビジネス経験」「スキルセット」「ポートフォリオ」「スキル」と様々な項目があります。

発注者がメインで見てくるのはプロフィールですが、可能であれば他の項目も埋めていきましょう。

とはいえフリーで仕事をするのがはじめての方、職務経歴が少ない方は埋められる箇所も少ないと思いますので省いても大丈夫です。プロフィール以外の項目を埋められるのはある程度実績のある方のみ。

未経験の人は本人確認、写真、プロフィールを充実させるだけでも十分仕事を取って行けますのでご安心を。

プロフィールは引き算がコツ

相手に信頼してもらうためにはたくさんの情報を与えなくてはなりませんから、本気で仕事を取ろうとすればするほどプロフィールは何から何まで細かく書いておきたい気持ちになります。

しかし、発注者は複数人から選定していますから長い文章を熟読してくれる可能性は極めて低いでしょう。また、長文をまとめるためにはテクニックが要るため、一生懸命書いても逆効果という悲しいパターンもあります。

そのためプロフィールは未経験の方は募集一覧の中から具体的に取りたい仕事をイメージして、立派な職歴であろうとも沿わない情報は省くというのがコツです。

仕事が取れるプロフィールのチェックリスト

□本人確認は済んでいるか

□プロフィール画像は顔写真が出ているか

□リード文で発注者のメリットと得意仕事を簡潔にまとめられているか

□職歴・実績は箇条書きで見やすくなっているか

□ライターを名乗る上で不必要な情報が掲載されていないか

上記5点をチェックして問題なければプロフィール作成は終了です。ということで今回はここまで。次回はやってもいい仕事でやってはいけない仕事について解説します。ステマや捏造案件の見分け方ですね。


【済】未経験者向け!クラウドソーシングでライターとして仕事をする方法
【済】仕事が取れるプロフィールの作り方
【次回】やっていい仕事やってはいけない仕事
・受注率がアップする提案の作り方
・最低限知っておきたいSEO記事の作り方
・発注者が求める体験談記事の作り方
・商品・サービス紹介記事の作り方
・仕事が取れないときに見直すポイント
・文章を早く、上手く書くための練習法
・先に知っておきたい書き仕事のストレス
・継続して発注したくなるライターの特徴
・知っておこう!地雷案件の傾向と対策

※順番や内容は変わる可能性があります


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