見出し画像

水面と写真と絵と

今回の記事は、リンクが多くてちょっとみづらいですが、リンク先もご訪問いただきながら、おつきあいいただけると嬉しいです。


普段なかなか見られない景色をnoteで拝見するのが好きです。
その中で最近気になるのが湖面。


(「水海」の意)陸地の内部にあって、池や沼よりも広く深く水をたたえている所。

学研現代新国語字典 改訂第四版

スローシャッターを使った不思議な湖面

スローシャッターでびわ湖の情景を追いかけているannonさん。ご自身の写真のテーマをこのように書かれています。

スローシャッターであえて波を消すことによって立ち現れてくる世界は、普段見慣れている琵琶湖の風景とは全く違う静寂な異世界なんですよね。

このコメントは下記のマガジン記事のコメント欄に書かれています。しばらく見逃していて、クリエイターさんの生の声が聞けるコメント欄は要注目だなあ、と思っています。

とろとろとした表情

スローシャッターを使った不思議な湖面は、撮影技術を駆使した作品ならでは…と思っていたのですが、同じびわ湖の写真を巳白さんも撮影されていました。
記事真ん中あたり、湖面のアップ写真にご注目ください。

おなじコースを走っていても、天候によって湖の色はがらりと変わります。
水の流れもはっきりと変わるので
深いところに来ると水面はとろとろとした表情になります。
このとろとろ感は湖ならでは。

芸術家というのは、言葉の表現も研ぎ澄まされている気がします。水の深さととろとろ感か。

日没後の静かな波音

と思っていたら、今度はひらさん。海の写真をよく撮られていますが、この写真を見ていて、海と湖の水面の様子はどうやら違うらしいことに気づきました。
そして音。この穏やかな湖面で、どんな波音が聞こえるのでしょうか。

3人のクリエイターさんの作品を、同時でもなく間をあけすぎもせす、ちょうどよいタイミングで拝見する機会に恵まれたのだと思います。
あ、この作品の感覚は、別のところでも経験した‥
と思い、記憶をたどりながらそれを探しにいく、の繰り返しでこの記事ができました。

「みんな水に引き寄せられていますねぇ。
水べりは異界の入り口と言いますからお気をつけて」

巳白さんの言葉です。
上でご紹介した作品たちからも水の吸引力を感じます。
異世界が呼んでいるのでしょうか。

クリエイターさんたちのプロフィール

それぞれのプロフィールに使われている写真にも、皆さんの持つ世界観が反映されている気がします。

おまけの話

ここで記事を終わらせようかとも思いましたが、少しだけおまけです。

最近、写真を通じて、湖面の写真に引き寄せられるような気分を味わうことが多かったのですが、上記の記事でご紹介した巳白さんの作品を拝見し、
水面って描けるんだ!しかもこんなに美しく!
と思い、恥ずかしながら、いつものメモ帳とボールペンでチャレンジしてきました。

精進します…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?