春の野草で草堆肥を積んだらば 2
玄関先で、鉢植えの植え替えをしていたら、仲良しのご近所さんが通りかかりました。失礼を承知でちょっとお願いが…と庭に生えている草が欲しいとお願い。
「どうぞ好きなだけ取っていって。うちの庭で誰かが草むしりしています!とか通報したりしないから。」
ということで、遠慮なく庭に入らせていただき、草むしりの労働対価に成果物をいただいてきました。もちろん草堆肥の材料です。
こんな妙なお願いができるのも、気心が知れているから。仲良くしてくれるご近所さんの存在がありがたいです。
昨日仕込んだ草堆肥の材料は、我が家の敷地に生えていたもの。
比較的水分が多く、柔らかめの草が多かったのですが、今回はとにかくアメリカフウロが多い!硬い茎に種もつき始めていて、根もかたい。あまりにかたい根は取り除きつつ、こぼれ種が庭に散らばらないようにせねばと、警戒しながらの作業開始となりました。
(今回は前回とだいぶ違う条件で行ったのでannonさんに監修していただきました。☆部分をご参照ください。)
昨日ともう一つ違う点は、米のとぎ汁。
上の記事を参考に、とぎ汁にひとつまみの砂糖を入れ、数日放置したものを使いました。
記事には、砂糖と塩をひとつまみずつ入れるといいらしい、と書かれていましたが、堆肥の材料に混ぜ込むものに塩を入れるのに若干不安があり、塩を入れるのは勝手に割愛しました。
☆本当は、乳酸菌発酵はしない方がいいそうです。米のとぎ汁は含まれている養分を米ぬかのかわりに使うもので、納豆菌と混ぜたら納豆菌が乳酸菌を駆逐してしまうそうです。今頃土嚢袋の中で、菌たちが戦っているかもしれません…。ごめん。
草を刻んだものとクヌギの落ち葉を混ぜ、とぎ汁と納豆のねばねばを溶かした水で湿らせながら、土嚢袋へ。
☆落ち葉が乾いているのは、水分が少なすぎ。水はもっとたっぷりと。
前回は材料がすくなかったことと、とにかく空気を含ませようと、あまりぎゅうぎゅうには入れなかったのですが、今回はちょっと実験してみようと、一袋は手で少々押しこみながら詰めてみました。
☆ギュウギュウ詰めにするのは正解。隙間が多いと乾燥しやすい。
草に混ぜ込むためのクヌギの落ち葉が日向に置かれてかなり温まっていて、作業が終わった時には、材料全体がほんのり温かい、という状態でした。
1袋目。ふんわりと材料を入れて通気性をできる限り確保。材料の草は葉が中心で、水分が多め、柔らかい。
2袋目。草はアメリカフウロが9割。残りがカタバミとハルジオン。少々詰め込巳気味。米のとぎ汁は、数日放置したもの。
3袋目。2袋目と中味は同じ。ただし袋に詰め込む時にふんわり、を心がける。
3つの袋を積み重ねる前に、昨日仕込んだ1袋目をチェックしました。
見た目の変化はなし。中の方が温まっていましたが、これはおそらく日向に置いたせいでしょう。
全部堆肥になれば嬉しいけど、失敗した日には‥。考えたくない。
※ということで、2度にわたる間違いだらけの仕込みが終了しました。草堆肥に挑戦したいけれど、失敗したくない方は、下記マガジンをどうぞ。
おまけの話
記事を書き終えたところで呼び鈴がなりました。
ドアを開けたら、先程庭に入らせていただいたご近所さん。
「好きなだけ草をとってって言ったけど、さっきシャッターを開けて庭をみて驚いたのなんのって。全部綺麗になってるー!あんなに草ボウボウだったのに。ありがとう。また育てておくからね。」
ということで、草むしりの報酬をいただきました。
近所で販売しているブランド卵です。
いやいや、楽しませていただいたのは私の方なのに‥と平身低頭でした。
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