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江ノ島へ 5 階段

江ノ島巡りの続きです。

「お母さんなら好きでしょう?」
江ノ島行きが決まった時に、娘がおすすめスポットを教えてくれました。

「江ノ島って人が普通に住んでいるからさ、ちょっと脇道に入ると、普通の住宅があるんだよ。
で、そういうところに入るとね、島を回り込むように登れる階段があるんだよ。津波の時の非常階段かなぁ。面白いよー。
あと、江ノ島は、猫の島。
もういっぱいいるから。
地域猫だらけだよー。」

道すがら相方さんに娘の言葉を伝えたら、一言。
「母親の好みをよくわかっている。」

さて、さっそく入島直後に見つけた魅力的な階段。
「行っていい?」
「行きましょうか」

登って

下った先は、

こんな風景が広がっていました。

「狭い道好きもいいものだね」
「でしょ?」


険しい地形の島の中には、階段がたくさんあります。
娘が言っていた非常階段らしきものは見つけられませんでしたが、階段天国の島の中で、思わず立ち止まってしまった階段がありました。

階段つながりで、旅の終盤、第二岩屋に向かう岩屋橋まで進んでしまいます。

岩屋橋

橋の終点に第二岩屋の入り口があります。

第二岩屋の入り口。
画面左上にご注目。石の階段が見えますか?

この石の階段から元来た道をもどってみましょう。

道らしきものが。
また階段。

ということで、現代の道につながります。

少し離れた岩肌にも、やはり気になる階段が。

この奥は、岩屋に続いているのか?と思ってしまいます。

通りかかった二人連れが、階段を指しながら、
「ほら、昔の道だよ」
と話していました。
帰ってからネットで調べたら、どうやら昔の参道のようです。

下記サイトに掲載されている浮世絵に、往時、岩肌沿いの参道を歩いて岩屋に向かう人々が描かれていました。

今は安全な橋を渡れますが、島の端にある岩屋に詣でるのは、並大抵のことではなかったのでしょう。

看板もなく、見どころスポットにもなっていない場所ですが、島のあちこちに、こういう往時を彷彿とさせるところが点在しているのでしょう。
江の島、奥が深いです。

続きます。

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