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【お金の話】これから仮想通貨取引を考えている方へ伝えたいこと #20

こんにちは、chapiのすけです。

今日は昨年後半から暴騰し、直近で暴落を起こしている仮想通貨について思うことをつらつらと記事にしたいと思います。
職場でもちょくちょく仮想通貨に興味を持っている、という話を聞くようになり、盛り上がってるな、と思うようになりました。

結論から言ってしまうと、仮想通貨は投資ではないと私は思っているので、趣味程度にたしなむくらいが丁度いいと思います。

なお、私は株やらETFやらと比較しても、あまり仮想通貨に詳しい訳ではないので、その点はご了承ください。色々調べましたが、ジャンルが違いすぎてよく分からなかったというのが正直なところです。ただ仮想通貨に物凄く詳しくなって投資する人よりも、私のようにちょっとかじったくらいか、もしくは昨今の話題性に惹かれ衝動的に飛びつく方がほとんどだとも思うので、そういった方向けのnoteになります。

仮想通貨とは

仮想通貨とは、その名の通り実物がなく、電子データとして取引される通貨であり、法定通貨である円やドルのように通貨発行主体がない通貨です。なので、「そもそも"通貨"なのか?」という議論はよくされていますね。詳細な説明は以下のサイトが分かりやすいので貼っておきます。

もっとも有名な仮想通貨はビットコインで、仮想通貨に興味がない人でもその名は聞いたことがあると思います。誕生は2008年10月にサトシ・ナカモトという人物がビットコインに関する論文をインターネット上で公開したことに遡ります。氏名から日本人が作った仮想通貨という説が有力ですが、実在するかどうか含めてその実態は謎です。

通貨と呼ばれますから、支払い等にも利用が可能です。ただ投資対象として見られることが最近は多いようです。

私自身の投資経験

※仮想通貨は投資ではないと思っていますが、敢えてここでは投資と表現します。

私はこの1年余りビットコインとイーサリアムを所有していました。

初めて投資したのはコロナショックのショックも冷めやらぬ2020年の4月6日です。投資した理由は単純に投資対象として興味を持ったからでした。面白そうだ、と思ったことと、知らない世界を覗いてみたいという衝動的な興味でした。
※あと、ビットコインが半減期を迎える少し手前だったので、時期としては良いのでは?とも思っていました。

一方でボラティリティの高い危険なものというイメージはありましたので、本当に少額、ビットコインには5,000円、イーサリアムには10,000円だけ投資しました。仮に0になっても自らの投資計画に影響を及ぼさない額です。

投資してから半年ほどは、しばらく低調な日々が続き、手数料分も取り返せないような状況でしたので、これならまだVOOとかQQQとかに投資してたほうが良かったな~なんて思ってました。

それが11月に入ると一変します。評価額が倍の30,000円を超え、年末に向かうに連れてさらに上昇します。
年が明けて勢いが治まるどころかさらに上昇は加速していきます。

この頃はTwitterでも仮想通貨の話題で持ちきりで、今が買い!!いやこの後暴落する!など様々な情報が飛び交っていましたね。

2月に入りさらに加速度的に上昇。ついに評価額が100,000円を突破しました。さすがの私も15,000円みたいな少額じゃなく10万や100万円投資していれば良かった~なんて思ってしまいました。

2月末で一度大き目の下げがありましたが、その後も順調に上昇。
ただ、ふいに「もういいか」と思って、つい先日4/14に全て売却しました。

$BTCが約7.5倍の38,000円ほど
$ETHが約11倍の110,000円ほど

手数料分などを差し引いて、約13万円ほどの利益だったと思います。

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※年明け以降の上昇がちょっと凄まじいですね。

仮想通貨に投資して思うこと

全て売却して感じたことが「儲かった!」というよりも「ほっとした…」ということでした。
少額の投資なので別に0になっても問題ない金額で運用したものですし、そこまでメンタル的にきつかった訳ではないのですが、やはり評価額が増えれば嬉しいし、減ってしまうと損をしていなくても損した気分になるもので、この1年はずっとそんな霞のようなモヤモヤがある中、過ごしていた気がします。

仮想通過はボラティリティが高いので、そのうねるようなチャートの変化に何度も一喜一憂してしまったのは正直なところでした。もし仮に100万円を投資して、最終的に利益が出たとしても、そのボラティリティに私のリスク許容度は耐えられなかっただろうな、と思います。

ちなみに売却した4/15以降、大幅な下落となっています。円換算で1BTC=700万円近く上がっていたものが1週間経たずに600万円を下回ってきています。下落率で言うと、直近の高値から-16%程下落していますので、下落スピードで言うならばコロナショックを上回ります。
ちなみに、下がったとは言え現在の価格は3月下旬あたりの価格なんですよね。つまり、わずか2~3週間でコロナショック級の幅で暴騰と暴落が起こっていることになります。

現在起こっている暴落前に売り抜けた私は幸運だったのでしょうが、何か明確な根拠があって売却した訳ではありません。本当に、たまたまです。

1年間運用して、元金と比較すれば確かに大きな利益に繋がりました。でも1年間で13万円です。かといって、最初に投入した資金以上を投入するほど覚悟はありませんでしたし、結果的に得られた利益も今後の資産運用における誤差程度と考えるならば、私にとって仮想通過取引とは割に合わないもの、という結論に達しました。今後、1BTC=1億円になるような日がくるかもしれません。けれど、もう私が仮想通過取引を行うことはないでしょう。

これから仮想通過取引を行う方に伝えたいこと

誤解して欲しくないのですが、私は仮想通過取引そのものは否定していません。「やってみる」はいいことだと思います。経験によって知ることもありますし、投資家としての経験値になります。

でも、仮想通貨について詳しい知識を持たないまま、周囲の勢いに流されて衝動的に取引するのは、お勧めしません。大事な資産の大半を仮想通貨に投入することは、もってのほかだと思います。

これから取引を考えている方は、自分が許容できる範囲で、具体的には自らが設計した投資計画に影響を及ぼさない範囲で、取引されることをお勧めします。例えば積立などでリスク分散させることは手法の一つだと思います。長期的に見れば発行枚数が限られているビットコインの価値は上がるという説は説得力もあります。ただ、私の投資戦略にはマッチしなかった、ということです。

投資は人生を幸せに生きるための大事な手段ですが、その投資に人生を左右されてはいけない。仮想通貨はスパイスのようなもので、スパイスが主食になってはいけない。

あくまで私個人の考えですが、これから取引を考えている方は、一度だけ立ち止まって、自らの投資計画と照らし合わせてチャレンジしてもらえたらと思います。

最近加熱している仮想通貨ブームに一抹の不安を感じてnoteにしました。

今日も皆さんの投資ライフが、そして人生が有意義なものになりますように。

それでは。


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