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【歌い手編17】歌の収録や練習に最適な場所が欲しい[2024年最新版]

今さら聞けない歌い手お悩みあるある17

歌い手でよく言われるのが、騒音問題。自宅で練習や収録ができないし、カラオケでも続けば料金が高くなってしまいます。今回はプロ御用達、予算に合わせた吸音、防音についてご紹介します。

1.防音 吸音 遮音の違いとそれぞれの特徴

1-1.防音とは

「防音」とは、外の音が室内に入ったり、室内の音が外に漏れたりするのを防ぐことを意味します。「防音」という言葉は概念的なものであり、具体的な方法論を意味する言葉ではありません。 実際に「防音」するための具体的な対策が「遮音」と「吸音」です。防音対策、防音素材と言われるものは、実際には遮音、吸音を機能させる対策や素材のことを指しています。

1-2.吸音とは

「吸音」音を吸収することで音の反射を防ぎ、音が室外に透過することを防いだり、音を発している室内における音の反響を抑える方法を指す言葉です。

1-3.遮音とは

「遮音」とは、防音をする方法のひとつであり、具体的には空気中で伝わってくる音を遮断して、外へ音が透過しないようにする方法を指す言葉です。遮音は防音対策の中でも、最も簡単に行える手段のひとつだとされています。

2.お金事情に合わせた防音手段

level1.遮音カーテンや布団を活用(予算 数千円) 

作曲環境は歌を歌うよりも大きな音を鳴らします、その筆者が最初に行った方法はこれでした。まずは部屋のカーテンをホームセンターなどで売っている遮音カーテンに変えました、部屋を本棚で仕切り小部屋を作って厚さのある大きな発泡スチロール板を敷き詰め、布団でおおいました。実家や持ち家で問題ない方はクローゼットをぶち抜いて、スペースを作っている方もいました。中には大きなダンボールを何枚も組み合わせて自作防音室を作っている人も。風呂場に布団をかけてレコーディングをしている人もいます。限られた予算の中で、あの手この手で必要な音がクリアに収録できる挑戦をしています。大変ですが、DIY的に自分の状況によって自由に作り込んで行けるのが愛着が出てきて一番楽しい方法です。

level2.防音マイク(ミュートマイク)を活用(予算 数千円) 

収録ではなく自宅での歌を練習するなら、この方法がベストかもしれません、マイクのような形で声を入れる部分が口を隠せるようになっていて、音を遮音する事ができます。イヤホンで歌えば自宅で簡易的に練習ができると思います。Level1と合わせれば、なお完璧ですね。

level3.カラオケを活用(予算 数千円)

これは誰でも手軽に出来る方法ですね、自宅で練習して最終調整をカラオケですれば最低限のお金で練習ができます。音程や表現の確認など自宅で出来ることと、思いっきり歌って曲全体の雰囲気をつかむなど、カラオケで出来ることを明確にする事が上達のコツですね。

level4.簡易防音室を導入(予算 5〜10万円) 

ここからは実践的になります、防音室欲しいけれど予算的には厳しいという方はこちらを選んでいる方が多いです。上から被せるタイプや軽量化で気軽に設置ができるものなどあります。ゲーム実況や声優さんの声の簡単な収録で商業クオリティを目指すのであれば対応ができるのはこの位のレベルからになります。ただこういうタイプは防音=暗くなるので別途照明器具の導入なども必要になってきます。また密閉空間になるので思ったよりも暑くなりますので暑さ対策も重要です。白熱灯は熱いし危ないのでLEDでの導入を絶対にオススメします。効果的には防音というより吸音といった感じです。

level5.ISOVOXを導入(予算 〜15万円)

自宅収録をしている声優さんで多いのがこのタイプ、上半身を入れるタイプの防音室、上半身だけおおう形なので、クリアで綺麗な声を収録する事ができます。もちろん商業クオリティな防音室なので歌唱には問題ないです。
組み立てにはスピーカースタンドに入れて持ち上げるので最初の設置は少し大変かもしれませんが、かなり便利です。

level6.防音室を導入(予算50万円〜)

防音室を実際に導入するタイプです、申し分の無い防音性ですが、重量もあるので賃貸の契約に引っかかってくる事もあります、また防音室の組み立てなども制約があります、例えば2F以上のマンションでエレベーターが無かったりすると階段持ち上げ料などで2万円ほど即日請求されます。
予算的にはひとり用1.5畳で50万円以上しますので、歌い手さんで導入している方はほぼいない印象です。自分で歌って作曲する方は導入の検討もありかもしれません。1.8畳を超えると冷房を入れられたり出来る場合もあるので、暗い、暑いなどのこれまでの防音室の悩みを一気に解決して快適になります。防音室撤去時には運搬費や撤去費用も取られるので引越しがしづらいのが難点です。

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