☆目覚め☆

「夢を見るという概念」
私にはほぼこの感覚がない。

「寝ている間の体験」と表現しているがこれもしっくりは来ていない。
表現する為に用いた言い回しに過ぎない。

目覚め直前、
「復習の予習」という時間がある。
毎日ではないがこの時間が設けられた時は楽しんでいる。

産道通過中の感覚に似てる。
知ってる事をなぞる。
決めてきた事の確認。

既にある事をこれから始める為に復習している行為は今からの予習。
忘れぬよう確認。
覚えているか復唱。

目覚めたその瞬間記録が済んでる錯覚しばしば。
知った気に成ってるような状態。
安心に微睡んでる中鮮明に成る意識と共に、
「やってない！」と気づく。

こっちではまだ何もしていない！
記録したつもりだがしていない。
慌てて直前の資料を引っ張り出す。
危うく忘れるところだった。
無かった事に成るところだった。

意識で捉えなければ何事も無かったように消えて失くなる。
一瞬で全ての情報が消えて失くなる。
折角おこなった全ての経験が消えて失くなる。
記憶から抹消されたかの如く目を覚ます事に成る。

これは一般的にはよくある事だろう。
寝ている間の事を覚えていない。
産道通過中の如く忘れてしまう。

忘れた事で何事も無かったかのように日常を過ごす。
全ては潜在的にストックされる。

寝てる間の意識から、
起きてる意識へ、
移行する際の束の間、
踊り場のような空間。
目覚め前、
忘れ物は無いか確認しながら次元を越える。

敢えてその空間を意識させる為に忘れる経験をさせて貰う。
忘れた事に即気づき取りに戻る。
この瞬間を楽しんでいるw

日常でもこの瞬間の体感はたまにある。
クイズのような思考を利用する時の体感。
「この先に行ったら答えが見えてしまう。」
解る手前で立ち止まる。
解ってしまうゾーンへ行かず存分に味わう。
「解らないを楽しむ」
地上の醍醐味。

生きてるという意識。

息をする意識。
呼吸。
吸って、
吐く。
「吸うと吐くの束の間」。
ここはあの「踊り場」に似てる。

「吸って吐く」行為。

一瞬で済む行為。
無意識の行為。
意識的に行う。
一瞬を意識する。
束の間を意識する。
アッチ、
コッチ。
アッチとコッチの間。
眉間の辺り。
次元のジャンクション。
ジャンクションに立ち寄る。
呼吸の合間。
一瞬から無限。
自由自在。
解放のポイント。

生きるを知る。

外から取り込むでなく、
内から取り出す。
思い出す行為。
詰め込み過ぎると取り出しにくい。
自分自身で見えづらい。
自分で自分の足元を照らす。
俯瞰した自分と一対で動く。

瞑想は息をする訓練。
生きるを知る道具。
目覚めを楽しむ。
今を生きる☆