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読書記録51『変な家』

雨穴『変な家』
(飛鳥新社 2021年)

この帯が必要以上にハードルを上げている

映画化された「変な家」
本格ミステリーなのかホラーなのか永らく家にあったので読んでみた。

登場人物の会話と手記。そして間取りのイラスト…から成る小説。特に客観的な描写もなく、登場人物の会話でポンポンとテンポ良く進んでいく。

非常に読みやすく数時間で読了。

前評判が高かったからなのか、ちょっと期待し過ぎていたのか。後半バタバタっと急に結末までいってしまった感が否めない。少し残念。

間取りが出てくる、印象付けるところなんかは、もちろん「金田一少年の事件簿」そして「かまいたちの夜」

少し薄気味悪いホラーテイストは、「乙一」

お家の歴史や継子問題、解決しない問題を残すようなところは、「横溝正史の金田一耕助」

家族愛や暗躍する血筋の存在や愛しい人を思うあまりに…みたいなところは「東野圭吾」風味

いいとこ取りな感じがして、雨穴さんらしさってどこなのか?次の「変な絵」も読んでみたいと思う。


#読書記録 #読書感想文 #変な家 #雨穴 #飛鳥新社

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