和樂webの遠足【トーハクでざっくり歴史を学ぶぞ!編】
和樂webの運用スタッフは、みんな日本文化の初心者です。この1年、ライターのみなさんの多様な記事を読むことで、やっと知識が増えてきました。それでもまだまだ、高木編集長の足元にも及ばず。美術も工芸も食も茶の湯も。ああ...日本文化の基礎知識ってどこからどうやって身につけたらよいの...
そんな不安を漏らしたところ「来年和樂webを加速させるためにも、ひとりひとりの編集力を上げよう!そのためのベースになる知識を身につけよう」と高木編集長の提案で、スタッフみんなで東京国立博物館へ行くことに。
というわけで、12月某日。
高木さんによる解説付きで、2時間かけて常設展をぐるりと歩きました。
感想は...
た、高木さん...。このガイドツアー仕事にしたほうがよいのでは...?
それは冗談として、歴史が苦手なわたしでもすーっと理解できて、おもしろくて、博物館の常設展の楽しみ方が、ガラッと変わるほどでした...!
教えていただいた歴史の見方、ものの見方のコツを一部ざっくり紹介すると...
・時代の名前は後でつけられたものであって、その境目で全てがキレイに移行したわけではない
・技術の進化はキレイな右肩上がりの直線ではなく、あるときを境に爆発する
・例えば縄文土器から弥生土器の変遷、テクノロジーがもたらされたことでプロダクトになった
・米や仏教、わたしたちの多くが想像する日本的なもの、そのほとんどが大陸からやってきたものである
・日本の美の基礎として、東山御物を観るとわかりやすい
・大陸のデザインは規律正しい、一方で日本のデザインは黒と金、文字のレイアウト、柄に柄を重ねる、崩す...変化していく
・仏像はまず顔を見よう
・茶の湯がわからなくても茶碗の変化だけでもおもしろいぞ
・日本の歴史は、カウンターカルチャーの連続だ!
・トーハクは展示品がどれも一級品で、時期によって展示品が変わるから、頻繁にいくといい
などなど。
...2時間あったので、今回のnoteでは、ほんの一部だけを簡単にお伝えしてみました。いやー、おもしろかった。
ところでこの遠足、年明けからも、ときどき実施することになりました!高木さんの解説をきっかけに知識をもりもり吸収して、今後の勉強に生かしていくぞ〜!
※以下、高木編集長の案内を元に、わたくし 鳩が考えたこと・メモになります。
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