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月間100万UU達成したので、よく読まれた記事のタイトルと冒頭を分析してみた

「あ〜この記事、めちゃくちゃおもしろいのに。どうしたらもっとたくさんの人に読んでもらえるだろう🤔」

その記事、タイトルと冒頭の数行を変えるだけで、読まれるとしたら...?

noteを書かなくちゃいけないのに、その時間を使って自転車通勤始めました。更新をサボってすみません、Webディレクターの鳩です。なんだかとっつきづらいように思われがちな「日本文化」をテーマにしたWebメディア、和樂web。読んでもらうための工夫を、バカバカしくもしっかり真面目に考えて、先月やっと月間100万UUを達成しました🎉

本日2月18日は、有志のライターの方々と一緒に、わいわいお茶会しながら記事のタイトルを考えるワークショップ「おせっ会」を開催しました。この記事では、ワークショップでお伝えした「タイトルのポイント」や「冒頭の作文のコツ」をお届けします。

1.読まれるタイトルの法則!?

2019年4月のスタートから2020年2月現在までの上位記事50を集計。オーディエンスのみなさんの興味に刺さる「テーマ」とは別に、書き方として以下のようなポイントをおさえたタイトルが、読まれやすい傾向にありました。

■口に出して読んだときにリズムがいい♪
「ねこまっちぐら」「不細工は昼寝禁止」「そりゃあんまりだ」
■単語の重複がない
...ただし「ひ、ひ、ひ、秀吉〜!」などはあり。


■好奇心をくすぐる要素がある
「謎」「何?」「不思議」「新事実」「真相」といったもの。ふ〜んで終わらせない。
■人物名や作品名など固有名詞が入っている
記事の解像度、具体性をあげるため。
■全体概要(ダイジェスト)になっていない
具体的な描写を抜き出すと、内容の想像がつきやすくなる。

2.タイトルを変更したことによって読まれた記事

タイトルのコツの中でも特に大事なのが「具体性」や「解像度」です。その記事のおもしろさを、ぎゅぎゅっと絞った内容にすれば、読まれやすくなります。

【神社の豆知識】

▼Before
鳥居にはどんな意味がある? 狛犬とは? 神社について知っておきたいこと14
▼After
へぇ?鳥居の形にも種類があるんだ。読んでから行くともっとおもしろくなる神社の豆知識

ひとこと解説:記事を読むメリットをわかりやすくした。アイキャッチも狛犬→鳥居の種類に変更。 


【縄文人のクリエイティビティ】

▼Before
実働4時間だからできた!縄文人の謎モニュメントが凄すぎるっ
▼After
1日実働4時間だった縄文人、ヒマな時間の使い方がクリエイティブすぎる

ひとこと解説:「謎モニュメント」よりも「ヒマな時間で何かつくってた」ことがおもしろポイントだと判断。

3.読まれる冒頭の作文

最新の時事ネタや作品、現代人が共感する行動、キャッチーなセリフなどを入り口にする。(タイトル→アイキャッチ→からの流れで想像する)

以下の記事は事例。これらの記事のテーマは「金継ぎ」「伊達政宗」「蒲生氏郷」「笠森お仙」。テーマで扱うものや人のことに興味のない人も、ぐぐぐっと誘うためにはどうしたらいいか?考えてつくるとこんな導入になります。

4.記事の構成パターン

文章全体の構成においても、冒頭の作文と同様、だんだんと深みへ誘うようなかたちにすると、読まれやすい傾向にあります。

例:鬼の記事の場合

(1)『鬼滅の刃』の人気の秘密について
(2)鬼が登場する物語や民話
(3)そこから見えてくる「鬼」とは
(4)現代における鬼

SEO記事によくある「とは?」→「解説」→「事例」→「まとめ」の構成にしない。


ワークショップでは、以上のようなことをライターのみなさんにお伝えしました! そのうえで、各自の過去記事や、これから公開予定の記事のタイトル・冒頭をグループで考えました! その記事がどれだけたくさんの人に届くのか、今から楽しみです。



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