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タイ移住④私の引っ越し暦(ホワイクアン〜ラマ9編)

あけましておめでとうございます。
今年は日本で年越し!3年ぶりに年末年始を家族だんらんで過ごした。30日→31日とチワワ連れで長野へ旅行に行って、日付が変わるギリギリに帰宅、ながーい車の旅に疲れてカウントダウン直後にこたつで気絶するように爆睡した。夢に落ちる直前までナイナイのおもしろ荘を見ていたんだけど、出腰パンくるぶしパンの人で笑った記憶がある。

翌日は父と母と犬と近所の神社に初詣に行った。それ以外はずっと本を読んだりして過ごした。
16時くらいに元旦の食卓準備をしている父と母とリビングで過ごしていたところ、地震アラームが鳴り響いた。けたたましく不気味な地震アラームの音。テレビ画面がどのチャンネルを回しても地震速報で、なんだか信じられなかった。そこからずっとTwitterで現状を追っています。
3日前に訪れた善光寺周辺も揺れがすごかったよう。私の脳裏に浮かんだのは善光寺や松本城で見かけた多くの外国人のこと。多くは中華系や東南アジア、インドからの旅行者だったように思う。地震に慣れない彼らがどうか無事で過ごせていますように、そして被災された皆様の健康と一刻も早い復旧を祈っています。

バンコク市内で5回の引っ越し

本題、バンコクでの住居について。3年半の間に5回引っ越しを経験しており、引っ越し回数はそれなりに多いんじゃないかと思う。
とはいえエリアは最初の1年間がDing Daeng(ディンデーン)区、残りの2年半がWhattana(ワッタナー)区と、狭い中でちょこちょこ動いた感じ。中でも2年半住んだプラカノーン〜オンヌットあたりはとっても居心地が良くて大好きな場所になった。このエリアについては他の記事でまとめられたらいいな。
さて、私の引っ越し歴は以下のとおり(カッコ内は入居期間と1ヶ月の家賃)。

  1. Huai Kwang(3ヶ月/6500バーツ)

  2. Phra Ram9(8ヶ月/9500バーツ)

  3. Phrakanong(10ヶ月/10000バーツ)

  4. Onnut(1年/14000バーツ)

  5. Onnut(11ヶ月/13000バーツ)

今回は①と②の住居とエリアのことについて書いていくよ。

1.チャイナエリアのおんぼろコンドで台湾人とルームシェア

バンコク暮らしのスタートは中国人街で有名なHuai Kwang(ホワイクアン)駅から徒歩10分くらいのJohnny Towerというコンドミニアム。2LDKの大きめの作りで家賃は13000バーツ。それを2人で折半していたのでだいぶ安く済んでいた。

周りに火鍋や刀削麺などの中華飯屋がたくさんあったけど、引っ越し直後のロックダウンで訪問は叶わず。駅まで歩いて15分ほどと微妙に遠いけど、コンドの前にいるバイタクが20バーツで駅まで連れて行ってくれるので結構お世話になった。
コンドミニアムそのものは、ザ・年季の入ったコンドミニアムという風貌の建物で、天井の隅に空いた穴からたまにゲッコーが出入りしていた…。でかいGも一回だけ出たし、水道パイプの水漏れが発生してキッチンが水浸しになったこともある。なんともバンコク暮らしの洗礼を大いに受けたけど、私と暮らし始めた時はすでに移住歴3年だった台湾人のJちゃんの手際の良さに救われた。。。。
Huai Kwangエリアは転職後に1年近く通った場所でもあり、何気に縁がある地域なんだけど、大好きなクラブNever Normalもそこそこ近く、イケてるバンコクっ子が集まるPhahon Yotin(パホンヨーティン)も数駅先の近さなので、いつかまた住んでみたい。何よりも美味しい中華飯屋が密集しているのさ。

会社の行事でよく使った火鍋屋さん。超人気で中国人ばっかり。めちゃくちゃ辛い麻辣をごまだれで緩和しつつ食べてもよし、白いスープにしゃぶしゃぶして黒酢やポン酢で食べるもよし。牛タンと湯葉が私のお気に入り!

写真がないのだけど、ここはバクテーが有名なお店で、移転する前からランチでよく行ったところ。骨からほろほろ外れる柔らかさの豚肉がうまい。スープをにんにくご飯と絡めて食べる。

一度だけ会社の人と行った本格中華。ここもかなり美味しかった記憶!特にクミンの効いたラム肉(左下)とししとうのグリル(右下)。居酒屋的な使い方をしても良さげ。

2.どローカル激狭アパートになぜか居座る

台湾人Jちゃんとのルームシェアが3ヶ月間という期限つきだったので、解消後の7月あたりから一人暮らしが始まった。ちなみにJちゃんとはその後ほぼ交流なし。笑 ルームシェア数ヶ月したくらいじゃ他人のままね。

この頃はロックダウンが緩和されてきていて、飲食店でご飯を食べたり、バーで飲んだりできたし、ナイトマーケットも普通に営業していた。とはいえ入国規制がかかっていたから観光客がほぼおらず、いつもなら観光客でごった返す場所も空いていたし、仕事もほとんどの会社でリモート推奨されていたためか渋滞も少なく、かなり過ごしやすい時代だった(今日のバンコクの渋滞と混雑を考えると遠い目になる)
入国後すぐにロックダウンに見舞われてしまったけど、3ヶ月経ってバンコクの生活に少し慣れてきたこともあって、「東南アジアのローカル暮らしを満喫したい!!!」という欲望が当時の私にはみちみちにあった。
ということで、会社から徒歩圏内の距離にありつつも、外国人がほぼ住まないローカルエリアのアパートをチョイスする。新築なので綺麗なんだけど、いかんせん狭かった

玄関入ってすぐ部屋。すぐに砂埃がたまるのでゴザを敷いていた。
ベランダを開けたらすぐお隣さん。気まずいので目隠しに色々植物を置き出す。ちなみにエレベーターなしの4階建で、3階の角部屋に住んでいた。
部屋にキッチンがなく、ベランダに手洗い水道がある。そこでちょっとした洗い物などをしていた。シャワーとトイレには洗面台あり。

今の自分なら住まないであろうこの部屋、このレベルで家賃9500バーツって、高いのか普通なのかよくわからん。ジムやプールなどもないし、家具も普通のコンドミニアムの部屋と違って最低限の装備って感じ。洗濯機は部屋にないので一回50バーツでアパートのものを借りる。乾燥機はないのでベランダ干し。ちなみに電気代はアパートの割に安く1000バーツを超えたことがない。ほとんど網戸全開+扇風機で過ごしてたからかも(だから外からの埃がすぐ入り込んで床に溜まってたのだろう。。。)。
部屋の狭さと設備の微妙さを差し引いても、ラマ9の商業ビルフォーチュンタワーの裏で、大型スーパーに近く、周りにローカル飲食店が多い賑やかなエリアにあると考えれば、旅行者なんかには良いかもしれない。
会社と家を結ぶ10分の通勤路には、朝からムーピン(豚の串焼き)やパートンコー(揚げパン)など朝食の屋台が並ぶ。一つ30バーツのお弁当を売るお店や豆乳の屋台なんかもあり、朝ご飯も夜ご飯もお世話になった。
今は閉店してしまったけど、家から歩いてすぐのところにOMG barというアメリカンダイナーがあった。オーナーのインド系タイ人のグルーさんがめちゃくちゃ気の良い人だったので結構通っていた。タコライスやラップ系のご飯がなかなかイケる味で、ライブ演奏もあるので一人で通っても寂しく無いところだったよ。似たようなところだと、Fatty's Bar & Dinerも近いので何回か行った。ハンバーガーやバッファローウィングなどファラン好みのメニューで、どれも大味だけど満足できる。年寄りのファランが多いバーだけどライヴ演奏でサイケ音楽やってたりして面白い。
余談だけど大好きなタイ沈没系YouTuberおちょしも、よくこのエリアに泊まっている気がする。

アパートは↑なので、バンコクに数ヶ月滞在するという人は選択肢の一つに入れてもいいかも。大家さんは「日本人は部屋を綺麗に使ってくれるからウェルカムよ!」と、私が部屋を借りる時に言ってくれたし。その名に恥じないよう、退去時は1日かけて綺麗に掃除したのでデポジットは全額返金されました。部屋はたしかミニマム半年契約だったと思う。

部屋の窓から見える景色。向かいの家が不思議な造り。
通勤路の歩道橋で見つけた、電柱に乗っかるコーン。なんのため?

おうちの話というより、住んでいた場所にまつわる思い出話みたいになっちゃった。続編に続きます!

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