見出し画像

3年越し、atama plusへの転職エントリー


こんにちは、atama plusという教育系スタートアップで働いている河口です。今月でatama plusに入社して3年が経ちました。

最近、社内では入社エントリー、在籍エントリーブームなので、その流れに乗ってぼくも3年間の振り返りを兼ねた転職・在籍エントリーを書こうと思います!

改めて、3年前どういう経緯、心境でatama plusに入ったのかを赤裸々に書きたいと思います。そして3年たった今、どんな変化があって何を思うのか。
よろしければお付き合いくださいませ。

テクノロジーで業界が変わった衝撃

2014年に京都大学を卒業して新卒でフォルシアというITベンチャーに入社しました。旅行業界や、工具やビーカーなどを扱うMRO業界(間接資材業界)に検索テクノロジーを提供する会社です。

当時の旅行業界は楽天やじゃらんなどのネット専業が業界を変革した後でした。次の流れとしてAirbnbやBooking.com、Expediaなど外資が攻めてきたところでもあります。

またMRO業界ではモノタロウが工具商の仕事をネット化することで爆速成長し、2017年頃にはAmazonもMRO業界に参入するなど業界は非常に盛り上がっていました。

僕の最初の仕事は大手理化学機器商社の商品検索サイトの立ち上げプロジェクト。業界の変化を肌で感じていました。

もともと興味があったわけではなく、なんとなくIT業界に入ったのですが、社会人になってから業界の変化を見て、ITの可能性にワクワクしました。また丁度その頃から、なんでもIT化をすれば儲かる時代から、UXの良いサービスを作らないとたちゆかなくなる時代が始まりつつありました。そんな中、ベンチャーマインドは持ちつつも、受託システム開発のもどかしさを感じていました。

次はどこの業界が変わるのか

社会人3年目・4年目のころには、次はどの業界がテクノロジーの力で変わるかウォッチするようになりました。情報収集のため、Tech Crunch Tokyoに個人参加したりもしました。

例えば面白いなと思ったのは花卉業界。いわゆるお花屋さんです。この業界も路面店がほとんどでテクノロジーによって変わる余地があるなと感じていました。昔、少しだけお話を聞いたHito Hanaさんはすごく印象に残っていますし、今でも応援しながらよく利用しています。

社会人4年目の後半には、少し仕事にも余裕がでてきたことで人生に悩み始めました。当時、フォルシアのCOOの屋代さんをご飯にお誘いし、人生の大先輩としてたくさんありがたいお言葉をいただきました。

「まだ若いんだから、そんなに焦るな。今もし暇なんだったらゆっくりやりたいことをすればいい。ただ、いつか必ずチャンスが目の前に転がってくる。そのときはそのチャンスだけは掴み取れ。いまはそのチャンスを掴み取る準備だけしておけ。

そんなアドバイスを頂いたのが強く心に残っていますし、今でも大事にしています。

目の前にチャンスが・・・

2018年3月、当時ユニットリーダーという役割だったのですが、社会人5年目でいきなり営業部の部長に任命されました。100人ほどの小さな会社の部長なので大企業の部長とは比べ物にならないほど小さいのですが、昨日の上司が今日の部下みたいな話。当時はすごく震えました。これからどうしようかと悩んでいた時期でもあったので、とりあえず3年はがんばるかと部長になることを決心しました。

営業部の部長になって2ヶ月ほど経ったころ、atama plusの中下さんからWantedlyでスカウトをいただき会ってみることに。これがatama plusとの最初の出会いでした。とりあえずフォルシアでもう3年は頑張ろうと思っていたタイミングだったので、話半分に聞いていたのですが、聞けば聞くほどおもしろい。まさに自分が探していた会社でした。

当時のatama plusは社員が15人ほどで、雑居ビルの一室で開発をしており、プロダクトをとにかく磨き込むフェーズ、ビジネスはこれからという感じでした。しかし、初めてオフィスに行ったときに稲田さんからatama plusのユーザードリブンな開発を教えてもらったときの心の高まりは今でも覚えています。壁に貼っている付箋のプロダクトバックログには夢が詰まっていました。

画像4

営業部長に昇進して2ヶ月。当時は婚約もしており引っ越し・入籍間近。正直、とても悩みました。

おそらくこのまま部長を3年やっていたら、そつなく結果もだせているだろう。3年後だったら子供も産まれているだろう。収入もある程度あるだろう・・・。社会人キャリアとしては魅力的なチャンスです。

一方で、3年後に当時のatama plusのようなフェーズの会社に出会ったときぼくは本当にそのチャンスを掴めるのだろうか・・・。

ここでCOOの屋代さんの言葉がまた蘇ってきました。

「ただ、いつか必ずチャンスが目の前に転がってくる。そのときはそのチャンスだけは掴み取れ。」

目の前のatama plusというチャンスを掴まないと3年後同じチャンスを掴める自信がない。このチャンスはいま掴むしかない。妻も背中を押してくれて、気づいたら営業部長になって4ヶ月後には会社をやめていました。

あのときの決意からはや3年・・・

atama plusに入社してからはいろいろなことにチャレンジしています。ビジネスチームでカスタマーサクセスをやったり、代表の稲田さんがやっていたプロダクトオーナーの役割を引き継いでプロダクトオーナーをしたり、社内で初めてのスクラムマスターになったり。このあたりは採用インタビューで詳細を書いているのでもしご興味あればそちらを御覧ください。

あのときの決意から3年・・・

そうなんです。atama plusに行くか悩んでからもう3年経ちました。あのときの予測から実際どんな変化が身の回りでおきたかを次に振り返りたいと思います。

会社の成長って経営の勉強になる

atama plusの良いなと思うところは経営の透明性が高いところ。経営の数字などもすべて社員に公開されており、いつでも質問することができます。また様々な決定事項について「なぜ」の説明をすごく大切にしています。

そうすることで会社の方向性や新しい戦略について全員が当事者意識を持って考えることができます。会社としてもたくさんの仲間が増えたり、ビジネスが拡大したり、新しいプロダクトを作ったり、2度の資金調達を経験したり、オフィスも移転したりとたくさんのイベントがありました。

※最近の資金調達のニュースです

僕自身がすべてのイベントに直接関わったわけではないですが、たくさんのことを考えるきっかけをもらえました。経営に関わっていないのにこんなに経営について学びがある環境はめったにないと思います。

20210728-iOS の画像 (180)

仲間がたくさん増えた

僕の社員番号は18番で、今は150人以上の組織になりました。毎月新しい仲間が増えています。当時からオフィスも2度移転して、どんどん広く、大きくなっていきました。オフィス移転ってほんと楽しいですよね。移転したときはとても広いオフィスが1年ぐらいで手狭になる。ちなみに今年の12月には麻布十番に移転する予定です。わくわく。

とくに個人的に大きな変化は、大学時代からずっと一緒にアカペラをやってきた友人2人がatama plusに入社してくれたこと

今でもプライベートでは旅行に行ったり、仲良くさせてもらっていますが、そんな大学時代の友人と同じオフィスで働いていると思うとなんだか不思議な気分になります。仕事終わりに一緒にマクドナルドへ行って、やっていることは大学のサークル時代と変わらない・・・(笑)

画像3

※社内の忘年会でアカペラライブもしました!

ちなみに、フォルシア時代の同期も一緒にスクラムマスターをしています。当時、ぼくが新卒の営業で彼が新卒エンジニアだったのが、今では一緒にスクラムマスターをしていてこれも不思議な気分です(笑)

自分が一緒に働きたい人と同じミッションにむかえるって最高に幸せなことですね。

※一緒に働いている友人の書いた「アカペラ✕アジャイル開発」のnoteです。アカペラやっている友人にぜひ読んでもらいたい(笑)

子供が産まれた

3年前の予想通り、子供が産まれました。2020年9月、コロナ禍で第一子が誕生。2週間ではありますが、atama plusで初の男性育休を取らせていただきました。当時は右も左もわからず、育休をとって良いものなのか悩みましたが、快く送り出してくれた会社に今でも感謝しています。

画像3

僕が入社した2018年頃からここ3年位結婚ラッシュが続いています。そして2020年から今年にかけては社内でベビーラッシュ(笑)

育休を取得しづらい雰囲気だったわけではありませんが、これまで前例がなかった男性育休取得の前は多少の不安を感じていました。しかし、ぼくの男性育休取得に続く人が増えたり、相談してくれる人がいたり、会社もGoGoな雰囲気になっていて嬉しく思っています

※こちらの記事に育休での学びをコメントとして載せていただいています!

この3年間でたくさん変わった

いろいろ振り返ってみました。振り返ってみるとすごくいろいろなことがあったけどまだ3年しか経っていないのか・・・。気持ち的には10年分ぐらいの濃さです(笑)

去年コロナウイルスが流行し、生活環境も一変しました。趣味のアカペラもほとんどできなくなりました。でも個人的には昔よりもアジリティ高く人生を歩んでいる気がしています。

退職エントリーみたいになってしまいましたが、改めて業界を変えるって本当に大変なことなんだなと身をもって感じています。ですが、着実に社会は変わってきています。また3年後に振り返ると全然違う視界になっていそう。

ぼくたちがやりたいことはまだまだ山程あり、atama plusとしてやりたいことの半分もできていません。もっと、もっと仲間を増やしたいです。もしatama plusに興味ある人、合いそうな人がいたらぜひご紹介ください〜!みんなで社会の真ん中を変えていきましょう。

▼募集職種一覧

▼3分でわかるatama plusのエンジニア

▼採用ホームページをリニューアルしました!たくさんインタビューのっています!


よろしければサポートお願いします!活動費に使わせていただきます!