「それ」は突然そうなったのか、それとも蓄積されたストレスから、そうなったのかわからないがボクは気づくと発狂していた。 「うあああああああああああああああ」 ボクは叫んでいた。この世界が恐ろしかった。生きていることが怖かった。1秒ごとに何が起こるかわからない不気味さに包まれていた。とても言葉にできない。言い表せない奇妙な体験をしていた。 ボクは裸足で、寒い寒い冬の夜に、外を駆け抜けていた。全ての世界から命を狙われている。全てがボクの存在を消し去ろうとしている。滑稽な妄想だ
「ワン!ワン!ワン!」 3回ほど犬の鳴く声が聞こえた。その犬は一台の車を引き連れていた。 僕は、雪山で倒れていた。いや、ここで息を絶えようと思っていた。何故そうしようと思ったのだろう。それほど苦しめられていた。辛かったからそうしたんだ…。それは一体なんだったんだろう。 少し話は戻って…。 「うわああああああああああ!!!!」 色々な妄想が飛び交って、友達がいる家の目の前にいる警察官が地獄の案内人に思えた。とにかく恐ろしかった。そのあと、色んな人に迷惑をかけて、病院に
ふと彼は言ったがそれは本当にそういう意味だったのか。そうじゃなくて本当は様々な意味があったのかもしれないが、私はそばでそのセリフを聞いた。 「俺が求めていたのは…平凡な…日常だったんだ。」 そう言った彼は文才があったようで、個人用のブログでかなりそれがウケていたようでその理由を彼はある病気のせいだと言っていた。 「俺はとある脳の病気なんだけどね…」 そう言った彼の言葉を聞いてそこまでそれ以上聞かないようにした。温情でもなんでもなく、私はそれが優しさでもないと思うが、た
早速ですが、僕は睡眠時無呼吸症候群です! …(どういう自己紹介や) その治療のためにcpapという治療器具をつけて寝なきゃいけないんですが、これまた…寝ずらい!!! ○山雅治やホ○エモンもcpapを使ってるそうですが、初日からすぐ寝れたそーな。 いやすげぇな!!!!! チューブを鼻のところにつけて空気を流し込んで眠るんですけど、空気の音ですとか流し込んでくる空気が気になってですねー、別につけてて苦しいとかはないんですけど、眠れないんですよね笑 僕も気にしない力が欲
感謝とは溢れ出る言葉、偽物のありがとうなんてちっとも心には響かないけれど、感謝をしたい時、人は本当に感謝したい時にはもうその行動を起こしている。感謝をしている。 それこそが生きる意味なのかもしれない、感謝しているからこそ命にいつしか価値が与えられたのかもしれない、そのことに気づいた。ただそれだけなのだが、それが一番自分にとって大切な原点のように思えていた。 それが一番求めていたことだと悟った。その時だ。私の中で命の煌めきを感じた。「芸術は爆発だ。」と岡本太郎は言ったが、そ
「ハッハッハッ!楽しいね。愉快な歌だ。こんな歌がこの世にあったとはね。びっくりだ。」 「何も変えられないと思ったのかい?そんなことはないのさ。」 彼が歌うたび世界は何か地鳴りのするような変化を感じていた。いや、それは勘違いなのかもしれない。皆んなもしかしたら何かの病気なのかもしれない。でもそんなこともお構いなしに彼らは歌い始めた。 もう彼らは偽りの世界には生きていない。この世界を許せなかった人達の集まりだった。もう何も変えられない。何も変わらないと思っていた。でもそんな
それは変わる余地のない何か。 それは圧倒的な何か。 それは救いでもある何か。 現実。 それは…怪物。 ここまでお読みいただき、お付き合い頂きありがとうございました😊 もうお会いすることはないでしょう。さようなら。 どうか皆さまお元気で〜。
幸せだったから。
これは、ただの凡庸などこにでもある話で、それでいて腐っていてどこにでもあるわけがない素敵な物語で、奇跡のような偶然の話だ。 「とっくに自分の人生には決着がついてるんですよ。」 そう答えた彼の顔にはどこか清々しさがある。なぜなら、本当に人生半ばにして決着がついたからだ。今ドラマの最高潮を迎え終わった後だからだ。彼にとってはこれ以上の人生の体験はできないだろうな。後の人生は彼に取ってはもう余生みたいなもんだ。 もうけりがついたから。 ある時彼は犬に命を救われた。 ある田
公園をテクテクテク歩いていくと、ベンチが丁度いい座りやすい角度で僕を待っていた。 僕は足が幾分くたびれていたから「よかった。よかった。」と言ってそのベンチに腰掛けたのだった。 するとその5分後にどう言うことだろう。小さい子供がこちらにニコニコと笑みを浮かべて歩いてきたのだ。たった1人だ。近くにそれらしき母親のようなものならいるが気づいていないのか、それとも母親の子供ではないのか?知らんぷりである。気づくと僕に歩きながら手を振って僕の座っているベンチに置いてあったスマホに指
人は落ち着く場所、本来行き着く場所に最後は行き着く。 それは悪いことではない。人には変えられないものもある。そしてそれは決められたシナリオがあるということだ。 誰かが作った脚本に自ら踊らされているにすぎない。人が及ぼす影響力なんてたかが知れている。何も変えられない。でもね、それでいいんだよ。夢なんて所詮叶わないさ。いいじゃない。夢なんだもの。それが人生なんだ。 ただ、壊れかけた船であっても船を漕ぎ続けるしかないのさ。 バイバイブラックバード。 おしまい。
愛を知ったから。
「これからどうやって心を壊してやろうか。」 そんなことばかり考えていた。笑いながら、でもそれは悲しいことだってみんなわかっている。 君は鋭く尖ったものを自分に向けていた。でもいいんだよ。それで突き刺しさえしなければ、それ以上に悲しいことはないからね、でも君はなぜか笑っていたね。「どうやって壊してやろうか?」それしか頭になかったんだろう。 強いふりをするのはもうやめるんだ。 痛みも何も感じない?そんなものは嘘だ。生きている限りはどんな状態でも人の心はね…蘇るの。 何時
「ハッハッハッ!楽しいね。笑い物にするのは、ピエロを笑い物にするのはこうも面白い。 こんなに楽しいものとは知らなかった。」 心でピエロを嘲笑う。言葉にはしないがバカにしている。 ピエロたちが歌っているよ。真剣に心を込めて、ピエロが歌う歌はとても音痴で不愉快だった。だがそれでも、聞いている彼らは涙を流していたね。いや本当に涙を流してくれる。心優しい方もいたんだろうけどさ。 それは、笑い物にしているだけだよ。でもピエロたちは真剣に歌ってるから気づかないのさ。彼ら彼女らは笑い物
人は生きているだけで立派だ。本当にそう思う。なぜなら、生きる事それだけでエネルギーがいるのだから。 最近、僕は体を壊して休職中の身であり、食っちゃ寝食っちゃ寝を謳歌しています。しかし時折そんな自分に嫌気が刺す時もあります。 「こんな自分が存在していいんだろうか?本当にいいの?周りは仕事をして、人生を謳歌しているのに、僕ったら布団という牢屋の中で日々戦う毎日。若者の青春にしては、悲惨だわ。悲劇だわ。悲しすぎるわ。」 なんてことは考えていないですが。まぁ、つまらんですよねー
高い山を登れば絶景が見れるわけでもない。早く諦めた方がよかったことなんて腐るほどあるけれど、歩くことを拒むことを諦めることはできない。 壊れるまでは、いやもう壊れているのかもしれないが、敗戦処理をして、負けが決まった勝負をどう受け入れるのか。 そう人生から問われているのだろうか? 「それでも美しいものがあると、何かこころの奥底に語りかけてくるから。」 だから生きているのだ。 こころの叫びがまだ残っているのなら、それはそれで素晴らしいことなのかも知れない。 例えそれ