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19歳の自分と29歳の自分を比べて変わったこと

もうすぐ10月。
今年で30歳になります。
でもまだ29歳なので29歳としてこの記事を書かせてください。

10年前の私って一体何をしていたんだろうか。
正直10年前のことなんてほとんど覚えていない。
私は割りと、いやかなり、記憶喪失気味(記憶力の無さ)で大抵のことは覚えていない。
保育園の頃は覚えているのに小中高生の頃の記憶がほぼ無い。
そして18歳から23歳頃は勉強が大変だったことと就活が大変だったことと一人暮らしが大変だったという記憶がメインでそれ以外は割りと曖昧なんだけど特定の何かを思い出して今の自分と比較したいわけではなくて、考え方とか行動がどう変わったかを思い出したいだけなので記憶喪失だとしてもさほど問題は無い。

19歳の今頃は、就職が決まってあと数日で内定式だ。
そしてもうすぐ20歳だ。
60人程いる同期が全員大卒で年上だったので内定式の時に「未成年がいるらしい、どんな奴なんだ?」って噂されてたらしい。
そして人事から「絶対に酒を飲むな」と念を押されたことを覚えている。
同期のみんなが内定式の後に嬉しそうに飲み屋に行くのを傍目に見ながらウェイ系大学生マジウザいんですケド~~って思いながら帰宅した。(学歴コンプ完全嫉妬)
同期はみんな優しくて良い人だった。

当時の私は人見知りがかなり激しかった。
みんなと同じじゃなきゃ嫌だった。
私だけ違うのはダメなんだっていう同調圧力みたいなのに縛られてた気がする。
話すのが苦手で、誰かに話しかけてもらうのを待ってた。
結果大人しそうというイメージで終わり誰にも話しかけられずぼっちを悲しんでいた。
お昼は絶対に友達と一緒に食べたくて、一人で外食なんて行けなかった。
テレビ大好き人間でテレビを付けたまま寝て、起きる前にテレビが付くように設定しているくらいテレビが大好きだった。


今、人見知りはいまだにあるけど初めましての人にはめちゃくちゃ話しかけるしどうでもいい天気の話とかするし、気まずくならないように当たり障りのない話をすることができるようになった。
19歳の私にはできなかったこと。
無言を「耐える」ことしかできなかった。
お昼は「お」を付けずに「昼」って言うし昼は絶対に一人が良くて、外食も一人で行けるようになった。
むしろ好んで一人で外食に行くようになった。
友達はいる。一応。
でもぼっちを楽しめるようになって、その代わりにテレビが好きじゃなくなった。
嫌いじゃないけどうるさくてあんまり好きじゃない。
朝のテレビは見る。ZIP派です。
実家で取ってる読売新聞の一面と職場で地元新聞の一面には必ず目を通すようになった。

情けないけど今も昔も変わらないことを挙げると政治に興味がないこと。
小学生の頃に習った衆議院と参議院の違いくらいで時が止まってる。
2016年に18歳から選挙権が与えられたにも関わらず私は29年も生きているくせに選挙には1回しか行ったことがありません、ごめんなさい。

体重はあんまり変わってないのに腹が出てきた。なんなの???

19歳の時は自己主張ができなかったけど今は出来るようになった。
嫌なことは嫌って言えるし、こうした方がいいんじゃないかってことを言えるようになった。
これすごい、良いことだと思う。
学生の頃とか若い頃って周りに流されて「まあこんなもんか…」って思ってたことも「それ違くない?」って言えるようになった。
凄い進歩だよ。
こうやって図々しく生きていかないと、大げさに言うと自分の感情は死ぬと思う。
ただ少し怖いのは「自分の考えはこうだ」って思考停止して周りの意見を聞き入れることができなくなってしまうこと。
中年期あるある。
価値観を押し付けられたときにこういう大人は嫌だな、と昔の自分が思ったことを若者達にしないようにしたい。

事なかれ主義なのでそういうことにはならないと思うけど自分が嫌だと思ったことを良い意味でも悪い意味でも忘れないようにする。

あと19歳の時は彼氏がいなかった。
それっぽい人はいた。
今も彼氏はいない。
それっぽい人もいない。


どうして…


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