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穴だらけの提案

数年前に〇〇さんが自殺と思われる形で亡くなっていたというニュースを見た。
ファンだとかそういうわけでなくても、人が自ら命を絶ったということに心がざわざわした。
そこで私はどうしたら自殺を減らすことができるのかを考えた。
まず会社に相談室のようなものってあるのだろうか。
そんなこともわからない私が思いついた案がある。
それは

肩書きを名乗らないカウンセラーを
いろいろな職場に送り込む事

すでに不安。
学生目線でしかないが、小学校、中学校と共通して言えることがある。
それは、保健室、相談室の利用にめちゃくちゃ抵抗があることだ。
小学生の頃、友人が「頭が痛い」と言ったので私にできることとすれば、「保健室に行く?」という提案と、それに付き添うか、言霊を信じて「大丈夫だよ」と言い続けるかだと思う。
そこで私は「保健室行く?」と聞いた。
すると、「絶対いや!」と返事が来た。
となると、言霊コースしかない。。と思いながらも、私はなぜそんなにも保健室が嫌なのかが気になった。
聞いてみると、明確なことは言わなかったが、保健室に行くと具合が悪いということがみんなに伝わって「大丈夫?」「具合悪いの?」などの言葉をかけられるのが嫌というような感じだった。
私の周りではこのような意見を持っている子は多かった。

そんな保健室よりも相談室を利用する方が抵抗があり、偏見を持っている子が多かった。
相談室に入っていく子は

悩んでいる
病んでいる
いじめられている

このような偏見が強かった。
私自身、相談室を利用していたが周りの視線は気になった。
相談室は予約制で予約状況は相談室の前に張り出してあったのだが、私は廊下を歩くふりをしながら横目で見ていた。
嫌なことがあった、と相談している子もいるし、嬉しかった事を話に来てる子もいる。
私自身も相談室を利用するまではどういう雰囲気なのか分からなかったが、想像していたよりも良い意味で軽い雰囲気だった。
相談室という名前を変えるべきかもね。

子供の頃の記憶を元に提案したが、このような感覚は案外変わっていないのではないだろうか。
数年前から考えながらも実現するとしたら💭
という部分を考えていなかったし、なんとなく名案な気がする!とだけ思っていたが、今日考えた結果、色々難しいなと再確認した。

1.1人のカウンセラーが1日にどれくらいの人と話すことができるのか
単純に私が学校とバイトがある日に何人の人と軽くでも話しているか考えたら20人弱だった。
週に何回どの程度の会話を何人とできるのかを予想してみて、人数も会話もだいぶ少ない気がしている。
2.カウンセラーがどのように職場に溶け込むのか
この案はカウンセラーということを伏せることに重きを置いているから、溶け込むという点で言うとある程度仕事を共にする必要があるのかなと思っている。
ただ、メインのお仕事は話すこと。仕事のバランスがめちゃくちゃになりそう。
最初から社内の人間をカウンセラーにしてしまうという方法もある気がする。 
でも話しづらいか。
てか書いてて思ったけど、最近の傾向って職場の人と必要以上に関わりたくないみたいだよね。
そしたらこの提案...^^;
じゃあどういう立場の人間となら話しやすいかな、
そこそこの頻度で職場に出入りできていろんな人と話す機会がある社員ではない存在。
そして話しかけやすい存在。
ヤクルトさん的な。
どういう肩書きの人が合うかは職場ごとに変えても良いのかなとも思う。

3.社員とカウンセラーが話す時間はどう確保するのか
学校のように「ちょっとサボってお話聞いてほしいな〜」ができない。
お昼一緒に食べながら話すみたいな形になるのかな。
根本から会社の時間の動き自体を柔軟にできたら良いと思うけど、なかなか大胆。

4.もしも、カウンセラーだということがバレてしまったらどうするか
私が思っているよりもカウンセラーと話すことに抵抗のない人だったら良いのだけど、友達と思ってたのに、仕事で話聞いてたのね。。というふうになってしまったら最悪の事態だ。
でも、それがわかってしまった時のリアクションがどんなものなのか知りたい気もする。
何割の人がふーんくらいなのか、何割がショックだと感じるのか。

ひとりで考えただけでもこれだけの問題があった。
書きながらもまた新たな問題を発見して矛盾を直しながら書くのが嫌になってきた。
いろんな視野と角度から見たらもっとあると思う。
肩の力を抜いて精神科へ行ったり、カウンセラーと話すことができればこのようなシステムはいらないと思うけど、今の日本では需要があるのではないかと思っている私です。

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