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世界一周?育休チャレンジ3/N

たろう。生まれて初めての日本に向けて出発。
この日本への旅、「育休チャレンジ」の行程全ての中で、最も難易度が高いと踏んでいた。

今回の行程のポイントをおさらいすると、
移動者:たろう生後9ヶ月と私。
移動区間と所要時間:グランドラピッズ→デトロイト(1.5時間)及び、デトロイト→日本(13時間) +実家のある長野へ成田から車で4時間。

①過去最長のフライト時間=13時間
…..一度狂ったら空から飛び降りるか、耐えるかの二択しかない。
②たろう9ヶ月。とにかく動き回りたく仕方がない。そして抱き続けるのは重い。
③日本行きのフライト
…..日本人(特にサラリーマン)は赤ちゃんが泣くと嫌がりそう(独断と偏見)
④だんな無しの単独オペ

というわけで、ハラハラドキドキの旅スタート。

飛行機一本目は、1.5時間のみなので、私の気持ちの中ではカウント対象外。
ありがたいことに、寝てくれました。
重たいけれど、抱いていればよいだけ。
乗り換えも、たろうを抱っこ紐に入れて、チャチャっと移動。

ちなみに、実は飛行機は1本でも少ない方が良いのでは?と思い、本当はデトロイトまでは車で行き、乗り換え無しで済ませようと思ったのですが、
デトロイトと羽田間は、ビジネスの需要が多いためか、他のルートに比べても異常に値段が高くなる時があるので、仕方なくグランドラピッズからの搭乗。これをするだけで、飛行機に乗っている回数も時間も増えるのに、なぜか数万お安くなります。
(もちろん、お金で解決できることは解決してしまうというのも有り。ただ、今回は乗り換え等を含めると、合計でかかる時間にそれほど差異がなかったため、節約したお金はそっとお財布に戻しました。)

日頃の行いがよいので!?、
まだまだコロナの入国規制がかかっていたからか、お盆の時期に関わらず飛行機はがらがら。
残念ながらバシネットが使える席は使えなかったものの、真ん中4席一列を使ってくださいとのこと。
ちょっと感じの悪いビジネスマンが前に座っているけれども、作り笑顔ですみません〜と言っておく。
(たろうが少しどんどんすると、嫌な顔をされて嫌な気分になったけれど、まぁ文句は言えません。そりゃあ、みんなお疲れですよね。でも、そういう方はビジネスの席にお座りくださいませ。)
少しでも手荷物を減らすため、事前に、アプリから塩分控えめの食事に変更し、搭乗しました。

離乳食はアメリカ式。(というと聞こえがよいが、単に親がズボラ。)たろう9ヶ月にして、大人と同じものを食べてくれていたので、ありがたい。

ミシガン時間で14時頃の搭乗だったので、勝負はお昼寝後、就寝時間までの時間帯。そして、夜飛行機でうまく寝てくれるか。

すやすや〜。デルタのバッジなんかもらっちゃって、いいわね〜。


いや〜。お利口。なんていい子なんだ。





で、終わるわけありませんよね。

私も仮眠中のちょうど折り返し6−7時間経った頃でしょうか….。


どすん。


という音がして、後ろを振り返ると、
なんと後ろに座って(横になって寝て)いた方が、そのまま床に落ちている。倒れている。


すぐさま、乗務員を呼び、それでも意識が戻らないので、「お医者様はおりませんか〜」の機内アナウンス。

どうやら日本人の方だということがわかり、お薬手帳を読んで医療関係者の方に英語で伝えたり、日本語での呼びかけを手伝ったり。周りの人たちが、きちんと冷静になれていてよかった。

たろう抱えたまま、頑張りました。緊急着陸?!なんて、考え始めた頃、幸い意識も戻り、元気になられたようで、本当によかった。


そんなこんなで、やっと羽田空港に到着。
いや〜私頑張ったなあ〜なんて、自画自賛しているのも束の間。

時は、2022年8月。

そうです。入国にあたっては検疫のための、強歩大会。
なんでこんなに歩かないといけないの〜。

というくらい、歩かされました。

たろうくん。重いです。
ちょっと、置いておくわけにもいかないし。
飛行機の中で動けなかった分、謎の筋トレをすることができました。


やっとのことで、検疫を終え、たろう、迎えに来てくれたじいじと初対面。
じいじ、デレデレ。
私、一気に肩の荷がおりた。





はずが(まだあるの!?)、
なんと、私の妹、1歳の娘を連れて一緒に羽田空港に来てくれているではないか!!!!


じいじへ
「新しい環境で、時差もあって、車の中では休みながら帰りたいから、迎えには一人で来てね。」
たろう


という伝言も虚しく。車中、あわよくば寝ながら帰りたかった私。嬉しい気持ちもありながら、嫌な予感。

1歳の姪、9ヶ月のたろう。交互に大合唱。
恐怖の4時間、始まり始まり。

後にも先にも、たろうがあんなにも泣いたのは、初めて。

そりゃあ、いきなり見たくれも言葉も違う世界に到着して、チャイルドシートの中に放り込まれたら泣くよな。私以外のアジア人見るの、初めてだもんな。

ごめんよ。たろう。でも、とっても楽しい日本での夏休みが過ごせました。

次回は、国内旅行について書こうかな。(つづく)








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