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彼の世界観

A:お前はばかだ。すごした時間はむだだった。
B:私がいったいなにをしたというのだろう?
当時世界中がこの若者の成功をはやしたてていた。だが、彼が正しく、ほかのだれもが間違っているとなんとなくかんじた。
A:ごく小さな形式からやりなおせ
この人のおかげで私はすべてを失うこととなった。じぶんでもまずしいとはおもわなかった。その頃はちいさな形式のものを研究しました。個々の形式のなかからすべてに通じるものをみつけだそうと・・・必死だった。

数年後


A:なるほど、そこに気が付くようになったか。なんとかものになりそうだ。お前ならそこに到達するだろうとおもっていたよ。

部分的なものから発想されるエモーショナルなものを強調することにおちいってしまわないようという忠告であった。それについてすべてをささげて真摯にとりくんだ彼は、ついにいまここで生じるものと こころのおりなし との関係は、現在のみの単一体ではなく過去・現在・未来の複合体であり、部分は全体に通じるという理論にたっした。

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