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つぶやきでは足りない思いを書いてみた

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「友達」じゃなくて「同級生な」

「友達」じゃなくて「同級生な」

ショックだった。温厚な夫の「友達じゃなくて同級生な」の言葉。年金受給世代になり地元に帰って来て同級生たちとの交流が再開した夫。自治会の役員も積極的に引き受けちゃって結構頼りにされてる。夫の生まれ故郷に帰ってきた事は間違いでは無かった、と思う。
私の知り合いはないけどね。
私は友人に会いに行くのが出かける口実にもなるしそれで良いと思っている。それも、年と共に出かけるのも面倒になって来たから交流はSN

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「それはご主人がいるからいえるのよ」と指摘され夫婦とは何か考えた

「それはご主人がいるからいえるのよ」と指摘され夫婦とは何か考えた

何となく夫が鬱陶しいと感じる事がある。長年連れ添った夫婦には「長年」の秘めた不満も山ほどあるかも知れない。そんなに嫌なら別れちゃえばいい、など経済力のない妻にはできない願望だった。けれど社会進出した女性たちは経済力も身に付け離婚のハードルを低くした。これは殆どの女性には自明のことなのだろう。

ある日私は、ご主人の死別からまだ一年も経っていない女性の前で夫の不満を漏らした。するとその女性は怒りとも

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可愛いおばあちゃんになりたい

可愛いおばあちゃんになりたい

夕方コンビニにいった。翌日の朝食用のパンがなかったからだ。パン以外必要なものはないかと店内を見ていると、遠くで店員の大きな声が聞こえた。「これはチーズとハムが入っています。電子レンジでチンして温めると美味しくなりますよ」高齢女性に説明する店員の声だった。床に頭が付くのではないかと心配になるほど腰が曲がった高齢女性は「これは何か。どうやって食べるのか」とでも質問したのだろうか。その時の店員の応対は小

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生ジョッキ缶抱えひとり花火観覧

生ジョッキ缶抱えひとり花火観覧

我が町の花火大会も、今年から会場での観覧には入場チケットが必要になった。幼い頃、祖父母に連れられて出かけた花火大会では土手に新聞紙を広げて座った記憶がある。会場まで人並みに合わせ列になってゾロゾロと歩いた。小さな私は大きな大人の中に埋もれてしまって、時々祖父母を見上げながらドキドキしながら懸命に歩いた。覚えているのはそこまで。肝心な花火は思い出せない。もったいない思い出だ。

花火は観る楽しみはも

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社名を出して恐縮ですがひと言だけ

社名を出して恐縮ですがひと言だけ

気づいたらスーパードライ、生ビールマルエフ、ノンアルコールまでZero Asahiだった。

お盆、おにぎり、思い出

お盆、おにぎり、思い出

お盆が近づき、おもてなしのお料理を考えていた。
色々考えていたら、おにぎりにお味噌汁というとてつもなくシンプルな組み合わせが浮かんだ。おにぎりはふっと浮かんで、次に高校時代のバレーボールの部活でみんなが盛り上がった肉巻きおにぎりを思い出した。

私と同じで、レギュラーにもなれなくて玉拾いばかりだったけれど腐ることなく休まず必ず練習に参加していた子。ああ、ごめん名前が思い出せない。でも、あなたの持っ

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