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あなたは手に取ることができますか?書籍「ママがいい!」

いかがお過ごしですか、長谷川ちゃみです。

松居和著「ママがいい! 母子分離に拍車をかける保育政策のゆくえ」

もしも、私がいま赤ちゃんを保育園に預けていたら、「ママがいい!」このタイトルから目を背けてしまったかもしれません。

うちは末っ子も5歳なので赤ちゃんではないのですが、今だって保育園に送って行って、「ママがいい!」って子どもに泣かれちゃったら、困ってしまうでしょう。

思い返せば、私は、はじめての育児ではかなり神経質になっていました。義母が抱っこしていた娘を私に渡すときに、「やっぱりママがいいよねー」などと娘に話しかけているのを聞くだけで、プレッシャーを感じていました。この頃の私は、この本を手に取ることはできなかったかもしれません。

でも、noteでもAmazonでも、この本についてレビューしているママがいます。赤ちゃんを保育園に預けながら、そのことと真正面から向き合って考えているママがいます。本当に頼もしいです。

この本は、国の政策が保育のビジネス化を招いていると警鐘を鳴らしています。単に”赤ちゃんはママがいいから、保育園に預けるなんて以ての外”と言っているわけではありません。もちろん、保育園に預けることを無条件で肯定しているわけでもありませんが。

この本では、保育園の現状と今後の見通しについて、詳しく説明されています。それは、保育園に赤ちゃんを預けるのであれば、理解しておくべきことばかりです。保護者は顧客? 保育園の運営システムとは? 多様な視点で保育園の抱える問題も示唆されています。私が実際に保育園を選んだ経験や、保育園や託児所に赤ちゃんを預けたときに感じた保育の現状と照らし合わせても、この本は、決して大袈裟ではなく、現状に即した報告であると思います。

赤ちゃんを保育園に預けて復職しようと思っている育休中の方や、復職したばかりの方にとって、とても参考になると思いますのでおすすめします。

それでは、また。


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わが家の三姉妹はみんな赤ちゃんのときから保育園育ち。保育園と共に子育てしながら会社員を続けて10年。保育園と赤ちゃんを育てながら考えたこと…

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