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株式投資家初心者レベル2-「保有スタイル」×「銘柄選定スタイル」の組み合わせである「投資スタイル」について理解できる-

こんにちは。井の中のカブレオンです。

本日は投資スタイルについて説明していこうと思います。

株式投資を始めたばかりの頃は色々な投資に関する記事や本を読んだりして投資の勉強をすると思います。
しかし、それぞれのアドバイスは全く逆のことを言ってたりして、「いったいどれが正しいのだろう?」と頭を悩ませていると思います。

例えば、ある記事では、「損切りルールを設定すべきだ!」って書いてあるけど、もう一方の記事では「損切りはすべきではない!」と書いてあったりと、何を信じていいのかわからないような状態になりますよね。

私もそうでした。
でも、現在はそのようなことはあまりありません。
それは投資スタイルについて理解することができたからです。

投資の世界に「〇〇をすれば絶対儲かる」といった必勝法はありません。
上記の損切りのアドバイスも、ある投資スタイルの人には有効でも、もう一方の投資スタイルの人には不適切なものになります。

損切りは一般的にはデイトレードのような短期投資では必須ですが、5年、10年スパンのような長期投資の場合は、株価が大きく下落したときこそ平均取得単価を下げる絶好のチャンスであるため、損切りは不要かと思います。

もちろんこれは一般論なので、時と場合と他の要素によっても変わってくると思いますが、要は投資スタイルが理解できなければ適切にアドバイスを理解することは難しいということです。

投資スタイルを理解する2つのメリット

株式投資初心者にとって投資スタイルを理解するメリットは、2つあると思います。

1つ目は、上で説明した「投資スタイルに合わせた適切な情報、アドバイスを取捨選択できるようになる」です。

株を始めたばかりであれば、まずは既に投資で利益をだしている人達のアドバイスを参考に投資を行うと思いますので、誰のどのアドバイスを聞けば良いのか?WEBのどの記事を参考にすればよいかがわかるというのは、とても大きなメリットだと思います。

2つ目のメリットは、「リスクをある程度コントロールできるようになる」ということです。

投資を始めたばかりの時って、怖くてなかなか注文できなかったり、株を保有してみても値段の変動が怖かったりしますよね。
「株で自己破産」みたいな記事を読んでビビったりとか。

でも、これらの恐怖は投資スタイルによってある程度決まるリスクによってコントロール可能です。

私は株式投資はけっこう楽しいものだと思っています。
だから、最初にリスクの高い商品に手をだして楽しさがわかる前に退場となってしまってはもったいないなと思ってしまいます。

投資スタイル毎のリスクを理解することで、少しづつリスクをあげていき、リターンが大きくなるように成長できるととても楽しく感じると思います。

投資スタイルとは

それでは、投資スタイルとはなんでしょうか?

米国株に投資することでしょうか?株主優待狙い、配当金狙いで投資を行うことでしょうか?

それも投資スタイルの1つかと思いますが、最も大きな枠組みとして下記のように分けられるかと思います。

投資家レベル1-②投資スタイルを理解する (1)

ちなみにこれは私が勝手に作ったので、もっと良い分け方だったり、定義があるかもしれません。
そして、学校とか、会社で「保有スタイルは〜〜」とか言ってもきょとんとされるかもしれません。

私は、投資スタイルというのは、特定の銘柄に集中して投資するか、分散して投資するかという分散度合の軸と短期で持つか長期で持つかという保有期間の軸から構成される「保有スタイル」と企業の業績やビジネスモデル、業界等を考慮したファンダメンタル分析で銘柄選択するか、チャート分析を利用したテクニカルで銘柄選択を行うという分析手法の軸と、グロース株に投資するかバリュー株に投資するかという銘柄種類の軸で構成される「銘柄選定スタイル」の組合わせで定義できると考えています。

色々な投資スタイルの定義はあると思いますが、概ねこの組み合わせのどれかに入ると思います。

アメリカ株への投資ももちろん広い意味では投資スタイルの1つだと思いますが、アメリカ株への投資を行うということを決めたとしても、長期か短期か、集中か分散化、ファンダメンタルで見極めるのかテクニカルで見るのか、グロース株に投資するのか、バリュー株に投資するかというスタイルはよく吟味し、理解してから投資を行う必要があります。

アメリカ株でも日本株でも、中国株への投資でも普遍的に考えなければいけない投資のスタイルが上記になるかと思います。

初心者であればリスクの低い1つの投資スタイルをまずは試すのが良い

この投資スタイルについては、何も1つだけを選ぶ必要はありません。

というか多くの投資家は、短期と長期でポートフォリオ(投資の狙い毎にグループ分けした株の保有割合みたいなもの)を分けたり、一部は分散するためにETFに投資し、得意な領域だけ個別株で運用みたいなことをやっている人が多いと思います。

また、ファンダメンタルとテクニカルも厳密にどっちかというわけではなく、ファンダメンタルで80%決めて、細かい買いのタイミングだけMACDやRSIを見て最適なタイミングを決めるみたいな利用方法をしている人も多いです。

しかし、初心者であれば最初はどれか1つの投資スタイルについて学び、投資を行うことを進めます。

いきなり色々なことを勉強することは難しいですし、何より投資は実際に投資して失敗したり、成功したりして学習、成長していくものですが、その失敗や成功の定義が投資スタイルによって異なるため、複数の投資スタイルの組み合わせで実行してしまうと実際に投資した結果から反省して学習するというプロセスを回すことが難しくなります。

具体的に言うと長期の分散投資のスタイルで投資をしている場合は、一週間で個別株が10%下落しても失敗とは言えないと思いますが、個別の短期でテクニカルでバリュー株のスタイルで投資してた場合は失敗という判断になるといった感じです。

まずはリスクの小さい投資スタイルから実行

投資スタイル毎のリスクをだいたい下記のような感じになります。

投資家レベル1-②投資スタイルを理解する (2)

株を始めた当初は、株を買うのが怖かったり、保有している銘柄の株価が気になって仕事に手がつかなかったりしますよね。

最初のうちは上の画の赤い線で囲った、「長期・分散」×「ファンダメンタル・バリュー株」への投資に挑戦することを勧めます。

リスクの小さい分、いきなり「億り人」みたいな大儲けとなることはありませんが、投資の勉強を始めるにはこのゾーンから始めるのがよいと思います。

株の投資家にとって必須であり、初心者にとってのとりあえずの目標は株式市場から退場しないことです。退場というのは自分の資金がつきて投資できなくなる状態ですね。

私は株式投資というものが楽しいものだと思っているので、最初から高リスクな投資スタイルを実行して、退場となってしまってはもったいないと思います。

初心者にあったリスクを理解し、低リスクな投資手法から投資を始めることで、一発退場をくらわずに投資を続けながら勉強する機会を得ることができます。

まとめ

株式投資家初心者レベル2
「保有スタイル」×「銘柄選定スタイル」の組み合わせである「投資スタイル」について理解できる

投資スタイルを理解するメリット

1.自分の投資スタイルにあった投資手法のアドバイスや本に出会い安くなり、情報の選択が正しく、速く行えるようになる

2.初心者にあったリスクを理解し、低リスクな投資手法から投資を始めることで、一発退場をくらわずに投資を続けながら勉強する機会を得ることができる

それぞれのスタイルについて有意義な手法の解説がブログやyoutubeにたくさんあるので、自分の投資スタイルにあった投資家のブログやyoutubeを正しく選択して勉強を続けるのがよいと思います。

スタイル毎の細かい投資手法や自分の参考にしているブロガーやyoutuberについてこの投資スタイル毎にわけて紹介みたいなことも今後やっていきたいと思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、よろしくお願いします。

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