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顎変形症の術後に適応障害を発症した話

 はじめまして、ちゃまと申します。
ただいま私は、小下顎症の治療のために両顎の骨切り術を行い、絶賛入院中です。もともと骨切りはリスクも高く、大変なイメージのある術式ですが、私はまさか自分のメンタルがこんなにも落ち込むとは思いもしませんでした。こうなると分かっていれば、もう少し対策が出来たのかな…と思うので、記事にすることにしました。

🦷そもそもなぜ手術を決めたのか🦷

・物心ついた頃からイビキがひどく、人とのお泊まりが苦手であった。
・顎が小さすぎて口が閉じれなかった。閉じようとすると顎(無いなりの)にシワができることが気になった。
・横顔をいじられたり、魚みたいと言われたりすることが多く、内心傷ついていた。

これらの原因が全て「小下顎症」ということが判明したのが大学生の頃。
そこからいろいろあって社会人2年目頃から術前矯正を始めました。(矯正に関する話はまた別で)

🦷オペ当日🦷
 とっても緊張して臨みましたが、10時間にわたる手術が無事?に終わり、気づいたらICUにいました。鼻は空気が吸えるようにチューブやらが両鼻に入っており、口には血抜きドレーンが2本、痰を飲み込んでも大丈夫なように胃にまで管が1本、そして尿管が付けられていました。
すごく苦しい、というわけでもなく、全身麻酔の影響でとろ〜んとしていて、ずっと眠たい感じでした。辛いと言えば、口呼吸しかできないので喉がカラカラになってしまうこと。10分〜30分おきくらいにナースコールをして、湿らせたガーゼで舌を濡らしてもらっていました。ICUにいる間(術後1日)は飲食ができないので、舌を湿らすことだけが唯一の水分摂取でした。それは辛かったな。
5分寝ては起き、寝る体勢を変えてもらったり、舌を湿らしたりして、時間が経つのをひたすらまどろみながら待っていました。

🦷個室の病室へ戻って2日目まで🦷

 ICUから個室へ戻ると、まだ顎間固定はされずにとりあえず流動食を飲む生活が始まりました。鼻詰まりがひどく、全然寝れないのでそれがすごく辛いし、痰のような鼻水のようなものがずっと鼻奥にひっかかって、何度も飲み込もうとしていました。術後の痛みはそこそこで、点滴からいろいろ薬を入れてもらったおかげでなんとか生きていました。ただやはり、流動食は「おもゆ」「味噌汁の汁のみ」「高カロリードリンク」のみで、しかも味が毎食同じ。これがすごく辛い。でも飲まなきゃ治りが悪くなると思って頑張って飲む。でも口が不味くておえってなるし、食事の時間が来て流動食を見るたびに吐き気がしました。実際に吐くことはなかったけど。

問題は、術後3日目に起きました。
その引き金となったのが、『顎間固定』です。

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