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「行けたら行くわ」に僕は何度も騙されたんだ

パパの言葉は信用できないと長女・次女からよく言われる。そんなことはない。ママに内緒でお菓子やジュースを買ってあげたり、約束どおり休みの日に大きな公園に連れて行ったり沢山の約束を守ってきたはずだけどなぁ。

何が信用できないのか聞いてみると 「怒らないから正直に言って」という言葉のようで「正直に言ったら、いっつも怒られる」ということだ。
なるほど。うん、これはね、仕方がないのだよ。パパだけではない。世の中の大人は真実を引き出そうとこれを言っちゃうんだ。

絶対に破られる三大約束

①怒らないから正直に言いなさい
②マラソン一緒に走ろうな!
③関西人の「行けたら行くわ」

これから長い人生を歩んでいく君たちに人生の先輩として教えるが、これらの言葉に騙されてはいけない。君たちはこれから何度もこの三大信用ならない約束に出会うだろう。
これらの約束は信じてはならない。きっと守られない。だからダメージを最小限にするために最初から「裏切られる約束」と捉えて強く生きていくのだ。

「行けたら行くわ」は関西と関東では意味が違う

「マラソン一緒に走ろうな!」
裏切男「本気で走っても疲れるだけだし、適当でいいだろ」
裏切られ男「だよなー。だるいよな。最後までマラソン一緒に走ろうな」
裏切男「当たり前だろ。俺たち友だちじゃないか」

スタート前のありふれた光景である。
しかしスタートの合図とともに、いとも簡単に締結したばかりの契約が満了する。「なんか今日、いけそうな気がする」なんて都合のいいことから始まって、相方が「ちょっと早くね?なんかしんどいわ」と言えば「じゃ、先に行っておくね」と鬼ダッシュで置いてけぼりにする。

人間なんてあわよくば少しでも上に行こうと思う生き物である。
一緒に成り下がる必要なんてありえないと考えておいた方がいい。何かを低い位置で一緒にやろうって誘ってくる奴は大体裏切る。これは世代も問わず、地域も問わず世の共通である。

「行けたら行く(わ)」
関西以外では「約束はできないけど行く気はある」ときにこの言葉を使っている。僕も生まれは関西ではないから、行ける可能性があるならこの言葉を使うし、行きたくない時はハッキリと「行けない」と回答する。
それに対して関西では、あまりノリ気ではないときや行きたくないときに「都合のいい言い訳」として使うことが多いようだ。

関西人:「ほぼ行かない 9割」・「ほぼ行く 1割」
関西人以外:「ほぼ行かない 2割」・「ほぼ行く 8割」
(毎日放送 「ちちんぷいぷい」調べ )

僕が学生時代に「行けたら行くわ!」の魔のフレーズを使いまくる友人がいたが結局彼はこの言葉を使ったときは一回も来たことがない。遠い親戚が帰ってきたり、バイトでシフトが突如変更になったり、昨日マンションの別部屋に泥棒が入ったから家を空けるのが怖かったり、飼ってた犬を動物病院に連れて行くことになったり、まるでコントのような出来事が直前で起こるのである。
何でもストレートに表現したり話したりしていると思われがちな関西人だが、そんな関西人でも言いにくいことがあり、それをソフトに伝えるためにあみだしたコミュニケーションスキルなのだろう 

「行けたら行くわ」で店を予約する幹事の苦悩(関西編)

「行けたら行くわ」が二人きりのデートならそもそも店を予約しないから問題ない。
問題になるのは男3、女3などの複数ケースである。この場合、一人の女の子が「行けたら行くわ」の状態であればとりあえず形式的に6人予約をせざるをえない。
しかし、予想どおりに「来れなくなった」の連絡が前日にくる。

ここからがターニングポイントである。
確約していた残りの女の子二人のうち一人が「えー、メンズの方が多いしなぁ」となるようだと残酷物語が始まる。
一人が人数のバランスで脱落するようだと、女の子3人全員来ないことが確定してしまう。すると男も別に野郎だけなら安い居酒屋で飲みホかカラオケオールでええしなー。となって「洒落たイタリアンは今回はやめとこか」で、結局その辺の適当なところに入って普通の酒飲み会。

この無念、独身時代に何度経験したことか、、、泣く泣く予約していたレストランに電話をかける。
「大変申し訳ございません。連れが体調を崩してしまい、本日はキャンセルとさせていただけないでしょうか」

このキャンセルの電話が一番辛い。
僕だって昨日まで楽しみにしていたのだ。本当はキャンセルなんてしたくないのだ。しかし残念ながら、少しでも紹介要素のある男女混合の飲み会はドタキャンはつきものである。女の子は利害関係がなく、さして思い入れのない相手には驚くほど冷たい対応をする。少なくとも僕のような非モテだと顕著だ。

だから不確定要素のある相手との飲み会みは、基本的に席だけの予約にしておこう。コースで予約してキャンセルすると基本的にキャンセル料が発生してしまうが、これを参加メンバーで割って、女の子にも請求しなければならないのも辛い役回りである。

「不確定な『行けたら行くわ』の約束が一人いる場合はコースは予約しない」

これは非モテの僕が編み出したドタキャン対策の基本中の基本である。
そもそも合コン前の段階で勝負しておくのが最強のドタキャン対策となる。男の中に一人ほど女の子の誰もが狙いたいと思われる高スペック男子を入れておくのはドタキャンを高確率で回避する。

自分より高スペックを入れると自分が目立たなくなると思うのは大きな間違いである。最初は参加者女子全員が彼狙いでいい。彼目当てでオシャレして来てくれたらいいのだ。当日もキラキラして「今日きて良かった」と思ってもらった方が、僕のしょうもないトークであっても最高に盛り上がってくれるのだ。
彼の取り合いで争えばいい。しかし女の子は思った以上に現場では友達同士の和を重んじる。結局、最後はうまく分散されてきておコボレがまわってくることも多い。

でも結局は紹介要素のある相手との相性次第なので、やはり「行けたら行くわ」でドタキャンされたり、話が合わなければ、相手を追いかけるのではなく、ダメだったらハイ次!で、また次の相手を探すのが良いと思う。今の時代、いくらでも出会いがある。

ドタキャンを何度も経験した僕からのアドバイスだ。
独身男性諸君、「行けたら行くわ」に屈することなかれ。若ければ恋愛経験の修行をつく時間がたくさんある。自分に自信をもって何度もアタックするのだ。それでもダメであっても大丈夫。
僕と一緒に飲みにいきましょう。

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