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心身ともにハグを求めて

今回も前回の続きで、「家出(いえで)」にまつわる話です。

アラフィフになって「オトナの家出」をして7年半が経ちました。

前回のnoteはこちらです。




まるごと受け止められる経験


最近になって、

 私のここまでの歩みのちぐはぐは「まるごと受け止められる経験の不足が元になっていたのではないか」

と思えてきました。

何かあった時にかけこめる「安全基地」がなかったように思います。

まだ幼かった頃、感情が高ぶった時も、

 ー ちーちゃん、ちーちゃん。そんな風に怒るのはよくないよ。

 ー そんな風に考えるのはよくないよ。

と冷静に「諭されて」きました。あの時の母の「ちーちゃん」を思い出すと今でも背筋がゾっとして、いや~な気持ちが蘇ります。


子どもが、何かあった時に、「ママ―(;;)」とお母さんに駆け寄ってハグを求めるようなとき。

ハグをされる代わりに、「そこになおりなさい(←時代劇風)」と正座させられてお説教される感じでした。(そういうイメージの話です。)


 ただ 抱きしめて欲しかっただけなのに。


その次に起きたこと


そこから起きたことは、

 自分の「一次感情」を味わうことがなくなった

ということでしょうか。

世間の常識、ものさしで、常に自分を見張ってサバいてきたようです。

成長し、母が常にそばにいる状況でなくなっても、学校の先生、仕事の上司など、常に自分でない人の言葉や思惑を優先し、

 合っているか、間違っているか

を考えて行動していました。(※これを、自分の人生、運転席に他人を座らせている状態、ともよく表現されます。)


そんなわけで、学校では超優等生で、先生にとって御(ぎょ)しやすい存在として、委員なども歴任しました。



ちぐはぐな行動


そうして、自分自身の気持ちや感情は無視して、他人軸で生きている一方、

 心と身体はハグを求め続けていました。

でも、自分の気持ちはないものにし、他人の言動は全て「正」として勝手に従っていたので

 他人との距離感がものすごくおかしなこと

になっていました。

心身でハグを求めているので、

 一気に距離を縮めては、相手の言動に勝手に振り回され、
 相手を勝手に崇めては幻滅して距離を置く

なんてことを繰り返していました。


人間関係および恋愛が超下手っぴ


自分で自分を満たせておらず、周りに求めているものだから、それは人間関係も恋愛も上手くいくわけがなかったです。

 心身共にハグを求めていた

ことから、恋愛関係でもすぐに距離を縮めて体の関係を持ちました。

それでも心の溝は埋まらず、そんな体の関係も「心地良いもの」ではなく、そういうことの繰り返しに疲れてしまっていました。



ひょんなことから結婚


そうこうしながら、結婚は凄く早かったです。

相変わらずの無茶苦茶ぶりで、ダンナさんとの間に子供が出来ました。

あの子が出来てくれなければ、結婚なんてエネルギーの要るイベントに踏み切れなかったと思っています。そうして、結婚生活がスタートしました。


それまでの無茶苦茶な人間関係を全て終わらせることができ、またすぐに妊娠、出産、子育てが始まったことで、体の関係もナシで過ごせたことは、私の中でとてもホッとする状態だったのだと思います。

つまり、全て自分が引き寄せたことでした。



理想のダンナさま


子煩悩で、子供たちの良き遊び相手、勉強の師匠であったダンナさまは、
家族での沢山の楽しい思い出も作ってくれました。

ダンナさまに連れ出してもらった山や海の遊び、ドライブ、どれもすごく良い思い出です。

私の家族(親兄弟)とのつきあいも良好で、とにかく周囲からの評判がとても高いダンナさまでした。


ただ一つ、ダンナさまと私の関係は、母と私の関係に似ていました。

ー 心身ともにハグを求めていっても拒否される。
ー いつも「指導者」としてそこにいる。

・・・セックスレスは20年以上になっていました。

 理想のダンナさまなんだから、子煩悩な良き父親なのだから、
 私の望みなんてハシたなくて些細なことだ。

そう思ってきました。


誰にも言えなかった悩み


私にはそんな悩みを話せる女友達がいませんでした。

セックスレスが普通ではない、ということもわかりませんでした。

「セックス」と言う言葉を口にすることも、もちろんこうして文字にすることも、すごくすごく抵抗がありました。ようやく書けるようになりました。

  夜の生活なんて最初だけよ

結婚前のある時、ふとした雑談からそんな風に母に言われたこともあり、そういうものなんだと思っていましたし、だから母にも言えませんでした。



続きはまた次回

※すべては自分のシナリオ


このようなnoteを書くと、親はともかく、ダンナさんは自分で選んだのだから、とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。

現在の心の状態になるまで、母やダンナさまのせいにしたり、いろいろ葛藤はありましたが、

 全ては自分が引き寄せたこと

と納得しています。ひとのせいにする気持ちはもうありません。
一見嫌な役回りをしてくれたことには、むしろ「感謝」しかありません。





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私について      ⇒ note「ちか は こんな人」





私に関わる全ての人に元気と勇気を!
そしてその人の変化を有形無形で応援していきます!!!

家出の話はうまく書けそうもなくて、今まで表に出してきませんでした。誰か必要な人の元に届くとよいな~と思っています。
ちか (2024.4.23)

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