日本語は助詞が大事。英語は〇〇が大事。【大人のやり直し英語】
今回は「知っておくだけでちょっと役立つ日本語と英語の違い(1)」と題しまして、予備知識として知っておくといいかな、と思う日本語と英語の違いについて書いてみました。
英語レッスン、日本語レッスン、両方をやってきた経験からお話してみたいと思います。
日本語は助詞が大事。英語は順番が大事。
日本語は助詞が大事
日本語は名詞に助詞をくっつけることで、役割が生まれます。
面白いことに、(名詞+助詞)をセットにすると、順番を入れ替えても意味が同じになります。には無頓着です。
ー 私は、きのう、友達と ピザ屋で ピザを 食べた。
は、順番を入れ替えても全く問題がありません。
ー 昨日、ピザを 食べた。ピザ屋で。友達と。
ー 友達と ピザを 食べた。 昨日。 ピザ屋で。
英語は順番が大事
英語は、まず主語と動詞がきます。
I ate pizza at a pizza restaurant with my friend.
私 食べた ピザを ピザ屋で 友達と
という順番になっています。ピザ屋で と 友達と は入れ替わることもありますが、私(=主語) 食べた(=動詞) は不動の位置です。
英語話者の日本語学習から探る
英語話者に日本語をお教えしていますが、ある時、学習者同士でこんな練習をしていることに気づきました。
※日本語学習者にとって、「助詞」は学習項目の中で大きな壁になっています。
~~~ある日の教室で~~~
二つ目( )角( )右( )曲がる( )郵便局( )あります。
「先生!これは、 のーをーへーとーが でいいですか?」
※二つ目の角を右へ曲がると、郵便局があります。
~~~~~~~~~~~~~
その時、うーーーーーん とうなってしまいました。助詞の組み合わせで覚える、というのが斬新!
これだと、無限にパターンを覚えないといけないのでは・・・?と思ってしまいました。
例えばこちら。
太郎( )花子( )好き。
Taro likes Hanako. なら「はーを」でも「がーを」もあるし、「はーが」もありますね。
太郎は花子を好き。
太郎が花子を好き。
太郎は花子が好き。
Hanako likes Taro. なら「をーは」「をーが」
太郎を花子は好き。
太郎を花子が好き。
I like both Taro and Hanako. も作れますね。「とーが」
(私は)太郎と花子が好き。
それよりも、主語なのか、目的語なのか、それにはなんの助詞を付けるのかを覚えた方が効率がよさそうです。。。
日本語話者の英語学習から考える
単語を並べれば何とか通じる、とお考えの方も多いと思いますが、
Taro!Hanako!Like like!! Hahahaha
で通じるでしょうか?
日本語学習中の方に、「太郎!花子!好き!」と言われたことを想像してみてください。
えー?太郎と花子、どちらがどちらを好きなの??となりますね。
英語も、単語を並べるだけでは、(通じるかもしれませんが、)スムーズに通じません。
相手に「この人が言いたいことは〇〇だろうか?」と考えてもらう負担をかけることになります。
英語でもう一つ大事なのが品詞
英語は正しい位置に単語を置くことで意味を成しますが、その時に品詞(言葉の種類)も適切に使うことが大事になってきます。
ルール(文法)はそんなに難しくない
ここまでお読みいただいて、「ムズカシー!」と思われた方はいらっしゃるでしょうか。だとしたら申し訳ございません。
英語のルールは、日本語のルールと違いますが、それほど複雑ではありません。
私のレッスンでは、楽しく、分かりやすく、その人にあったステップを踏んで習得していただいています。
お悩み、お伺いします。
英語学習についてのお悩み、お伺いしています。
お気軽にどうぞ。
私に関わる全ての人に元気と勇気を!
そしてその人の変化を有形無形で応援していきます!!!
第二言語として英語を話す人が世界中に沢山いることで、英語のルールはシンプルに変化してきている、と思います。ネイティブとの会話だけでなく、第二言語としての英語話者同士は、意思疎通のツールとして、英語が本当に便利なんです。
ちか (2024.5.19)
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