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【節約生活#706】山積みを夢見るなら足元を

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 肉体的、精神的、社会的な健康を目指しながら節約をするというルールで挑戦中。
(2024,6.15更新 それまでは「健康で文化的な生活をしながら節約をする」というルール)

節約と積み重ね

 仕事のことで少し不安定である。先週急にいくつか仕事が湧いてきたおかげで、すべてに手が回らなくなってきている。そういうときに計画や予定を立てて準備をしていくのであるけれども、気力が落ちている。昨日は一日ぼーっとしていた。業務スーパーに行くのと、やってみたかった炊飯器調理をしてみたくらいである。

 結果とプロセスと比較して、どちらを重視するかというと、自分は結果派であった。できたことがすごい、点数をとったことが素晴らしい、途中経過はつらいだけでできるだけさぼっていた。
 結果だけを見ていると、大きなものに挑戦することが難しくなる。大人になると月や年単位のプロジェクトが求められるようになる。ほんとうに苦労した。

 節約は積み重ねの練習だと気づいたのはいつのころからなのか、もう思い出せない。

 一夜漬けの勉強法が苦しくてそれほど効果がないように、節約も数日派手に苦しい方法をとったとしても継続ができない。亀とうさぎではないけれども、一週間もすれば抜かされてしまう。
 ずいぶん前にyoutubeで給料日まで残り1000円(くらい?)で生きていくという動画を見たことがある。食事を抜いて水を飲み、休日は布団をしいて寝ているだけであった。節約方法としては派手である。しかし苦しいし、楽しみがない。節約の技能もあがるわけではない。きっと、給料が出たら反動で散財してしまうだろう。

 継続は力なりという。節約の継続は大きな力になる。
 積み重ねは年単位で大きな影響を与える。気が付かないうちに貯金もだいぶ溜まった(今は取り崩しながら生活しているけれども)。
 人生が100年続くのだというスローガンを最近よく見聞きする。もしも100歳まで生活を続けていくのだとすると、積み重ねはもっとも効率のよい人生戦略になる。

毎日ひとつ

 結果を追い求めるのは山の頂上を見ながら山登りをするようなものというたとえを聞いたことがある。そういう登り方は足元の花や、澄んだ空気に気がつかなくなる。厳しい岩肌や急な斜面への挑戦を楽しむ暇もなくなる。奮起するよりも忌避する心に陥りやすい。

 節約も仕事も目の前の足元から固めていくこと。
 完成よりもプロセスを大事にする。どうしても短期的な結果を求めてしまう感情にかられることはあるけれども、今までの苦労は結局今すぐ、たくさんを求めてしまっていたから。
 一度にできることはひとつだけを合言葉に、今日はひとつ積み重ねたい。

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