発達障害グレーゾーンと自分実験(4)「WAIS-Ⅲ 大人の発達障害の可能性を測る知能検査(その2)」
第一話「人とうまく付き合えない」はこちら
第二話「自己理解と不都合な現実」はこちら
第二話「自己理解と不都合な現実」はこちら
前回のnoteでは、大人の発達障害の特徴は
といったようなことだと言われており、それを知った僕は「うぅぅ、当てはまりすぎる(汗)」と感じ、実際にそうなのか確かめてみたくなり、発達障害の可能性を知れる成人知能検査「WAIS-Ⅲ」を受けてみよう、というところで終わりました。
成人知能検査「WAIS-Ⅲ」と「IQ」とは
まず「WAIS-Ⅲ」について、各種サイトをみながら僕なりにわかりやすく整理してみようと思います。
「WAIS-Ⅲ」とは、各種IQを測ることができる成人用の知能検査です。
その検査結果によって、発達障害の疑いや可能性がわかります。
各種IQとは
・言語性IQ (VIQ)
・動作性IQ (PIQ)
・全検査IQ (FIQ)
という3種類のIQであり、それらを測れるとのことです。
IQとは
「同世代の集団において、どの程度の知的発達の水準にあるか」
を表した数値で、平均値は100とのことです。
点数が平均より高ければIQは100以上になり、点数が平均より低ければIQは100以下になります。IQは偏差値と同じ種類の数値です。
・130以上は「特に高い」
・120以上129以下は「高い」
・110以上119以下は「平均の上」
・90以上109以下は「平均」
・80以上89以下は「平均の下」
・70以上79以下は「境界域」
・69以下は「知的障害」
と分類されるとのことです。
「言語性IQ」と「動作性IQ」と「全検査IQ」とは
「言語性IQ」とは
・耳で聞いた情報を処理する能力や
言葉を使って考え、表現する能力
を示すIQであり、
「動作性IQ」とは
・目で見た情報を処理する能力、
非言語的な知識や空間的な動きを把握する能力
を示すIQとのこと。
「全検査IQ」とは、「言語性IQ」と「動作性IQ」から算出される総合的な知的発達の水準を示すIQであり、一般的に
・「言語性IQ」は生育環境や学習環境の影響を受けやすい
・「動作性IQ」は後天的な要素の影響を受けにくい
と言われているとのことです。
「言語性IQ」と「動作性IQ」を構成する4つの群指数
「言語性IQ」は以下2つの群指数というもので構成されます。
・「言語理解(VC)」・・・言語力(よら造語)
言語による知識を状況に応じて利用する能力を示す
・「作動記憶(WM)」・・・耳処理力(よら造語)
注意を維持して耳で聞いた情報を処理する能力を示す
「動作性IQ」は以下2つの群指数で構成されます。
・「知覚統合(PO)」・・・視覚力(よら造語)
目で見た情報を取り込み、要素を関連付けてまとめる能力を示す
・「処理速度(PS)」・・・目処理力(よら造語)
目で見た情報を事務的に多く正確に処理する能力を示す
この「群指数」はIQではありませんが、平均値を100とする点や知的水準の分類は先に述べたIQと同じです。
「4つの群指数の差」をみれば
発達障害の傾向の有無がわかる
4つの群指数は、100を平均値とする点数で表現されます。
言語性IQと動作性IQの差を「ディスクレパンシー」と呼び、これが15以上ある場合は、「発達障害の疑いあり」と判断されるとのことです。
しかし、ディスクレパンシーよりも重要なのは、「群指数の点数のばらつき」と言われています。
発達障害ではない場合、群指数の差は15以内に収まると言われており、
群指数の差が15を越える場合は、「発達障害の疑いあり」と判断されるとのことです。
このような自分の特性を知りたい場合、WAIS-Ⅲで知ることができます。
14種類のテストを受けることで、これらの群指数を出すことができます。
果たして、與良はどんな検査結果だったのか?
・・・今回も長くなったので、続きは次回書きます。
なかなか衝撃的だったですよ、自分的には。
検査を受けてから10年間、ときどきその結果をみながら、自分の特性確認をしてきました。
ときどき、その特性を無視した選択や行動をしてしまい、チーン、となってしまうような若気の至りもありましたが、10年たった今、ようやくこの結果、イコール「ありのままの自分」を受け入れられるようになってきた気がします。
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2022/11/5 続きを書きました。
https://note.com/chakraglass/n/n7f8133263eb6
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