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【読む朝活】Ep.6 信用されるために先に信用すること、行動量を増やすこと。前編(2020/4/23 #349)

※この記事は、2020年4月23日の動画配信を書き起こしたものです。
セブ滞在時のことであり、現在は状況が異なる点もあることをご了承ください。


「コミュニケーションは自分から」の原則は正しい。

皆さんは、どのような毎日を過ごしているだろうか?
日本では緊急事態宣言が全国となり、鹿児島も営業を自粛するところが増えたとのこと。街に人がなくて寂しくなったとも聞いている。店主側も、それをどう乗り越えるのか、何かできることはあるのか、テイクアウトをするのか、思い切って休むのか等悩んでいるそうだ。

そんな中、皆が一人一人、何ができるのかを考えることが必要で、それは病にかからないこと、自分の心身を守ることなのではないかと思う。

【人はみな、自分が正しい】

色々なところから情報を得ている方はご存じのことと思うが、この貨幣経済においては「お金」というものが信用を得ている。「お金」の貯金より「信用」の貯蓄をしろという人がいるように、これからの時代は人と人とのかかわりで世界が回っていく。

今回のコロナの件で、世界の関係性が変わったと感じられている方もいるだろう。いつも以上に、目に見えないものが価値あるものとして感じられる方も多いのではないだろうか。

人はみな、自分が正しいと思っている。だから、人から信用されたいと思うのは当然のことである。では、その正しさというものを、「私は正しい」と主張することが大切なことなのだろうか?

【人狼ゲームから学ぶ】

人狼ゲームとは、簡単に言えば、トランプのババ抜きを会話でするようなゲームである。

人狼の役割になった人は、自分が人狼であることがばれないように、会話を工夫して生き残ろうとする。人狼以外は、市民のグループとして活動を行う。

市民は、自分が人狼ではないことをアピールして、みなで協力して人狼を倒そうとする。疑われたくないことから、みな「私は市民だ」と言い張る。だがそれが本当のこと、正しいことなのかどうかは、自分しか知らない。周りは、自分の言っていることを正しいかどうかなど、到底信じることはできないのだ。

あやふやなままで「私を信じて」ということはなかなか言えないものである。
そこで、信じてもらうためには、「信じて」という人の思いを先に汲み、先にこちらから信用するということが大切になる。

人は、自分のことを信用してくれる人の話を聞きたくなるものだ。
疑いの目ばかり向けてくる人よりも、自分を信頼してくれている人の方が好きになるのは当たり前のことで、「この人は信用できる人だ」と思ってもらうためには、「自分は正しい」という言葉を使わずに相手との関係を築いていくことが大切である。

これは、ビジネスや人間関係においても同じことが言える。何か一緒に仕事をしたいと思う人、そういう人のことを、どのような思いを持って行動しようとしているのか、という「相手への理解」を先にすることが大切である。
そして、「この人と一緒に活動することに可能性を感じる」と思ってもらうことが必要だ。それは、一歩先の自分を信用させる、そこから何かクリエイトさせることにつながってくる。

では、先に信用していれば、その人から信用を勝ち得るのか?と言えばそうではない。この人はちゃんと行動しているか、言動一致しているか、言っているだけなのかということは、誰もみなしっかり見ている。

だとすると、自分が先に、その人の中に何があるのかということに思いを寄せて、相手を信用することが大切である。また、その人が自分に興味を持ってくれた時に、行動量を増やすということが重要となる。

(後編へ続く)

【朝活2.0】2020/4/23(木)349回めの配信
https://www.facebook.com/yano.keika/videos/2603184746454200/


【編集後記】

私は人をすぐに信用してしまうところがある。だから、嘘も本当だと思い込んでしまう。今のところ人生において大きな痛手を負うことはないけれど、警戒心は持っておく必要もあると感じていた。
だが、今回の話の中で、まずは相手の主張に耳を傾け、信頼するところから関係性は始まると知った。今までの自分も、あながち間違っていないと感じた。
正しいことを「正しい」という言葉を使わずに相手に伝えられるように、まずは心を相手に寄せるところから始めたい。(永野まみ)

#17 ライブ配信「朝活」書き起こしライター紹介
https://note.com/chakka/n/na75fb00f77d6


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