見出し画像

正義とは何か。。。

今日は、多分書いててちょっとしんどい、
けど、頑張って書く、そんな内容の日記です。

鬼滅の刃の話

ハマりにハマって漫画を愛読してきた鬼滅の刃が
昨日、遂に最終巻を迎えました。

ここで漫画の感想やネタバレを語るつもりはないので
全く読んでいない(興味のない)方も、
最終巻をまだ手に取っていない方もご安心くださいね。


* * * * *

鬼滅の刃の概要を簡単に話すと
鬼VS鬼殺隊(人間)の戦いの物語。

この鬼という存在は、元は人間なのです。

人間、誰しもが持つ弱さって、あるじゃないですか。
そこに鬼が付け込んでくる。
抗えないまま、誘惑に負けてしまった者が
鬼と化してしまう。。

そんな話。


* * * * *

鬼には鬼サイドの歪んだ正義が存在していて。

不老不死になりたいと願ってしまった時。
歪んだ愛情や願望が暴走した時。
人から、鬼へと変貌を遂げてしまう。

…私も、この先の人生で鬼となる危険性は、
十分に孕んでいる、と思う。

エナジーバンパイアの話

先日「エナジーバンパイアの対処法」についての
記事を書いた。

私自身も、そして私の周囲にも
エナジーバンパイアに苦しんでいる人がいて。

エナジーバンパイアを端的に説明すると
周りのエネルギーを吸い取って生活している、
一緒に居ると何だか疲れる
、そんな相手を指します。

この記事を書いた時に来た反響は、
思いがけないものだった。

私…、自分自身が
エナジーバンパイアかもしれない。

こんなコメントが、
あちらこちらからポツポツと聞こえてきた。

その事実に驚くと共に、
自分の認識の甘さを恥じた。


私は、
エナジーバンパイアの
被害者目線で記事を書いたけど

いつでも、私自身も、
エナジーバンパイアになり得る。

ワイドショーの話

先日、某芸人が不倫の謝罪会見を開いた。

今日はワイドショーが
会見の様子をひっきりなしに放送していた、ようだ。

マスコミは叩く、叩く、叩く。

下らない質問を矢継ぎ早に飛ばす。
煽るのがマスコミの仕事だ。

それに乗っかり、
SNSでも批判が膨れ上がる。。。


* * * * *

マスコミが。一般人が。正義を振りかざす。

「なぜそんなことをしたのか」
「許されると思っているのか」
「気持ち悪い、テレビで観たくない」


世間は、過ちを犯した人間に
ことごとく厳しい…。

正義のヒーロー、ここに見参!とばかりに
上っ面の綺麗事を並べ立てる。

言いながら、気持ちよくなってしまっている。
悦に入っているのが、見て取れる。
それがまた、気持ち悪さを助長させる。。。

ここでやっていることは
「弱いものいじめ」と変わりない。

彼らは口を揃えて言う。
「悪いことをしたんだから、
これくらい言われて当然だ」と。

それって、本当に、正しいのだろうか。

「社会的制裁」って、一体、何??
そもそも、「誰」に対しての謝罪会見、なのか??

私には、分からない。


民事のことは、
家庭内で話し合う問題であって。
彼の行為を許すかどうかは
家族が決めることだ。

罪を犯した人間は、
裁判の上で、必要な刑罰が与えられる。

それ以上の制裁は、
本当に、必要なのだろうか。

「甘やかすからいけない」、という人もいる。
「芸能界は甘い」と。

だけど。
更生の機会を与えることを
良しとしないこの国が、私は嫌いだ。

自分に甘く、著名人には厳しい日本人が、
私は嫌いだ。

被害者の顔をしながら、
いつの間にか加害者になっている、
そんなことにも気付けない
鬼のような人達が、私は嫌いだ。


* * * * *

そんなモヤモヤを抱いていた今日のお昼。
Twitterのタイムラインに、寅さんの言葉が流れてきた。

人間そんなに

きれいに

生きていけるかな。

寅さんの真っ直ぐな瞳と言葉が
深く、深く、胸に刺さった 。


* * * * *

いつでもきれいで居られる訳じゃない。

私も、あなたも。

泥濘に、足を取られることがある。
鬼が足首を掴んで、
引き摺り降ろそうとしてくることがある。


その時に。
「お前はもう鬼になってしまった」と
沼の底に突き落とすのではなく。

「「せーの。よいしょ!!!」」と、
手首を掴んで引き揚げる存在に、
私はなりたい。

「コッチの世界に戻っておいで。戻れるよ」って。
私も言うから。
あなたにもそう言ってほしい。

藤の花が咲く世界に。
みんなで声を合わせて、
呼び戻す世界があってもいいじゃない?


…これって、甘すぎるのだろうか。

やはり、私には分からない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?