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漢方の考えを学ぶ『色でわかる五臓の不調』

漢方では、一つの診断方法として、望診(ぼうしん)というものがあります。その人の見た目、外見によって体調などを判断する、というものです。
その中で『色』を見て、五臓(肝・心・脾・肺・腎)のどこに不調があるのかを推測する考え方があるのでご紹介します。

五色でわかる五臓の不調

皮膚の色は季節に応じて、変化もしますが、五色のうちの何色かに偏っているときは、関連する五臓の不調を疑った方がよいでしょう。
青い顔色・・・・肝の不調 寒証、瘀血 
赤い顔色・・・・心の不調 熱証、         
黄い顔色・・・・脾の不調 虚証、水滞 
白い顔色・・・・肺の不調 寒証、虚証、     
黒い顔色・・・・腎の不調 寒証、瘀血  

分泌物、排泄物の色で体調チェック

鼻の分泌物の色や粘り気、目ヤニの色、尿やおりもの等の色でも症状の判断をします。
白っぽい分泌物・・・透明の液体、白っぽいもの、さらさらしているものは身体が冷えているという『寒症』に傾いている。
黄色っぽい分泌物・・・黄色が濃かったり、ドロドロとした粘着性のあるものは、体内で炎症が起こっている可能性があります。『熱症』に傾いています。

日頃から、自分の顔色や、排泄物・分泌物をチェックして体調管理に役立ててください♪

この話はポッドキャストでもしていますので、よろしかったらこちらも聴いてくださいね(^^)/


上級漢方養生士、医薬品販売業者、登録販売者、生態生薬研究会会員 
漢方ラボ チャカラティーズ 織田 縁

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