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残暑も乗り越えるために『夏の養生』を確認しましょう

夏に弱る『脾』と『心』

今日は8月1日・・・
皆さま、連日の猛暑をいかが過ごしていらっしゃいますか?
最近は35℃越えも普通になってしまいましたね。

ここらで『夏の養生方法』を今一度確認しましょう。
心身への影響は必ずありますから。

夏は暦の上では8月上旬の立秋まで。
2022年は8月7日が立秋です。
ですが、8月中はまだまだ残暑が続くのが例年です。
猛暑真っ盛りの今、残暑を乗り切るためにも、今一度夏の私たちの心身のことを考えてみましょう。

夏は、湿気と熱の対策

気候の変化は確実に私たちの心身に影響を与えているということをまず知りましょう。

汗のかきすぎは夏バテの元


実は私は、夏は見苦しいほど汗をかきます。
汗をかくというのは、身体に熱をこもらせてしまうよりは、汗によって水分を体の外に発散して、水の循環がよくなる、熱を発散させられる、という一面はあるのですが、汗が出すぎるというのも、良いことではありません。

気血水のうち、気が充実している人であれば、体の体温も高く皮膚の温度も高く維持されていて、水分の代謝のために、皮膚呼吸から熱・水分も気化できるのですが、気が足りない人、体力が充実していない人は、皮膚呼吸が上手にできず、水分を十分に皮膚から気化できないため、汗になってダラダラと体外に漏らしてしまうことになるわけです。

汗を出し過ぎると、ミネラルなども一緒に出ますから、体力が落ちますね(^^; 

夏に気を付ける五臓『脾』と『心』


脾は湿気が苦手な臓なのです。日本の夏は湿気が多いですから、それだけで『脾』(消化機能など)に悪い影響を与えるのに、
暑いから、、、汗をかいてるから、、、水分補給しなきゃ、、、と冷えた飲み物をたくさん飲みますよね。
湿気をたくさん与えてさらに、脾の機能を下げることをしてしまうわけです。

湿気が多い、冷たいものとり過ぎ 👉 消化不良 食欲不振 👉 夏バテ

になってしまうわけです。


女性は特に、40歳すぎたら、氷の入った飲み物をできるだけとらない方がよいです。脾・・消化機能が落ちていますし、身体を冷やして良いことはほとんどありません。

もちろん、熱中症になってはいけないですが、冷房の効いた部屋でじっとしているのは、気血水の巡りの点でも良くないです。メンタルにも影響します。

こんなとき、温かいあるお茶がおススメなのです。

桂枝のお茶

クスノキ科ケイの若枝なのですが、
お茶として飲んでください。
桂枝には体の中にこもった熱を発散させてくれる働きがありますから、私のようにダラダラを汗を出してしまうのでなく、皮膚から自然に熱を気化させてくれる働きがあります。
体に籠った熱を上手に発散させて熱を冷ましてくれるわけです。又、腸管運動も促してくれるので、体の生理的な巡りを改善してくれます。

生姜

も、熱を発散させてくれる作用があります。

陳皮(温州ミカンの皮)、山査子((さんざし)なつめ、とうもろこしの鬚


なども、脾が弱って消化機能を上げてくれますから、手に入る方は是非、お茶にして飲んでみてください。(近日中、ベイスで販売予定)

夏は『心』が暑さでオーバーワークぎみになる

 夏の暑さで気、血、水(体液)を消耗します。

汗などで体液が失われ 血中の水分少なくなり血が濃くなってどろどろすると 👉 心(心臓)に大きな負担がかかり 👉 『心』が高ぶるので 👉  入眠障害、動悸などを引き起こしやくすなります。そうすると 👉 疲れやすく夏バテ 倦怠感、めまい血液の流れが異常になる 👉 不安やヒステリックなど精神症状を起こすこともよくあります。

『心』を労わるために、リラックスする時間をつくりましょう


ヨガ、呼吸法、ゆっくりお風呂に入る、趣味の時間を増やす、など、自分が心地よいと思う時間を大切にしてください。

『心』に良いお茶は 蓮の実、カモミール、ウコン


蓮の実には精神を落ち着かせてくれる効果があります。
カモミールも眠りを誘う、鎮静効果のあるお茶です。
ウコンは、血流を正常な方向に戻してくれます。又、漢方では大昔から精神を整える生薬として使われてきました。最近では、ウコンを飲むと、血中にアドレナリンが増えることがわかっています。自然の抗うつ薬ですね!

子どものころは大好きだった夏が、だんだんと辛い季節になってしまっている方も多いと思います。

『脾』と『心』を労わりながら、夏を楽しめたら良いですね♪

この内容はポッドキャストでもお喋りしています。
よろしかったら、聴いてみてください。
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