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ふつうの会社員がKindleで本を出版するまでにしたこと(成績も公開します!)

お茶でシゴトをつくる人、茶人です( Twitter / Instagram

▼まずはかんたんな自己紹介です

私は フルタイム会社員(百貨店) × お茶の普及活動(茶人) × ◯◯ と、いくつかのなりわいを組み合わせた複線的生き方を志向しています。職業や生き方はひとつに絞らず、組み合わせることでもっとしなやかになるはず!という信念のもと、複業・家業・キャリア・お金など色々な切り口で情報を発信しています。少しでも読んでくださる方の生きるヒントになればうれしいです。

今日は「ふつうの会社員がKindleで本を出版するまでにしたこと」というテーマで解説していきます。
今日のnoteは
・いつかは出版してみたい
・誰かに伝えたい自分なりの好きなテーマがある
という本好き勢はもちろん
・会社の先行きが不安だ
・会社からの給料だけでなく、自分でつくった商品から収入を得てみたい
という会社員にもきっと響く内容です!それではいきましょう!

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▼1. そもそもなぜ出版なのか

<株式会社”じぶん”のコンテンツ>
本好き勢なら「いつかは出版!」という夢がありますよね。
もちろんこれも大きいですが、「自分のコンテンツができる」というのも大きいんです。
会社員も公務員も、給料って1カ所からしかもらわないですよね?
フリーランスだと分散している方も多いと思いますが、1カ所からもらう比率が高い方もいるでしょう。
これ、危険なんです。
今回のコロナ禍のように、緊急時になると収入源は揺らぎやすいです。
ボーナスがなくなったり、月給を下げられたり、仕事自体が消滅することもあります。
1カ所しかない収入源が細くなると、とたんに日々の生活が立ち行かなくなりますよね。
つまり、1カ所依存はとても危険なんですよね。
会社が潰れるかもしれない、、
国がデフォルトするかもしれない、、
市町村が財政破綻するかもしれない、、
これをどれだけあり得る未来として捉えるかはみなさん次第ですが、収入源を分散しておくに越したことはないですよね。
そんな時、自分の好きなことや得意なことでわずかな額でも稼げるようになっておくことって、金銭的にも精神的にもとても大切だと思うんです。
私の大好きな藤原和博さんも、その著書の中で個人が稼げるスキルの大切さを繰り返し説いています。


<個人の稼ぎ方>
個人が稼ぐ方法は本当にたくさんあるんですが、その中の一つが「出版」です。
ちなみに、若いうちは複業や他のことに目移りせず本業に精を出すことが一番投資対効果が高いという意見があります。
これももちろんよくわかりますし、一定程度その通りだとも思います。
この「出版」は、自分の思考をまとめたり、紙の向こうにいる読者にわかりやすく伝えることを考えたりと、非常に勉強になります。
つまり出版は自身の成長と収入の分散の二兎を追えるものなんですよね。
ぜひ挑戦してみてほしいです。
前段が長くなりましたが、それではここからいよいよ実際に出版方法を見ていきましょう!

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▼2. KDPとは

<出版サービス>
今回私が使ったのは KDP = Kindle Direct Publishing というサービスです。個人が直接Amazonサイト上に電子書籍を出版できるサービスで、費用はなんと無料!です。本当にかんたんに、ブログ感覚で出版できるのでぜひやってみてください。
Amazonダイレクトパブリッシング公式サイト

<アカウント開設>
まずはKDPでアカウントを開設します。画面の通りに進んでいけばかんたんにできますが、税の登録など一部戸惑う箇所もあるので、ググってみてください。
※私はコチラを参考にさせていただきました
https://bookissue.biz/blog/support/tax_interview.html

ここまでで下準備が整いました。ではいよいよ執筆を始めていきましょう!

▼3. STEP1:テーマを選ぼう

<マーケティングを意識してみよう>
基本は自分が書きたいテーマ、好きなこと詳しいことで大丈夫です。
ただし、自分の気持ちや日々の出来事を綴る「日記」ではありません。
まず相手目線に立ち、どういった内容なら読まれるのかを考えてみましょう
その上で、何となく自分の好きなことや興味あることがあれば、ぜひAmazon上で検索してみてください。
恐ろしく競合が多いことがわかるでしょう笑

<鮮度でいくか、普遍でいくか>
鮮度というのは「今」「最近」「近い未来」にホットなテーマです。
今だったら「複業」「投資」「コロナ」「人生100年」「5G」「リモートワーク」「コミュニティ」「働き方」「サスティナブル」「デジタル」などなどでしょうか。
本屋さんの店頭も、まさにこんな本で溢れています。
一方普遍とは時代を経てもあまり変わらないものです。
「教養」「趣味」「子育て」「食」などなどがこれにあてはまりますね。
どちらの方向でいくか、まずは方向性を決めましょう。

STEP1は、自身の興味軸とマーケットニーズのすり合わせです。
市場に迎合しすぎると書きたいものが書けずしんどいですが、ニッチすぎて誰にも読まれないのもさみしいですよね。
バランスを意識しましょう。

▼4. STEP2:記事を書いてみよう

<どこに書くか>
専用フォーマットはなく、ワード、グーグルドキュメントなどに書けば大丈夫です。
ローカルで書いたものをアップロードする形式なのでお手軽です。
ちなみに本文内の画像もあらかじめワード等に貼っておけばそのままアップロードされます。
お手軽すぎてビックリ!

<目安分量>
電子書籍といっても本なので、ある程度の分量は必要です。
内容にもよりますが、私は1.5万字ほどでした。
ここは価格戦略にも関わってくるんですが、1.5〜2万字が最低限、望ましいのは5万字程度だと思います。

STEP2は実際に書いてみました。
まずは1万字くらいをめどに書き上げることを意識してみましょう。
ちなみに一度出版しても再アップは何回でも可能ですので、書き足しも余裕です◎

▼5. STEP3:表紙画像をつくってみよう

<イメージをふくらませる>
文章が書けたら次は表紙画像です。
ぜひ一度リアル書店に足を運び、表紙を観察してみてください。
「どんな表紙が自分の本に合うかな」
「自分はどの表紙に惹かれるかな。それは何でかな」
という目線で本屋店頭を歩くのもまた新鮮で面白いです。
私も様々なものを見て、ビジネス型、小説型、ビジュアル型など
自分なりのメソッドをつくりました。

<はじめはプロに依頼する>
自分なりのイメージができたら、実際につくってみましょう。
ただし、自分でつくるとどうしても素人感が出ます。
字体や画像の入れ方など素人要素は必ず出てしまうので、可能ならスキルシェアサイトなどでプロに依頼しましょう。
相場的には5000円もあれば依頼できるようです。
自分で一度ラフ画像を仕上げておくとイメージがよく伝わるでしょう。

表紙画像は売れ行きを左右する大きな要因になります。
・文字を詰め込みすぎない
・中身と表紙のイメージを合わせる

なども意識して制作してみてください。


さてここまでをいったん振り返ってみましょう!

<Kindle出版のポイント>
・テーマは自分が書きたいものと市場ニーズのバランスで決める
・ワードなど身近な媒体でまずは1万字くらいをめどに書いてみる
・表紙は大切 まずはイメージをふくらませ、プロに依頼してみよう

出版の骨格が整いましたね!
ここまでで書いたテキストと表紙画像をKDPサイトにアップ。
そうすれば、48時間以内に全世界に向けてあなたの本が出版されます。
おめでとうございます、作家デビューですね!
ひとまず、おつかれさまでした!

僕も昨年末、はじめての電子書籍を出版しました。
テーマは「夜行バス」
以前遠距離恋愛していた時に400回ほど(200往復)夜行バスに乗っていたので、その時の経験を体系的にまとめたんです。


本当はお茶や小売、複業文脈で出版できたらよかったのですが、それは今後の目標にしています。
で、その処女作が「海外旅行本ランキング」でベストセラーランキング3位になったんですよね。
瞬間最大風速ですが、これはうれしかったです。
(ちなみに1位は高城剛さん、2位は堀江貴文さんでした)

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ここからはこの時僕が実際どういうやり方で部数を伸ばしたかを公開していきます。
有料ゾーンになりますが、Kindleならではの戦略ですのでぜひ読み進めてもらえたらうれしいです!

ポイントは

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