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生まれて初めてジェンダーでモヤモヤした話

こんばんは🌛最近は本格的に秋になり、服装選びが難しい季節になりましたね。


今日は、私がなぜジェンダーというものを学んでみたいと思うようになったのかというきっかけについてお話したいと思います。

1. 祖父の対応の差

初めて性別が原因となってモヤモヤしたのは5、6歳の頃


その年齢の頃だとやはり自分の育っている家庭、家族が世界の全てである


自分の家の当たり前=世の中の当たり前

だとなんの疑問もなく思っていた


私の生まれ育った家庭は、父方の祖父母、両親、弟の6人家族


実家は地方で祖父母は田舎で育ったため、私が生まれた1999年でも比較的古い考えが適応されていた。


両親は私が生まれるまで、長い間不妊治療をしていたと聞いている

そのため両親からは可愛がられて育った。


しかし、弟が生まれ、私の物心もついてきたときに、祖父の私と弟にする態度が異なるように感じ始めた。


幼いながらに弟の方が大切にされているということがわかった。


例えば、祖父は私とはあまり会話をしなかったが、弟にはよく話しかけていたし、どこかに連れて行ってあげたりしていた。


また明らかに弟に甘かった。


弟はなんでもない日に欲しいものを買ってもらっていたり、お小遣いをもらっていたりしていた。


「私には内緒」という名目で。私は同じように接してもらった経験はない。


そして祖父は「弟は跡取りなんだから大切にしなければならない」とよく言っていた。


私の実家は別に自営業をしているわけでもなく、継ぐものなどない。


その時は、跡取りになるかならないかで対応に差をつけるのはなんでだろう。弟が跡取りになる保証なんてどこにもないのにと思っていた。


2. 家事は誰がやるもの?

また実家の家事は女がやるものであるという方針にも疑問を抱いていた。


実家で生活をしていた高校生までの間、私に対して家族は「女の子なんだから家事を手伝いなさい」というのに弟に対して「家事を手伝いなさい」と言っている場面はみたことはない。


私はそれが不思議であり、疑問をぶつけたこともあった。

「なんで弟は家事をしないのに私はしなければならないの?」

「あなたは女の子なんだから、家事はできるようにしておいた方がいいの」

どんなに理由を尋ねても、「女の子なんだから」以上の理由は出てこず、納得のいかないままだった。


みんなで生活しているし、母も働いているのになぜ女性だけが家事をするんだろう、、、?

家事は女性がするものって誰が決めたんだろう?

ずっと疑問であった。

しかし、高校生までの私の生活する世界ではそんな風に疑問を持つ人も少なく、私は圧倒的にマイノリティーであった。それどころか女性の友達には、結婚して仕事をしないで専業主婦になりたいという者も多くいた。


3. 私がジェンダーを学ぶ理由


これらの"なぜ”が積み重なった結果、大学でジェンダーを学んでみようというきっかけになり、現在も学んでいる。


そしてジェンダーを学ぶことでどんな社会や世界を作りたいか考えるようになった。


私が望む世界、、それは全ての人が固有名詞として輝ける世界。


私たち人間は男性、女性という性別以前にみんな同じ人間であり、名前(=固有名詞)を持っている。


性別などにとらわれないで、固有名詞として輝ける社会を作りたい。


それが今の私の希望である。

そんな社会や世界を作るために今後もジェンダーに関して学んでいきたい





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