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ポエムの主人公になりたい、って話



ながれ星に乗って旅をしたり

(首元がリボンできゅっとなってるワンピース着て)



都会が見渡せる窓にブランコみたいに腰掛けて夜にかえる光をみつめたり

(傍らには珈琲、カラフルな部屋のソファーに茶トラの猫が眠ってて)



古いピアノがある教会で17時になったらトロイメライを弾くおじさんに出会って毎日通うようになったり

(イメージはイギリスの田舎町の鄙びた教会、少しずつ教えてもらって弾けるようになって)

空想の一面真っ白い世界で、死んじゃう前に小さな男の子と女の子が十字架の前で約束を交わしたり

(祈りを込めたペンダントがぽおっと光って、ひとりでに十字架に掛かったり)

遠い国にいる恋人に手紙を書いたり

(机の上には初めてデートに行った時の海で、見て、君の耳みたいにちっちゃくて可愛い、って見せてくれた思い出の貝殻があったり)

物語の途中で突然気を失って、
目が覚めたら石壁のオレンジ色の光だけの
大きな暖炉がある部屋のアンティーク調のベッドに寝かされていて、
サイドテーブルの照明の下に
きのこのポタージュなんかが置いてあって、
びっくりして上体を起こしたら

びっくりした、体はどう?

って、隣から声がしてブランケットみたいなのを羽織った男性がこっち向いたみたいな
ロウソクの下で洋書読んでるみたいな

(これだけ事細か過ぎた、)

書いて改めてひと通り読むと恥ずかしすぎるんだけど、
詩も書いて、エッセイも書いてるから
もうしまっとくより出しちゃえ、ってさ
忘れちゃうのも勿体ないしさ

近いうちこれ一つひとつ題材にして
詩やら何やら書こうかな
短編小説とか書いてみたいなー、
でも根気がいるのよねー、

また想像して
題材あげよう



茶埜子尋子


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