腰が凝っているから腰痛になるんじゃない。腰に負担がかかっているから腰痛になるんだ。
今や腰痛になったことがない人を探す方が難しいぐらい、腰痛体験者は多い。
なんなら、「あなたは腰痛ですか?」と10人に聞いたら、少なくとも1人は「Yes」と答えるのではないか?
それぐらい腰痛はみんな持っているものです。
なのに、、
なんで多くの人は腰をマッサージしたら治ると思ってしまうのだろうか?
腰をマッサージして治った人はどれくらいいるのだろうか?
少なくとも僕は聞いたことはありません。
身体の痛みに対して次のような格言があります。
腰は被害者であり、真犯人は別にいる。
確かに腰痛で苦しむ人にとって、苦しみの犯人は腰にあります。
ただ、腰痛自体の犯人は他にあります。
じゃあその犯人って何か。
それは、「腰にかかる続けている負担」に集約されます。
そして腰に負担をかけるきっかけが『動作』です。
・ものを持ち上げる動作
・歩行動作
・競技動作
・デスクワーク動作
・掃除機をかける動作
あげたらキリがない数々の動作が、腰に負担をかけていれば腰痛になる可能性があります。
腰痛の治療には『このような腰に負担をかける動作は控えましょう』と言われます。
が、それだけでは腰痛のある人の活動の自由度を狭めてしまう。
『腰に負担をかける動作は控えましょう』は言い換えると、
・腰に負担のかかるスポーツは控えましょう
・腰に負担のかかる家事は控えましょう
・腰に負担のかかる仕事は控えましょう
ということになるんです。
いや、何も出来ない人間になるじゃん!!
ここで定義したいのは、腰に負担をかけているのは”動作”ではなくて、”身体の構造”にあるということ。
本来、人の身体はどのような動作をしても、腰に負担が集中することなく、他の部位(肋骨や股関節など)に分散される構造を持っているのです。
しかし、柔軟性の低下や筋機能不全が生じると、腰に負担がかかりやすい”身体の構造”になってしまう。
その結果、腰が凝ってしまうのであって、腰をいくらマッサージして凝りを取っても、腰痛は治らないわけです。
だから、僕が提供している腰痛治療は、”腰に負担をかけざるを得ない身体の構造”を”腰に負担をかけない身体の構造”へアップデートすることを目標としています。
具体的には、
腰に負担のかかる柔軟性低下を除去
腰に負担が掛かる”柔らかずぎる筋肉”の再教育
運動連鎖の再教育
腰に負担がかかりやすい動作の身体操作性を向上
この中で、柔軟性を上げることは、マッサージでも可能です。
しかし、多くのマッサージでは、腰を揉むだけ(僕の体験談ですが)。
本当に改善しなくてはいけない部分は、肋骨や股関節、肩甲骨などにあります。
残りの2〜3は『運動療法』でしかアプローチできない部分となります。
だから、僕が行う腰痛治療の大半は運動療法です。
具体的には身体操作を高める身体操作トレーニングを行います。
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