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タケノコ掘り

●京都府の北部にある綾部市、その西の端っこ、西坂町の築100年を超える古民家(元村長の家)にて「一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング」を夫婦で営んでいます。
小さな自給農(米、大豆、野菜)、小さなナリワイ(農家民宿プラスアルファ)をベースとして、一汁一菜の食事に象徴されるシンプルな暮らしの研究(実践)をしています。


前週は複数組のお客さまと充実した時間を過ごした。日はだんだん長くなり、晴天が続き、田んぼの準備も始まって苗床の水位調整をしたり。

新聞が積ん読になりつつあり、未読メールがたまっている。

冬の間に剪定した庭木の片付けや大豆の脱穀など、やりかけのことも相変わらず多い。こちらも今に始まったことじゃないけど、いい加減、宿の看板やのれんも用意したい。古民家に引っ越して5ヶ月、ダンボールのままの引っ越し荷物の整理も。

なるようになる、どうせうまくいくにしても、何かと氣ぜわしい。

冬の間は8時間睡眠を優先してきたけれど、あれこれ気になって寝つきが悪かったりして、春の朝、早くに起き出してみた。

土鍋でマコモの乾燥した葉っぱを茶色くなるまで煎り、水を加えてコトコトと。

まずはマコモ茶を煮出して氣持ちを静めよう。
医療機器メーカーで働いた13年間、忙しい時期にはだんだん雑務がたまってきて(急ぎじゃないメールの対応とか回覧資料とか)、やっぱり朝早くに出社したりしていたな、と思い起こす。自社の医療機器を学会に展示する手配などしていたため、学会が多い春になると氣が張りつめていた。

そうか、今は繁忙期だ。

日中、初夏のような陽気が続いている。裏山にはタケノコがちらほらと。

先端がちょびっと突き出したのを掘り進める(手前)。
後ろにもおっきく飛び出したのがある(赤矢印)。
根元で掘れた。
いい笑顔。
曲がったくわでよく掘ったね。
(タケノコ掘り用のくわというのもあるそうで氣になる。)
私も掘ってみたけど(右の2本)、どちらも途中で折れた。
狙ったところにくわが当たらず、道具使いがどうも苦手。

ぬかを入れて茹でアク抜きし一晩放置。
翌朝炊き込みご飯に。

タケノコご飯と味噌汁。
これに自家製ぬか漬け(大根・キャベツ)と自家製キムチで朝の食卓。

タケノコ、おいし。
「今日の暮らしを一汁一菜に。」というテーマ(=宿のコンセプト)は何だかんだ実現している。よかった。


「一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング」
ウェブサイトにて予約受付中です。

今日の暮らしを一汁一菜に。
1日1組限定の隠れ家農家民宿。
自然豊かな里山に囲まれた趣のある元村長の家で、
食・暮らし・心が整うひとときをどうぞ。


京都府民の方は、「きょうと魅力再発見プロジェクト」の割引&クーポンがご利用いただけます。(22年4月29日(金)チェックアウト分まで
※「一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング」宿泊の場合、大人1泊1名あたり5,000円割引(税込16,500円→11,500円)+京都応援クーポン2,000円分ご提供


(N)

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