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夢を失った僕が、それでもesportsディレクターやってる理由

おはプレイド✋ちゃんじろです!

ウェルプレイド株式会社で、esportsディレクターとして番組や大会を作っています。

※2021年2月1日から、ウェルプレイド・ライゼスト株式会社になります!

2018年7月に入社して、ちょうど2年半が経過するところです。

どのような気持ちでウェルプレイドに入って仕事してきたかは、こちらの記事に魂を込めて書きました!

我ながらアツい記事だ。

...しかし、この記事を書いてから1年半の時が経ちました。

いま僕は、大きな心境の変化を迎えています。

簡単に言うと、「esportsに対して持っていた夢がなくなった」のです。

なぜ僕がこんな気持ちになったのか。そしてその上で、これから僕はどう生きていくのか。

2020年の締めくくりに、このあたりの心の内を丁寧に書いていこうと思います!

元々持っていた夢とは

僕が入社したときから一貫して持っていた夢。

それは、「ゲームに真剣に取り組む人が報われる社会を作ること」です。

LoLとの出会いをきっかけにesportsに魅了された僕が、「ゲームを真剣にやっていてよかったと思える人が一人でも増えるような社会になったらめちゃくちゃ嬉しいし、その社会を作ることに自分が寄与したい!」という思いが強くなり、使命感のようなものを持ちながら。

この夢をベースに、全く未経験の様々な仕事に一生懸命取り組んでいきました。

決して簡単ではなかったけど、ゲームを中心にいろんな仕事ができて、めちゃくちゃ充実した生活でした。責任ある立場も任せてもらって、いくつものプロジェクトの中心となって大会や番組を作ってこれました。

一緒に働くウェルプレイドの仲間もみんな優しくゲームオタクばかりで、本当に居心地がよく、楽しく仕事できました。

自分のできることがどんどん増えていくこと、大好きなゲーム領域で仕事を作り価値を作れていることに喜びを感じていました。

社会は予想より早く変化した

上に書いた通り、充実して働く日々を送ることができていて、ネガティブなことなどなにもないかと思いきや...僕はesportsに対する夢を失いました。

この理由はひとえに、「esportsの認知拡大」にあります。

僕がウェルプレイドに入った2018年では、まだまだesportsという単語は一般名詞になっておらず、対戦ゲーマーの一部が知っているような状況でした。

2020年も終わる現在では、大会実施やその配信頻度は大きく増えました。「全国高校esports選手権」や「STAGE:0」など、学生のための全国大会が開催されるなど盛り上がりを見せています。

eGG」や「有吉ぃぃeeeee!」などesportsを題材としたレギュラー放送の地上波番組が作られたり、コロコロコミックの読者調査では、興味のある職業で「プロゲーマー」が2位にランクインするなど、esportsはメディア等を通じて一般的なものになってきたように思います。

少なくとも、「esports」という単語の一般認知度は格段に上がったのではないでしょうか。

これは、僕が予想していたよりも非常に早いスピードでした。

もっと、この「認知」の段階での戦いを長く強いられることになると思っていましたが、様々な大きな力が動くことにより、ガンガン進んでいったなというのが、業界渦中にいる自分の印象です。

これは本当にesportsにかかわる皆さんの努力の賜物でもあるし、非常に喜ばしいことです。しかしながら、この変化に対して僕自身が貢献できたという実感を持てているかというと、決してそうではないです。

もちろんがむしゃらに仕事はしてきましたが、「自分が社会を変化させた」とはやはり思えなかったのです。

大きな喜びと同時に、強い無力感も感じています。

esportsと社会の次の段階とは

esportsの認知は成功したと仮定しましょう(もちろん100%とはいかないでしょうが、良しとします)

社会の変化について更に次の段階を考えると、「いかにesportsを広く一般社会に受け入れてもらうか」になるかと思います。

やはりまだ、「ゲームは悪」「ゲームは無駄」という価値観は社会の中に根強く存在しているように思います。

これを、あらゆる世代や人生背景の人が、「ゲームってイイじゃん!」と思ってもらえるようにすることが重要になるかと思います。

...しかし、それに対しての僕の使命感は消えました

正直な気持ちとしてやはり無力感の部分が大きく、「その流れの中心に自分がいる」ことの想像がどうしてもつきません。その上で、「その端っこの端っこにかかわっている」という捉え方にはワクワクできなくなった、ということも本音です。

社会が変わることに大きな喜びを感じるのは、全く変わっていません。

「それを実行するのは自分である」という決意や気負いが、良くも悪くもなくなったという状態です。

今の自分にあるもの

では、今の自分が「心からワクワクしていること」って何なのだろうか。

これはむしろ、この2年半の中でめちゃめちゃ広がりました。

esportsはもちろん、ボードゲーム、リアル脱出ゲーム、マーダーミステリーゲーム、漫画、映画、ドラマ、お笑い、アイドル、恋愛リアリティーショー、オーディションバラエティ...

元々好きだったものもたくさんありますが、どの好きも追いたいという気持ちがめちゃくちゃ強くなりました。

とにかく様々な面白いコンテンツにたくさん触れて、どんどん吸収したいという欲求があふれている状態です。

そしてさらに喜びを感じるのは、面白いコンテンツが発生している状況に立ち会うことや仕掛けること。

やっぱり消費するだけでなく、生み出すことをしていきたい!

これが今の素直な自分です。そしてこの先も、ワクワクの対象はどんどん広がって、おそらく変わっていく。

自分の興味が広がったり変化して、esportsに全ツッパ人間でなくなったということを素直に認めることが、より自分を自由にしてくれるようになったと思っています。

それでもesportsディレクターやってる理由

esportsに対する夢を失った。

仕事をしても社会を変えられている実感を得られなかった。

それでも変わらず、esportsディレクターやってるのはなぜなのか。何をモチベーションとしているのか。

これには3つの理由があります。

・自分の成長を実感できている
・ウェルプレイドの仲間が最高
・使命感がなくても、やっぱりesportsは面白い

ひとつ目、自分の成長を実感できているということは本当に大きいです。

成長という大きな言葉で煙に巻きたくないので具体的に言うと、「面白いモノを作れる自分」に近づけているか?というのが、僕が一番大切にしたい成長の尺度です。

この尺度において、ちゃんと進んでいると実感できるのが、めちゃくちゃ嬉しい。

そしてこの先も、esportsディレクターという仕事をやることでこれがどんどん進むとも思っています。

ふたつ目、ウェルプレイドの仲間が最高というのは、会社として見ている方向の話と、そこにいる人の性質の2つの話に分かれますが、このどちらもめちゃくちゃ自分に合っていて最高です。シンプルに自分に合ってることがベスト。

ウェルプレイドは2021年2月1日にRIZeSTと合併して、esports業界最強のリーディングカンパニーになります。新たに大きなチャレンジをしていけると思うと、更にワクワクします。

みっつ目、やっぱりesportsって、めっっっっちゃ面白いんですよ。

対戦ゲームは観るのも、やるのも興奮します。

今日現在でも結局、僕が一番面白いと思ってたくさんやってるゲームはLeague of Legendsですし、ゲームは僕の人生から切り離すことはできません。

その上で、これまでは価値と認識されていなかったような、「対戦ゲームをやること、見ること」を使って様々な価値を生み出し、それを売っていける(=仕事にできる)ようになりました。

これ普通に考えて、面白すぎるんですよね。

使命感とかもうない、けど面白い!だからやる。

esportsディレクターへのモチベーションが、高尚な欲求からピュアな欲求に変化したと思います。

おわりに

年の瀬に駆け込みで書きましたが、今の自分を素直に表現しつつ、考えを整理することもできました。

なお、先ほど紅白歌合戦を見ていたら、氷川きよしさんが「限界突破×サバイバー」を歌いながら、白→赤→ゴールドに衣装チェンジしつつ、最後は飛びましたw

めちゃくちゃカッコよくて、めちゃくちゃ笑いました。つまりめちゃくちゃ感動しました。

究極僕は、「氷川さん、今年は飛びましょうよ!」って言えるような大人になりたいんだなあと思います。これが結論だ。

おあとがよろしいようで。

それでは、2021年も楽しく過ごしましょう!おつプレイド!


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