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自分の人生を見つめ直す旅。0歳児連れて15カ国、世界を旅しました🌏

会社を辞めて0歳児連れて、15カ国世界を旅しました。
今でも旅は続けているので現在は20カ国弱、0歳児連れて各国を訪問していることになります。

この写真はチェコ・プラハにて🇨🇿

前職はスタートアップ企業で勤務していましたが、5月末で退職しました。それまでは会社一筋で生活してきたところから一度離れる決断をして、なんとなく次なる目標を見つけるヒントを得たいと思い、いろんな国を回ることに決めました。

「0歳児連れて大丈夫?」と心配もされましたが、私自身が海外で生まれて幼少期海外を転々としていた背景もあり「まあ、なんとかなるか‥」と思い、息子とワンオペ育児しながら2人で世界をプラプラ周遊していました。

ありがたいことに海外の人たちは想定以上にベビーフレンドリーで困っていたらすぐに助けてくれることもあり、それほど息子と2人連れ旅行で「困った!」ということはなかったと思います。

結論、0歳児息子と2人の放浪旅は行ってよかったと思っていて、次なる目標の兆しも見つけて、今自分なりにアクションも始めているところです。

そしてそのきっかけになった場所はいくつかあるのですが、まず最初のきっかけは1カ国目に訪れたバンコクでした。

正直バンコクと聞くと、
・物価安い
・親日国(日本リスペクト強め)

でコスパよく観光を楽しめる国のイメージを持っていました。

ところが、バンコクに到着して人気レストランで食事をすれば、円安×バンコクの物価高も相まって「え。東京より全然高いやん‥」みたいなこともザラで、もう初日で想定していたコスパ◎旅行をすることは諦めました。

ちなみにこちらはバンコクのパッタイで有名なティップサマイというお店でパッタイを食べたのですが2400円しました。(汗)

ティップサマイのパッタイ

もう一つ衝撃だったのが、観光地にいるバンコクの若者は基本的にみんな英語で話しかけてきます。最近の若者が当たり前のようにTikTokを使いこなすのと同じように、何の躊躇いもなくペラペラと英語を話し出すのです。これには非常に驚きました。

母語がタイ語であるにもかかわらず、英語を学んで使おうというバイタリティを感じましたし、移民も多いからか英語を使う場面が多いということも関係しているのだと思います。

この英語を話すということにおいて私の感覚値では、日本の若者の方が消極的な印象で、英語に対するマインドセットは完全に「日本人の方が劣っている」と感じた一つで、「日本人は優秀である」と思い込んでいた私にとっては非常にショッキングな出来事でした。

またタイは親日国であるというイメージでしたが、特段「日本人がリスペクトされている」と感じたことは一度もなく、5年前にアジアを訪問した時よりも圧倒的に日本へのリスペクトや存在感が薄れいていることも衝撃でした。

「日本人は優秀でしょ!」と思い込んでいた私が、「あれ?もしかして、そうでもない?」と危機感を抱き始めたのがバンコクです。

ここからも気づきの連続であるアジア旅は続きます。
次に訪問したのがマレーシア。
マレーシアは非常に生活しやすい国ということで、その生活自体を体験したいと思い、ホテルではなく、コンドミニアムを予約し、実際に生活するのと同じような感じで滞在してみることにしました。

そこでは日本よりも少し物価が安いのですが、ほぼ日本と変わらないサービスクオリティを受けられることに感動しました。

特に驚いたのはベビーシッターアプリ「Kiddocare」です。
ベビーシッターアプリは日本でもたまに利用していて、日本だと1時間3,000円ほどするのですが、マレーシアだと大体1時間1000円くらいで利用できます。正直日本の3分の1くらいの価格で利用できるのでクオリティには全く期待していなかったのですが想像も超えるCS対応で、結局ほぼ毎日利用しました。(笑)

最高すぎたマレーシアのシッターさん。

具体的には、予約していた当日の早朝に本来担当するはずだったシッターさんから「体調不良で行けない」と連絡がありました。

本当はシッティングして欲しかったけど、キャンセルでも仕方ないかと思っていたところ、ものの5分くらいでスタッフからチャットで「申し訳ございません、代わりの人を早急に見つけます」と連絡が入り、10分以内には別のシッターさんが手配されていました。

未だにあれがどういうオペレーションで実現ができたのかよくわかってないのですが(笑)、代理シッターさんの手配後もチャットで私の注文内容が引き継がれ、何のストレスもなくスムーズに対応いただけたことを今でも感動しています。

ここでも「日本人は優秀で、日本のサービスは質が高い」とまだ信じていた私は「あれ?価格が安くてこれだけ質が高ければ、日本のサービスって勝ち目ある?」と思ったのも事実です。

次にもっとアジアの実態を知りたくて、ずっとアジアHRに携わっているリクルート時代の上司に会って話を聞きました。

シンガポールの平均年収は700万円。日本の1.75倍。
しかも彼らは日本人みたいに長時間働いたりしない。
もちろん人材として優秀というのもあるが、英語と中国語で仕事ができるということが、ものすごくアドバンテージであるという話を聞きました。

シンガポールのweworkを見つけた。

裏を返せば、使える言語が限定されること、顧客や仕事のマーケットが限定されることは、思っている以上にキャリアの足枷になっているのかもしれないとここでも危機感を感じました。
(私はこれまでの社会人人生、日本の日本人のための日本人しかいない超ドメスティックな環境でしか働いてきてないのです。汗)

自分の日常の外に出てみることで、「もうあれ以上の目標はない」と思っていたものも、「次はこういうことが必要かも」ということが少しずつ見えてくるようになりました。

・日本人が圧倒的に優秀だと思っていたが、海外に出るとそうでもないかも?と思った危機感
・海外の日本に対するリスペクトや存在感が薄れつつある悲しさ
・「英語ができない」「働くマーケットが限定される」ことが今後キャリア格差になりうるというリアルを知ったこと

こういうことがきっかけで、次は海外を舞台に活躍できるフィールドを探したいと思うようになりました。

まだ具体的に何をどう決断するのかは模索していますが、少なからず次に向かう方向性や兆しが見えた気がしています。

「0歳児連れて海外行くの大丈夫?どうなの?」そんな意見もありましたが、自分にとっては「行くなら、今しかない!」とそう思って実行したことが、本当に良かったと思います。

人生賭けて頑張ったことを一度手放して、また新たな夢に向かって頑張るために、一歩一歩前に進みます。

ちなみに0歳児子連れ海外旅行については、Instagramに更新しています。
ご興味あればぜひ、フォローください。

また今後は各国の放浪記を詳しく書いていきます。
長文お付き合いいただきありがとうございました!




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