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フロッピーディスク使ってるな…

連日報道されている誤給付からの返還拒否問題ですが、その一方で、フロッピーディスクにも注目が集まっています。
役場からの振込みに使われていたのが、今ではほとんど見かけることのないフロッピーディスクということで、一般的な感覚とはかけ離れている行政の一面が話題になっている形です。

確かにフロッピーディスクと聞くと、30代の私でも「懐かしい」と思ってしまいますが、何を隠そう私の勤める市役所でも使っています。問題のあった役場と同じように会計事務で。

私は直接の担当ではないので、なんで使っているのかはよく分からないのですが、不思議には思っていました。今回、こういう問題が起こって、世間の声を聞いてみると、私の感覚は間違ってなかったと感じています(笑)

過去の産物であるフロッピーディスクがなぜ今も現役なのかはいくつも理由があるかと思いますが、私としては、間違いが絶対にないようにという安全策に振り切ってしまう行政の組織風土があると思います。

役所で扱うお金は公金で、市民のみなさまから預かった大切なお金だから何があっても間違えてはいけないという思いが強すぎて、一度うまくいったものをやり続け、変化を嫌った結果がここまで来てしまったのかなと。仮に、システム変更などをしてミスがあった時には、何を言われるかわからない。だったら、変えるのはやめておこう。こうなると、現状維持の方法を取るのが最善というところだと思います。

フロッピーディスクだけじゃなく、市役所にはこういう前例踏襲絶対みたいな部分も少なからず残っていて、よく「市役所の常識は世間の非常識」と揶揄されることもあり、市役所職員の私としては、自分の組織を客観的に見なくてはいけないと感じています。

時代に合わせて変化をしていくことが市役所の永遠のテーマだと思いますし、前例のない人口減少時代ではより強く求められると思います。

個人としても変化に対応できる、いや、変化を楽しめる人間でいたいと思う今日この頃です。

フロッピーディスクよ…私に考える機会を与えてくれてありがとう。(笑)

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