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地元の市役所に勤務して早10数年。そんな私が誰かのためになる(…かもしれない)発信をし…

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地元の市役所に勤務して早10数年。そんな私が誰かのためになる(…かもしれない)発信をしていきたいと思いました。…が、日々感じたことや思ったことを発信するブログとなりつつあります。すべて所属する組織とは関係がない、私個人の意見です。

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軽い自己紹介とnoteで発信を始めた理由

はじめまして。 sukeponと申します。 現在33歳で、地元の高校を卒業し、1年の浪人を経て、地元からちょっと離れた大学に通った後、地元の市役所で勤め始めて早10年が経過しました。 働いていてこれまで尖った経験もなく、とりあえず社会人になって10年働いたなーと感じているところです。 そんな私がnoteで発信を始めた理由ですが、ひょんなことから自分が通っていた大学で公務員志望の学生に向け、話をする機会が「あるかもしれない」との話を受けました。 「あるかもしれない」レベルの話

    • 【市役所】官民「共創」できますか?

      職場でひょんなことから官民「共創」セミナーなるものを受講しました。 セミナーの内容としては、官民連携として自治体と民間企業が連携協定を結ぶのは頻繁に見かけるようになりましたが、そこから一歩踏み込んで官民「共創」で成果を作り出していこうというような趣旨のものでした。 この話を聞いて、これから人手不足が深刻化(すでにか…)していく中で、行政もさらに使えるリソースが少なくなる一方、増大するニーズに応えていくためには官民「共創」は不可欠だと考えさせられましたが、正直言うは易しだな

      • 【市役所】環境を変えたら見えてくるもの

        (見出しの写真は最近食べたトンカツです。記事には全く関係ありません。笑) 久しぶりの投稿です。 地元の市役所に入って10数年。 昨年度は市役所からちょっと離れた出先機関で働きました。 今年度からは市役所からだいぶ離れた別の組織で研修派遣という形で働いています。 ということで、ここ数年は働く環境がコロコロと変わりました。 そうすると、異なる職場間の比較ができて、いろんなことを気づいたり考えるようになりました。 意識低い系のイチ公務員ですが、あっちの組織のやり方を参考にす

        • 【市役所】年度初めはハードル下げよう。

          新年度が始まって1週間。 今年は初日が月曜日だったので、長い1週間だと感じた方も多かったのではないでしょうか? かく言う私も幸か不幸か2年連続での部署異動となり、新天地で働き始め、環境の変化に戸惑いながらのスタートとなりました。 ということで、大なり小なり変化がある市役所の年度初めですが、いろんな見込み違いが発生します。 例えば、「今度来たあの人なら初日からガンガンやってくれる」と期待されたひとが全然活躍しないとか、「この仕事頼めるかな…」と不安に思われるひとが思った

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        軽い自己紹介とnoteで発信を始めた理由

          【市役所】自分を生かすも殺すも自分次第

          2023年(役所的に言うと令和5年)も終わるということで久々の投稿です。 今年は何と言っても4月の人事異動で新天地に行ったことが大きな出来事でした。 新天地ではこれまで積み上げてきたことがほとんど役に立たずに、自分の無力さに気づかされ、やめるか休むか思い悩むところまでいきました。 それでも、仕事には行き続けたので、最低限のところで踏みとどまることができた…と言っても、どう考えても給料分は働けてなくて申し訳ない気持ちで年末を迎えています。 市役所職員には人事異動がついて

          【市役所】自分を生かすも殺すも自分次第

          【市役所】休むのがいいのか、やめるのがいいのか。

          4月に新しい部署に異動となり、3ヶ月が経過しようとしています。 異動した当初に周りからは「3ヶ月もすれば慣れるよ」と言われ続けましたが、分からないことだらけの毎日で、メンタル的にもキツい日々を過ごしています。 今までやってきた仕事がほとんど役に立たずに無力感しかないので、自己肯定感下がりまくり。 仕事内容も自分には合ってないような仕事ばかりで、比較的得意or好きなポイントも見出すことができずにお先真っ暗状態。 挙げ句の果てには、体の調子が崩れていて、肉体的にも負荷がか

          【市役所】休むのがいいのか、やめるのがいいのか。

          【市役所】投票先に頭悩ます。

          4月異動で新しい職場に慣れたとは言いがたく、なんとか乗り切っているという表現がしっくりくる毎日を送っています。 わざわざ忙しい年度当初にガチャガチャ異動させるメリットないし、実務を考えて時期ずらせよと思うわけですが、そう簡単にはいかないみたいですね。事情はよくわかりませんが…。 さてさて、明日は統一地方選後半の投票日です。 我が市も市議選があるわけですが、私は今回も選挙事務から外れた(というか、選挙事務に関わらない部署に異動した)ので、期日前ではなく、10数年ぶりに当日

          【市役所】投票先に頭悩ます。

          【市役所】異動の理由は男性育休?

          市役所職員恒例の人事異動の時期となりました。 私は今の部署は通算5年目ですが、半年の育休もあったので、リハビリも兼ねて残留濃厚かなと思ってましたが、まさかの異動。 しかも、前々から激務で有名な部署に…。 たまたま会った人事担当の方に聞いてみると、「半年間休んだんだからいいよね。」との一言。 『まさか異動の理由は男性で育休取得したから?』とも取れる回答で、育休を取ったことで不利益な扱いをしてはいけないというのは、努力規定だったのだなと思いました。これから育休取る方は覚悟

          【市役所】異動の理由は男性育休?

          【市役所】「本人のためにならない」という弊害

          市役所の仕事は多岐にわたっているので、業務内容によっては、このひとにやらせるよりは他のひとがやったほうがいいという現象に度々遭遇します。 同じ市役所で働いているとはいえ、やはり人間ですから得意不得意があるので、不得意なものをわざわざやらせるくらいならそのひとから仕事を取り上げて別のひとがやればいいじゃんと私は考えるのですが、そうしたときによく聞く言葉が「本人のためにならない」というもの。 この言葉が使われているのは、市役所の人材育成の観点から職員個人の出来ることを増やして

          【市役所】「本人のためにならない」という弊害

          【男性育休】聞きたいことがあるなら直接どうぞ

          半年間の育休から復帰し、市役所で働いている私に一本の内線電話が入りました。 お相手は人事担当の係長さん。 「今度の議会の一般質問で男性育休のことが取り上げられることになって取得経験者の感想もということで話聞きたいんだけど…」とのこと。 その問いかけに対し、私は即答で… 「都合のいいように書いてもらっていいですよ!」とお返事しました。 こうやって人知れずnoteに男性育休のことも自主的に書いているにも関わらず、いざ聞かれるとなると話さないのかよと思われるかもしれません

          【男性育休】聞きたいことがあるなら直接どうぞ

          【市役所】会議やりたいマンとの戦い

          私は会議を極力やりたくない派です。 会議のすべてを否定するわけではないですが、これまで「この会議やる意味あった!」と感じる会議にはなかなか出会えず、人数と時間などのコストをかけた割に効果が薄いことが多いので、それなら別の方法で成果を出すことに注力するようにしています。 しかし、私の働く市役所には、何をやるにしてもまず打ち合わせ、何かあったらすぐ会議、何もなくても何しようの会議をする「会議やりたいマン」が存在します。 私とはだいぶ考え方が違うので、そういう方とはあまり付き

          【市役所】会議やりたいマンとの戦い

          【市役所】プロジェクトチームという名の闇

          SDGsやDX、ちょっと前だと地方創生など新語が出てくる度に行政も乗っかったりするわけですが、私の勤める市役所では新たに出てきた課題に対しては「プロジェクトチーム」を編成するのが定番になっています。 役所従来の縦割りを打破し、部署を横断しながら臨機応変に課題解決することを目的にプロジェクトチームを組織すること自体はいいと思います。 ただ、立派な看板は掲げたものの実際に効果が上がっているかどうかは疑問符がつくことが少なくありません。 個人的にプロジェクトチームを作るときに

          【市役所】プロジェクトチームという名の闇

          【男性育休】育休取ること自体が学び直し

          産休・育休中の学び直し(リスキリング)についての国会での質疑が物議を醸しているそうです。 このトレンド?にちょっと乗っかって実際育休を取得した経験を踏まえながら個人的な意見を書いていきます。 私は昨年4月から半年間育休を取得して、夫婦2人で初めての育児に奮闘していました。もちろん育休から復帰した今も日々奮闘中です。 正直、育休取得前は「夫婦2人の育児体制だから何か資格とかでも取ろうかな…」などとまさに学び直しをしようと考えていました。 しかし、実際は我が子のお世話はも

          【男性育休】育休取ること自体が学び直し

          【市役所】真面目に仕事するのがアホらしい。

          最近、ちょっとモヤモヤしていることを書いていきます。 同じ係の40代も中頃のAさん。 昨年から異動してきて2年目の立派な正規職員です。 Aさんは物腰は柔らかいけど、自席にいるときはほとんど仕事をしている風には見えず、書類の山をどんどん積み上げるのが得意技です。 昨年は初めての仕事でしょうがないかというかんじで様子を見ていた結果、Aさんが築き上げた書類の山を係員総出で期限ギリギリに処理をして市として大ごとにならずに済みました。 ちなみに、係員総出でやってるにも関わらず、

          【市役所】真面目に仕事するのがアホらしい。

          【男性育休】半年仕事休んだのに普通に昇給した話。

          私の勤める市役所では毎年1月に昇給するのが慣例となっています。 近年、人事評価制度が導入され、昇給の幅にも違いを出したりしていると聞いているので、さすがに半年育休で休んでいた私は昇給するとしても今まで通りにいかないだろうなとは思っていました。 だいたいの市役所では給料表が条例で決まっており、他の市役所のことはよく知らないのですが、我が市役所の場合だと通常4号棒づつ昇給します。(4号俸だとだいたい5千円くらい) そうした中で、恒例の給料の通知書が手元に届いたのを確認すると

          【男性育休】半年仕事休んだのに普通に昇給した話。

          半年の育休を取得した1年を振り返ってみる

          『今年もめっちゃ働いたなー!』 「いや、半年休んでたじゃん!」 『あ、そうだったそうだった!しかも、復帰した後も週休3日だったわ!』 …という流れを年末の飲み会で幾度となくやってしまったのが私です笑 そんなこんなで、2022年が終わりを迎えようとしています。 今年を振り返ってみると、やはり我が子が誕生したことが大きな出来事でしたね。 我が子の誕生をきっかけに男性ではまだまだ珍しい半年間の育休を取得してみて、今まで当たり前のようにやってきた仕事と距離を置いたことでいろん

          半年の育休を取得した1年を振り返ってみる