【動画解説】Cookieとは(キャッシュとの違いなど)

Cookieとは、訪問したWebサイトから送られ、Webブラウザに一時的に保存されるユーザー情報のことです。具体的には以下のようなシーンで活用されています。

【活用例】
・再訪問すると、ログインIDとパスワードが保存されている
・ECサイトのショッピングカートに過去に入れた品物が残っている
・MAツールやGoogle Analyticsなどの解析ツール
・サイト訪問者へのリマーケティング

つまり、Cookieは、ユーザーの利便性向上やWebマーケティングに活用されている技術になります。

次にクッキーの構成についてみていきます。そもそもクッキーの正体は何かというと、小さなテキストファイルになります。ここに次のような情報が記憶されています。

・Valueとは個人を特定するためのIDで、どのブラウザかを認識させたり、訪問回数を記録したりするものです。
・Expiresは、Cookieの有効期限です。
・Domainは、Cookieが有効となるドメインで、特定のドメイン下でCookieを発行したいときに使用します。
・Secureは、アクセス先が安全なサイト(HTTPS)のみCookieを有効にします。
このような情報がテキストファイルであるCookieに記録されています。

また、Cookieとよく混同されるものにキャッシュというものがあります。
クッキーは、サイトに訪問したユーザー情報が保存されています。
一方、キャッシュは訪問したサイトのページ情報を保存する技術のことを言います。
そのため活用例としては、クッキーは一度ログインしたIDやパスワードが記憶されており、いちいち再入力をしなくてもサービスにログインできるといったことがあると思います。このときはクッキーという技術が使われています。
一方キャッシュは一度訪問したサイトの情報が記憶されているので、活用例としては、一度訪問したことのあるサイトの表示速度が速くなりサクサクと閲覧できるということがあります。ちなみにキャッシュとは貯蔵するといった意味がありますので貯蔵庫を表したイラストを使っています。

この二つはよく混同されるので違いについて覚えておきましょう。

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