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五十路で人生彷徨ってる人間

夢を持つことに期限はあるのだろうか?

93歳のハナさんとテレビ番組を観ていたらタレントさんが「夢に向かっていこう!」と片手を振り上げて言っていた。
ハナさんは、テレビのこちら側からすっこーんと速攻で返した。
「夢なんてもうないわ」と笑って返したのを思い出した。
その時に年齢を重ねたら夢は持ったらいけないのか?と悲しい気持ちにもなったが、いや、持ってもいいんじゃね?とも思った。

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五十路を過ぎた今。
まさか、自分がそんな年齢になっていることすらよくわかっていない私。
私は、未だに夢が何なのかよくわからなくて未だに彷徨っている。
甥っ子1(1~4までいるので1)からは、「いつまで彷徨ってんだ」と毎度、喝を10発くらい入れられる。でも、懲りずにいつもいつも探している。
向かう先さえわかれば、持っている燃料を全部注いで一気にそこに向かっていけると思っているのに。
どこに向かえばいいのかがブレブレにぶれている。
結構情けない事態。どこまでも穴掘って隠れたいくらい。
若い人たちが夢が見つからないといっているけど、まだまだ時間があるからそんなに焦らなくても!って思う。
焦ったほうがいいのは、私よ。

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看護師は、小さいころからなりたかった職業。
私の1つ目の夢は、ありがたいことに既に叶っている。
凄く幸せなことだと感謝している。
大好きな仕事であることに今も変わりがない。

新卒のころからずっとがんの方に関わることが多かった。
がんのかたのケアに強い関心があった。
当時の院長に緩和ケアチームを作ってとお願いにいったこともあった。
すぐに発足してくれ、私をメンバーに入れて、好きにさせてくれた。
病院がお金を出してあげるから更に資格を取りに行くように言われたけど退職した。
病院からお金を出してもらうと経済的には助かる反面、お礼奉公的な意味合いも待っている。
私みたいな熱しやすく冷めやすい人間は、この先の約束なんてできなかった。自腹でその資格の勉強に他の地域へ行った。
ストレスフルな長い研修期間が終了し、多くの知識と経験を空っぽの空き容量の中にダウンロードした。就職先も決まっていなかった私は、実習病院の看護部長室へ実習最後の日にふらりと寄って私を働かせてくれないかと言った。
2つ返事でウエルカムだった。
つくづく、看護師とは、就職には困らない有難い職業だとここでも感謝した。就職後も充実した日々が続いた。
仕事も楽しかった。ここでもやりたいようにさせてもらい、私の中では、やりまくった。
看護についてこれから看護を担っていく人たちにも伝える機会も沢山頂いた。私は、人に伝えたかったので資料作りは少々大変だったが、勉強会や講演したりするのも苦痛ではなかった。とにかく満ち足りていた。

でも私は、変態だ。だから満足すると今度は、次に行ってみたくなる。
次は、病院じゃないところで働きたいと思った。
看護師じゃなくてもいいとも思ってた。
専門的な勉強したのもそれが患者さんや後輩たちに活かせたり、還元することが目的だった。だから、もう資格はいらない!と10年でポイポイした。
なんでそんな勿体ないことを?と何人もの人に言われた。でも、それに縛られて目的と関係ないことにエネルギーを使うほうが厄介だった。
そして、これを手放したくなる幾つかのこともあった。これについては、またいつの日か触れることがあるかもしれない。
人は、あまり持っていないほうが気が楽だと思った。
手放すことでの弊害は、社会的な発信力がやや弱くなる可能性くらい。
そんなに大きなことでもないのに。

その後、また遠い地域に移り、訪問看護の世界で働いている。
どれだけの引越しを重ねただろうか。引越し貧乏は、私の代名詞。
ある看護部長に「あなたは、自由な旅人」と言われた。
そう、私は、引越し貧乏の自由な旅人。

在宅での看護もとても遣り甲斐があって仕事に行くのも嫌ではない。
しかも人間関係も最高な職場。
専門的な勉強することや訪問の仕事をすることを夢と言っていいのかもわからないけどそれを夢とするなら、叶った。
これは、夢とは言わず、単に目標というのかな。
どちらにせよ、看護師の仕事に関しては、思い通りになり、順調だった。

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有難い状況なのに10年以上前から看護師と平行して、或いは、看護師を辞めて何かを!と常々、思っている自分がいた。
看護師であることは、私の中では、もはや日常の一部と化しているので、当たり前に「洋服」を着ているようなもの。
余談だけど、前世でも従軍看護師だったようなので看護師は、特別なことではなく大きな努力もそれほど必要なかった。地で行けた。前世から2回目だけに(笑)


困ったのは、「洋服」を着て何をするか?が見えてこない。
やりたいことがありすぎて絞れない。結果、何もできていない。
年齢を重ねていくたびに焦るばかり。
このまま死んだら間違いなく後悔する!!と絶対的な自信を持っている。

死んでも後悔しないような人生をこの先送れたら嬉しい。
後悔しない!ということが目標ではないけど。

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昔からスピリチュアルなことに興味があった。
でもこれに携わるにはなぜか勇気が出ない。なんか、これも違うのかもしれない。

スピリチュアルなこと以外にもいろいろ関心がある。
迷いすぎて、最近は、占いを沢山してみた(笑)
昔から占いが大好きだったけど遠ざかっていたので久しぶりだった。
簡単な占いサイトから本格的なものまでいろいろ。

占いによっては色々なことが書いてあった。
同じ人間を観てもらってこれだけいろんな占い結果があることにちょっと笑えた。要するになんでもアリってことかと。
(因みに私は、占いと本当のスピリチュアルは全く次元の違うものだと理解している。)

どんなことが書いてあったのか?
あくまでも占いなので多少参考にすることはあっても鵜呑みにすることはない。

占い師A:カウンセリングや教育関係のお仕事をおすすめ。最初から最後まで丁寧にできる環境で。

占い師B:なりたい自分、人生の目的地を決めて未来に向けて行動すればその先には幸せと成功が待っている。①なりたい自分探しの為、映画や本を読んで材料集めをしてください②自身の在り方を決めたら目標を詳細に③憧れの人物の脳が頭にインストールされるイメージを④否定的思考を取り除くためには「いずれうまくいく」と声に出して言う。

占い師C:お金を増やすには、今の仕事をしながら株の投資をしなさい.
お金が入ると出会う人も変わってくるので出逢うコミュニティやお店も変化していく。その結果、広い視野も手に入り展開していく。

占い師D:自分への投資をしなさい。とても力強い金運がある。自己投資をしていく中で確かな成果を得られる。株式の投資もいい。最終的には、本業を除いても数千万円の年収があるでしょう。

占い師E:やりがい=経済とはなかなかつながらない。仕事と趣味を分ける必要がある。あなたは、看護師やスピリチュアルの才能があるので現実的に経済的に豊かになる仕事以外に癒し分野でアルバイトをすることをお勧めします。看護をしながら、隠れ家的にヒーリングや相談に乗ったりするといいでしょう。

どんだけ占いしてるねん・・・。
迷いすぎやろ。もう占いは、終了。

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それぞれヒントは、あったと思う。
たしかにやりたいことがありすぎて、手相では、器用貧乏だと言われた。
何をやってもうまくいきますと言われたが、なにもやっていないので何も変わらない(笑)
趣味と仕事が一緒なのが理想だけど、そううまくいかないのかな。
仕事と趣味を分けたほうがいいというアドバイスは、整理していく上では必要なのかもしれない。

2か所で、株を勧められたことに関しては、以前に少ししてみたことはあるけどあまり関心はないかな。

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このまま死んでも後悔しないことは、なんだろう。

例えば他にも一般の人に取材をしてみたいというものもある。
保護猫活動をしたいとか、ホームレスの人のサポート活動、クリエイティブな活動など。
これらは、たぶん、夢というよりも、やろうと決めたらやれることなのかもしれない。勝手にやればって話なのだろう。

最初の問いに戻ろう。
夢を持つことに期限を作るかどうかは本人次第。
夢追い人で人生を終わるのはやはりもったいない。

既に夢が叶っている人もいるだろう。
特別な夢はなくても毎日を感謝しながら丁寧に過ごされている人もいると思う。どっちもいいなと思う。

でも、夢があって、死ぬときに後悔しそうなら今のうちにいい加減に動け、私。








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