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イメージセラピーのシェア/がんと闘わないver.

<はじめに>

これからの時代は、『治る病』と言われている“がん”。
今回は、“がん”のかたにイメージを用いて関わらせて頂いた時のことについてまとめてみた。どなたかのお役に立てるかもしれないと思い、少し前から大切にあたためていた記事でもある。



今は、生涯で日本人の2人に1人は、“がん”になると言われている。だから私だけではなく多くの人にとって身近な疾患だとも言えると思う。とはいえ、世間では、まだまだ重い感じはあるような気がする。

病院の中では、3大治療法【外科療法(手術)・放射線療法・化学療法(抗がん剤)】が主軸となっている。そんな環境で働いていながら病気を癒してくれるのは、それだけじゃないと感じていた。
若い頃から関心のあったアロマやハーブなどの力も絶大だと思っている。
アロマやハーブ以外にも・・・自分の心の在り方や思い癖のようなものに注目してみるのも意外に大きな収穫がある。
<病は気から>というのは、東洋医学の思想とも合致していると思う。

私は、<神様がいたら・・・>ってよく考える。
そう、神様がいたら、病気が治るのはお金を持っている人しか治らない設定にはしないはず!とずっとずっと思っていた。
そんな不平等なことを神様ともあろうおかたがするはずがないと思っていた。
神様は、空の上にめちゃくちゃ巨大な金庫があってガッツガッツお金を貯めていました!なーんてことは、きっとない。

きっと病気を癒やすのは、凄くお金がかかるものというより、実にシンプルな方法なんじゃないかと。
代替療法などもまたお話する機会を頂くとして…
今回は、ジュンさんという女性を通して心のイメージを用いたケアの実践についてお話をしてみたい。

<ジュンさんとの出会い>

訪問看護の中でジュンさんと出逢った。
ジュンさんは、アラフィフの女性で笑顔が南国の少女のように可愛らしく、くるくるっと笑う感じ。
出会った頃は、ようやく短い髪が生えかけていて、あ・・・病気だったのねとわかる。ウィッグでもしていたら彼女が病気だとは気が付かないと思う。
まん丸の目が奥の奥まで優しい。この人は傷つけたくないと思わせるそんな何かがある。

あちこちに転移もあり、余命半年を宣告されていることとは裏腹に彼女からはそんな気配は、全く感じられなかった。「そうなのよね〜、そう言われたんだけど実感がなくて〜。ホントなのかなぁ、なんてね」とまた、くるくるっと笑う。この笑顔を見るとこっちまで実感がなくなってしまう。

初めの頃は、ジュンさんも私たち訪問看護師が何をする人なのかもよくわからなかったと思う。病気になる少し前まで元気に働いていた人なので病院にも無縁の方だった。

入浴介助やアロママッサージをしているうちに少しずつジュンさんも話をしてくれるようになった。

<ジュンさんの中のイメージを知る>

そんなある時、がん告知をされた時の様子を伺ってみた。

ジュン「半年の余命って言われたんだけどね、不思議と怖いとか思わなかったのよね〜。」
私<なんで怖いと思わなかったんですか?>直ぐにつっこんで聞きたくなる私。
ジュン「告知された時になんか光るものが見えて、それが優しい感じがしたから全然、怖くなくて」
私<なんか光るものってどんなもの?>
ジュン「白と水色の光がきらきらしていた」
私<どんな形ですか?>
ジュン「なんか星みたいな手があるような」
私<一つだけですか?>
ジュン「一つじゃなくて何個かあった」
私<ジュンさん、そのイメージをこの紙に描いてもらってもいいですか?>

・・・といい、イメージを描かせる私。
ガン告知をされたら多くの人は、落ち込んでしまう。
当然、ジュンさんも落ち込んだとは思う。
そんな中でも彼女は、光を見ていた。
彼女の中の光をほったらかしにはできない!!と思ったから。
彼女の中の何かがまだ生きたい!と思っているのだと感じた。
今回の病気は、「きっかけだよ」と教えてくれているように感じたから。

〜 少しでも沢山の方に読んで頂きたいのですが、ジュンさんとご家族の為の配慮もあり、有料とさせて頂きます。この記事が、必要なかたに届きますように☆ 〜

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