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InstacartとKlaviyoの2社が上場申請

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2023年9月4日配信 Vol.129より

Briefing

グローサリーの即時配達サービス・Instacartと、マーケティングオートメーションツール・Klaviyoがそれぞれ上場申請に向けて準備をしていることがわかった。2社の上場が実現すれば、2021年以来の大型上場となる。

4月に報じられた情報によると、Instacartの直近の評価額は120億ドルで2021年3月に発表された390億ドルという評価額からは大幅に下がっている。業績の面では、売上高は15億ドル、純利益は2億4200万ドルで、前年同期の売上高11億ドル、損失7400万ドルから改善した。

一方、Klaviyoは2021年5月の増資後に95億ドルと評価され、2022年の売上高は2億800万ドル、純損失は2,500万ドルだった。2022年は赤字となったものの、以前CEREAL TALKのnoteでも紹介したとおり、調達前から黒字化を達成しており、損失は一時的なものと思われる。

市場が冷え込み、IPOの数自体が減少しているなか、久しぶりの大型上場に、リテール業界以外からも注目が集まっている。

MAPLEBEAR INC. - FORM S-1 / Klaviyo, Inc. - FORM S-1

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