【DIYタイル施工】目地の色選びは重要
タイルやレンガを吟味して素敵な空間を作る方が増えています。
意外と目地の色にこだわる人が少ないことを実感しています。目地の色は仕上りの雰囲気を大きく左右する重要な存在ですが、あまり知られていないということかもしれません。
目地の色合いは雰囲気をガラリと変えます。ここでは目地の色合いがとても重要な存在であることをお伝えしていきます。
白い目地材
白い目地材はホームセンターなどで入手できるので、どこでも手に入るといっても過言ではありません。とても一般的な目地材です。
黒いタイルや黒いレンガに合わせると、コントラストが生まれてカタチがよりくっきりと際立ちます。背景となる壁に一層風合いが増すでしょう。
カラフルなモザイクタイルの場合、色合いを引き立てます。
貼り方のアイデアも参考になるタイル施工。レストランならこれくらい目立つテーブルも素敵です。
リヨン49のネイビーを白い目地を入れて。
ネイビーと白の相性は間違いなく満点です。
白い目地はタイルの持つカラーをしっかり引き立ててくれます。
赤レンガと白の組み合わせは、ブリティッシュな雰囲気が漂います。ずっと昔からある白い目地でアンティークな雰囲気です。
タイルだけを見ると黒いタイルは難しい感じがします。
でも、ほら!白い目地を入れるととても都会的で意外とエレガントな仕上がりになりますね。タイルだけではわからない、目地の重要性がわかります。
白タイルと白い目地材は?
白いタイルとの相性はどうでしょう。
白と白の組み合わせは控え目な印象がありますが、統一感があることで小物が引き立つ背景と言えます。
タイルの厚みより少しへこませた目地にすると、凹凸により生まれる立体感ができ、太陽や照明に当たることで雰囲気のある壁になりますね。
少しへこませる手法は、目地を入れた後に目地ゴテや指ですっとなぞると簡単です。乾く前にやってみてください。
圧迫感なく清潔な印象を与える白x白目地の壁は清潔感に溢れています。インテリアの名脇役になります。
黒い目地材
黒目地は白いタイルのカタチをくっきり際立ててくれます。
タイルのカタチをしっかり引き立てるので、印象的な壁になります。
床タイルにも黒い目地を使うと雰囲気がずいぶん変わります。
黒タイルと黒い目地材は?
真っ黒な壁が出来上がります。
独特な雰囲気で高級感があります。
同じタイルで実験
「ソルティ」という同じタイルで目地の色を変えて実験しました。
全く印象が変わることが伝わるでしょうか?タイルのカタチをよりくっきりとさせる黒目地は、壁自体がインテリアとなり印象が強くなります。
白タイルx白目地の場合、壁の印象は強く出ず、インテリアの背景へと馴染んでいきます。
レンガの目地選び
グレーのコアブリックxグレーの目地です。
施工したばかりの湿った目地は色が濃く見えます。
乾燥して水分がなくなると本来の色になります。これがグレーの目地です。
軍手で目地部分をラフに荒し、ほとんどへこませずに施工しています。
施工したての真っ白な目地。目地ゴテを使ってきれいにへこませた目地です。陰影が生まれ、仕上りがちょっといい感じになります。
真っ白な目地と赤レンガは古典的な美しさがあります。
コアブリックのダークレッドは赤黒いレンガです。グレーの目地で仕上がっています。
赤レンガに黒目地
黒レンガに黒目地
アンティークレンガ1703に黒目地
ベージュのレンガとアイボリーの目地
頑丈なレンガの印象が、色合いによって柔らかな雰囲気になります。
レンガ用目地はコレ
色がとても豊富です。目地材の色は粉状の時も、水で溶いた時にもまだわかりません。完全に乾くまで日数をかけてじわじわ出てきます。
水を入れすぎると薄くなりますので、規定の水量で溶いて下さい。
同じアイボリーで仕上げてもレンガの色によってこれだけ違った雰囲気になります。
青や緑などのカラフルな目地がある!
黄色・茶色・青・緑・ベージュ
色付きの目地も存在します。しかも半オーダーメイドでご注文後に製造してくれる目地材です。
ブラウン系のタイルにベージュを合わせると、統一された高級感が出ます。緑や黄色なら子供が喜びそうな楽しいカラフルな壁が出来上がります。目地材がタイルのカタチを引き締めてくれるので、カラフルな目地を使ってみましょう。
タイル施工は目地の色を含めて考えよう
タイルやレンガの施工は、目地の色によって仕上りの雰囲気がずいぶん違うことが伝わったでしょうか。タイル壁にしたい、レンガ壁がほしい。そう思ったときに、目地の色も含めて想像してみてください。
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